荘厳な冬の太宰府天満宮

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週末に、菅原道真公で有名な太宰府天満宮に行ってきました。

春先の大宰府天満宮は、梅林が満開で華やかだと思いますが、冬の天満宮も荘厳でヨカでしたよ。

 

大宰府天満宮と九州国立博物館

天満宮に着いた朝は、寒くて雪がちらついていました。駐車場の関係で、いきなり本堂からのスタートとなりましたが、早朝ということもあり、ご覧のとおり人もいなくて厳粛な雰囲気でした。

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宮中のあちこちには楠の大木があり、どれも見事な老木でしたが、ひときわ大きなこの楠は樹齢1500年だそうです。聖徳太子が政治を執っていた頃に芽吹いたと思うと感慨深いですね。
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本堂を出て太鼓橋を渡る途中に趣のある社があります。志賀社といって、池の中にあったため火災にも遭わず、太宰府天満宮では最古の建造物ということで、唯一国の重要文化財に指定されています。

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更に進んだ先に御神牛。他の参拝者を真似して頭を撫でましたが、後で調べると撫でた所の病が治るそうで、まぁ結果オーライではないでしょうか。

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本堂の近くに馬のような像がありました。麒麟(きりん)像といいます。

麒麟は中国の空想上の動物で、頭は狼、胴体は鹿、足は馬、尻尾は牛と、それぞれの一番美しいとされるパーツでできているのだとか。中国では龍、鯱、鳳凰など空想上の動物は瑞獣と呼ばれ、なんと麒麟はその頂点だそうです。

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そんなお方だとは知らず、お尻の穴がなんともキュートなので、思わず人差し指をつっこんでしまいまいた。他にも何人かの指が穴に吸い寄せられていました。

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横のかわいい鳥は鷽(うそ)像といって、幸運の守り鳥です。1年中の嘘を天神様の誠心と取り替えてもらえるそうです。この配置がなんともいえません。

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途中の道から、九州国立博物館に向かいました。

長いエスカレーターを登ると、近未来的な歩くエスカレーターが続きます。

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そこを抜けると、巨大な湖のような建物が出てきます。これが国立博物館です。

一面のガラスが木々や空を映してとても美しいです!写真では伝わりませんが、ガラス一面がブルーです。

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宮を出て参道を歩きました。お店が開きはじめて、所々で梅ヶ枝餅を焼いています。

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このお餅、左遷された道真公の、日々の食事にも事欠く暮らしぶりを見かねた近くの老婆が、梅の枝に粟餅を巻き付けて差し入れた故事に習い、作られるようになったとか。

お兄さんが焼いてくれたアツアツを頂きました。美味しかったです。

 

途中、和テイストを重用する建築家「隈研吾」氏がデザインしたスタバが目を惹きます。店の奥までこの木組みアートが続いているそうです。

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まとめ

いかがですか?

博多市街から車で20分位で行けるので、足を伸ばしてみてはいかがでしょう?

 

宮中には梅の木がたくさん寄贈されていたので、春先はこの厳粛な雰囲気が一気に華やぐのだろうと思います。毎年1000万人が訪れる大変な混雑が予想される場所ですが、冬のこの時期は人もまばらで、荘厳な雰囲気を味わえて穴場かもしれません。