先日、レーズンを作りました。
実は、並行してドライアップルも作っていました。そしてオートミール(ロールドオーツ)もゲット!行きあたりバッタリのよしまるに似合わない、計画と実行…。
これで何がしたいかというと、、、
オリジナルのミューズリーを作るのさっ!
ミューズリーって鶏のエサと言われるほどイマイチですよね?でも実は、美味しく食べる方法があって、それは手作りだからこそできるのデース!
(ちょこっと知識)ミューズリーの歴史
ミューズリーの歴史はさほど昔ではありません。1900年頃、生の果物と野菜が療養に必須と考えたスイス人医師マクシミリアン・ビルヒャー=ベンナーさんが、自身が経営するサナトリウム患者のために考案したものです。
アルプスの山岳放牧童に伝わる伝統食から発想を得て、当時は水でふやかした生の押し燕麦、レモン汁、コンデンスミルク、おろしたリンゴ、好みで生のヘーゼルナッツやアーモンド粉末をふりかけた、ローフードに近いものだったそうです。
それがサナトリウムの患者に好評で、あっという間にヨーロッパ中に広まって、一般家庭の主食にまで登り詰めました。どうして?美味しくないのに。。
あと、なんでコンデンスミルクかというと、当時は冷蔵技術が低くて生乳を使えなかったからで、今では牛乳をかけて食べますね。
ミューズリーって美味しくない!の誤解
大麦や燕麦などの古代麦(いわゆる雑穀)って、ミネラル豊富で体にいいことで知られているし、食べた方がいいのは何となく納得。でも決して美味しいとはいえません。
よしまるがはじめてミューズリーを食べた時の印象もこんな感じでした。
これは、家畜のエサではないだろうか?
遥々ヨーロッパから輸入されてきたんだから美味しいはず!と期待していたのに、想像以上のマズさ。欧米人はどうしてこんなの食べるんだろう?と不思議でした。
ところが、栄養価はすばらしいのですよ。
・植物性タンパク質が白米の2倍
・食物繊維が白米の18倍、玄米の3倍
・鉄分が白米の5倍、玄米の2倍
あぁ健康と引き換えに味を妥協したのか……んなわけあるかーい!絶対に美味しく食べる方法があるはず。と、色々と調べて試行錯誤したところ、GI値をさほど変えずに美味しく食べる方法に辿り着きました。何でも食べ方次第で劇的ビフォア・アフターです。
美味しく食べるコツ
オートミールを乾煎りする
こんがりはNGです、少し香ばしくなる程度に乾煎りします。こうすることで風味も出て、栄養価も保てます。そして、これによりモサモサ感がかなりなくなるのです!
こんな感じでフライパンで煎るのさっ。刻んだミックスナッツも一緒にね。
牛乳をかける
乾煎りしたオートミールに牛乳をかけると、ふやけてもモサモサせず食べやすいです。
ナッツを入れる
そしてナッツも刻んで、オートミールと一緒に乾煎り必須です。これでグーンと美味しさが増します。サクサクとした食感と、香ばしさがたまりません!
ドライフルーツを入れる
甘味のアクセントとしてドライフルーツを入れます。フリーズドライが理想ですが、家庭で作るのは難しいので、普通乾燥でもさほど固くならないものをセレクトします。今回はレーズンとりんご。来年はイチゴも入れようと思います。
好みでシナモンパウダーをかけると大人の美味しさに!
バナナは生をスライスして入れましょう。ドライだと硬いです。甘味に物足りなさを感じるときは、こうしてバナナやハチミツをトッピングするといいです。
後は好みの配合で!
甘いのが好きならフルーツ多めに、香ばしさが欲しければナッツ多めに、、とか、自家製だと自分好みに作れるし、その日の気分に合わせて変化もつけれるのがいいよね。
今回作ったのはこちら。
ロールドオーツを煎って6割、ナッツ類(アーモンド、クルミ、カシューナッツを刻んでオートミールと合わせて煎ったもの)と、自家製ドライフルーツ(レーズンとアップル)を4割にしました。オートミールとナッツが香ばしい香りを出してキュ~ン!
翌日、牛乳をかけていただきました。
#$%%&!!!これまでミューズリーと思っていた味はなんだったのでしょう?全くの別物、美味しすぎて感動です~!