祝! このたび、よしまるのミニベロ折畳み自転車「CARACLE」から出ていた 謎のキシキシ音 がようやく治まりました。
どうして治るまでに時間がかかったのか?
とはいえこの異音に半年も悩まされ、その間サイクルショップを数軒まわって原因がわからなかったのは、症状が「音」だからでした。音って厄介なんですね。
理由① 走りながらチェックするしかない
異音は基本、乗っている時にしか出ません。だから乗りながらしか症状を観察できません。自転車を止めてじっくり見ることができません。
理由② 人によって症状が異なる
よしまるが乗ると音が出るのに、店員さんが乗るとなぜか出ない。初期は大体こんな感じで、症状を再現できずに困りました。
理由③ 音の発生源が掴みづらい
これはショップの店員さんも口を揃えて言ってましたが、走りながら音の発生源を探るせいなのか、音の発生源が掴みづらいです。よしまるのケースでは、音はハンドル辺りから聞こえるのに、実際の不具合箇所はもっと後ろで、よく聞くと音もそこから出ていました。どうして違う場所から聞こえるのかは依然謎のままです(-_-;)
キシミ音の原因は、接合部分の可能性大!
今回よしまるが悩まされた異音は、キシキシというか、カリカリというか、そんな音でした。音はこれらのタイミングにでました。
・漕ぎ出し(ペダルに力を加えた時)
・クラックや段差を越える
・坂を上がる
ペダルに大きな力を加えた時に、車体のどこかが悲鳴を上げているんだろうな、、と薄々感じましたが、そのどこかはズバリ、金属と金属の接合部 でした。金属同士が擦れてキシキシと音をだしていたのです。ショップの店員さんの経験でも、キシキシ異音の原因は、ほとんどがこのケースだそうです。
救いなのは、それで自転車の事故や故障につながるわけではない 点です。
自転車はたくさんのパーツでできています。パーツ同士はネジなどで繋げますが、その接合部は力学的に弱いですよね。なので自転車は設計上、大きな衝撃や負荷がかかる箇所に接合部をおかない作りになっています。だから、接合部が多少悲鳴をあげたって大事には至らないというわけです。
まぁ、致命的じゃないから半年も放置されてしまったともいえます…(-_-;)
折り畳み自転車は接合部だらけ!
キシキシ音の原因となる接合部は、想像以上にたくさんあります。
ウゲッ、普通の自転車でも金属の接合部ってこんなにありましたよ。
加えて折り畳み自転車は、畳まれる箇所が全て接合部になります。また、元々の接合部も、折り畳む度に緩めたり絞めたりを頻繁にする箇所がいくつもあります。
この中のどこが軋んでいるかって探すのは大変なことで… キシキシ音は、折り畳み自転車の宿命 ともいえます。
対策は?
接合部がキシキシいってる場合は、対策はグリスで軋みをなくす、です。
接合部にグリスをまんべんなく塗り付けてやりましょう~。
よしまるのケースでは、音がハンドル辺りから聞こえてきたので、ショップ訪問2回目で、その辺りで考えられる接合部全てに黄色いグリ~スを塗ってもらいました。
ところが!幻聴だろうか?まだ聞こえる…
グリスを塗った安心感か、心なしか音が改善した気がして一旦ショップから帰ったものの、またすぐに元に戻ったような…。幻聴かな?
でもしばらくすると、音はさらに大きく頻繁になりました。以前のように漕ぎ出しや段差や坂じゃなく、普通に漕いでいるだけで鳴りまくります。なんかホラーです。
再度ショップに持ち込んで、ようやく3度目の正直で場所が特定できました。
シートポストとフレームの接合部 でした。
店員さんが「こうなったら接合部を片っ端からみていくしかない!」と腹を括られたのです。
因みに、サドル周りが原因かを見極めるにはサドルからお尻を浮かして走ってみることです。サドルに自重をかけると音がするのに、かけないと音がしません。
よっしゃ!グリスを塗って一発解決じゃぁー!
折り畳み自転車ならではの躊躇
としたいところですが、折り畳み自転車の場合、ここは考えものです。
折り畳みの際にグリスを塗った箇所が露出してしまうと、手や他のパーツが汚れたり、グリスにゴミが付着して接続部に挟まる可能性があるのです。
折り畳み箇所には、できる限りグリス塗布は避けた方がいいのです。
今回の原因箇所はシートポストとフレームの接合部。折り畳みの度にシートポストの長さを調節しなければならず、グリスがシートポストの広範囲に付きまくり!その状態で自転車に乗れば、よしまるの足はグリスでベトベトになるのが予想できます。
悩みました。。
最終的には、キシキシ音はもう嫌!という気持ちが勝利して、グリスを塗ってもらい帰りました。
帰り道の爽快な気分といったら!
しばらくは折り畳まないで使おう。