【実走レビュー】カステリの冬タイツもよかった!(Meno Wind Tight)

 

昨年買った、カステリの冬ジャージがとても良くて、、

 

今期、冬タイツも買ってしまった!(笑)『Castelli Meno Wind Tight』

だって、冬のウエアを侮っちゃいかんのです!

下手したら生死に関わるから。

 

でも昨年は、下半身まで手が回らず🥹。

 

今使ってるタイツの難点

ちなみに今履いてるのは、パールイズミの5℃対応『Wind Break』

これでほぼ問題なく使えていますが…残念な所が2つあって、そこを期待しての…カステリです。よしまるのように寒がり&汗かきでなければ、十分かもしれません。

 

胴回りの汗が放出されない

まずパッド。クッション性が良い反面、そこに大量の汗が溜まり、帰宅するまで冷えピタシート状態が続きます。走行中はいいけど、止まると途端に寒さに襲われます。

 

ベースレイヤーを入れ込む胴回りも、同じく汗でグッショリ。足回りはサラっとしているので、ベースレイヤーと重なると、透湿性が失われる感じです。こちらはより深刻で、お腹が冷えて寒いし、何度か体調を崩しかけました。

 

足が重い

もう一つは、起毛素材で厚いので、伸縮性はあっても伸ばすのに力が要り、ペダリングが重いことです。まぁこれは欲を言えばです😅

 

冬は筋肉が収縮するから、ただでさえ足が疲れます。他の季節と比べて5~10km/h遅くなる感覚だし、すぐバテるし💦 タイツの負荷もそれなりに乗ってる気がします。

 

トレーニングじゃあるまいし。。足が重いと、疲れてる時ほど「家までまだまだかぁ~」と気まで重くなります…😭

 

カステリMenoWindの口コミで、「生地が薄くて伸縮性があり、ペダリングが快適」とあったので、おっ!っと安易に飛びついたよしまるです。

 

作りをレビュー!

まず、届いたタイツを手にした印象は、薄くて軽いことでした。パールイズミのもどちらも300g未満、たった65gの差なのにこんなに違うんだ。ところが履いてみると、カステリの方が温かくて動きやすいです。

 

内側の様子。前面(黒色)と背面(灰色)で生地が違います。

風を受ける前面と、受けない背面では、体感温度が全然違います。例えば、気温5℃の晴れた冬日に、時速30km/hで走ったら、前面は-0.5℃。背面と10.5℃も差があります。

※体感温度は、ミスナールの計算式(改良版)で求められるようですが、超めんどくさい!

 

また、前面は風を受けて汗が乾きやすく、背面はその反対です。

なので冬タイツは、前面は防風と断熱、背面は透湿と、異なる性能が求められて、そこそこお値段のするものは、ちゃんと対応されている印象です。となると性能の違いは、生地の素材による差が大きそうです。

 

続いてウェスト周り。

細身な作りですが、よく伸び、しっかりフィットするのにキツくありません。おヘソ部分がV字になっていて、履きやすさと、乗車で屈んだ時のごわつきを軽減する工夫がされています。さすがカステリさん!

 

裾はジッパーで脱着しやすく、ペダリングで引っかからないよう、背面に配してあり、反射板としても機能します。内側には滑り止めがついてます(白い部分)。

 

 

クッション性の高いパッドは、ロングライドに適しているそうです。赤い生地から透けて、直径1cm位の穴がいくつも見えます。通気性よさそう。

 

実走レビュー

今回実走で試した日は、気温3~10℃、晴天でした。

 

足が軽い!

ペダリングが断然軽くなりました。坂が登りやすいのは、かなりうれしいです。生地が薄くてよく伸びます。

 

寒くない!

日陰には路面に雪が残っている場所もあり、ダウンヒルの体感温度が-8℃を下回った時も、全然寒くありませんでした。

 

お尻が蒸れない!

お尻のパッドがサラサラで驚きました。直径1cmの穴が、いい仕事してます。臀部も陰部も痛みはなく、パッド本来の役目も申し分なし。

 

胴回りの蒸れも改善

胴周りも少し蒸れている程度で、いつものグッショリとは全然違いました。おかげでランチ中も、お腹が冷えずに快適でした。ジャージの背中ポケットの中が濡れていたので、胴周りの汗が放出されて、そっちに行ったんだなって思います。

 

よいことばかり?気になることはなかったの?

機能的には、よしまるにはいいこと尽くめでした。欲を言うなら、🦂マークは要らないなぁ…むっちゃ走れる人みたいで気が引けます💦

 

まとめ

カステリの冬タイツ、とてもよかったです。

 

改めて、これまで履いていたパールイズミのタイツを見直すと、前面と背面で素材を変えているし、立体縫製で手の込んだ作りとわかりました。

 

ただ…立体縫製にしても、カステリの生地の伸縮性には大きく及ばず…カステリの方が断然動きやすかったです。

 

結局、

過酷な環境ほど、素材がものをいう

今回の学びです。

 

今回買ったタイツは、カステリの一世代前のもので、最新版はより低い温度に対応しています。でも、だからこそ安く買えたし、一番薄くて軽いし、よしまるが走る環境では十分暖かいとわかったので、よい買い物ができたと思います。

 

真冬のウェアは生死に関わるので、多少高くても性能には拘った方がいい、と昨年学びました。でも、かけた💴の分、元は取りたいよね。。最低でも数年は履きつぶすつもりです。

 

最後に。バリバリよしまるの主観で、真冬タイツを選ぶときのポイントを挙げておきます(笑)!

 

・前面は防風と断熱性、背面は透湿性がある

・メーカーが対応温度を明記していて、5℃以下である

・軽くてよく伸びる

 

結局は素材に大きく起因しますが、カタログの耳障りのいい謳い文句からは、それが見えません。店舗で試着できても、実走とは異なるかもしれません。口コミのレビューが多い商品を選び、レビューをしっかりチェックしましょう!