はなさんと行く、信貴山アドベンチャーと絶景!

 

はなさんとのおでかけが2日前に決まるなんて、珍しいことです。

いつも当日朝なのに(笑)。

 

今回は近場で、信貴山に登りました。

ロードバイクで走り過ぎていた山の中に、こんなお宝があったなんて… 思いがけない発見でした。そして今回も、予想外のハプニングが!😅

 

ルート紹介

家から恩智駅まで自転車で往復し、そこを起点に約10kmのハイキングです。


うさぎがシンボル、恩智神社

まず向かったのは、兎年にちなんで恩智神社です。ここの神様のお遣いがウサギらしく、色んな所にうさぎがいました。

 

「ここ、なんでうさぎか知ってる?」

「さぁ…なんでだろうね…まぁいいか」

「(クスッ)あたしら調べる気ゼロじゃん~💦」

「調べたってすぐ忘れるしね~」

 

うさぎだから、とりあえず行っとけ~的なノリで訪れたわけですが、それでも、なでうさぎをナデナデし、無病息災のご利益にあやかろうとする強欲な二人に、神様は手を差し伸べて下さるのか!?

 

そういえば、はなさんの面白エピソード。

「元旦に、友達と貴船神社に行ったんだ。彼女が初詣行きたいって言うから、だったら王道の京都かぁって。そしたらすごく混んでて…大行列で…鳥居まできたら友達が『ここでいい』って、お参りせずに引き返したの(笑)。私こんな初詣初めてで… なんか中途半端じゃない?時間もあるから、もう一つ行ったの。そしたらそこも行列で…鳥居まできたらまた『ここでいい』って引き返したの~(笑)。これは初詣なのか?って思ったけど、私も特にこだわりないから、そのまま帰っちゃった(笑)!」

 

天然の友達は天然だった。。類友。

 

ハイキングコースの入口。いきなり半分土に埋まったトラックがお出迎え、怖~!

 

そこからはゆる~い山道を、ひたすら喋りながら、ダラダラ歩きます。途中、老夫婦に追い越されるという、ゆるゆるマックス。どーでもいいことを、ひたすらくっちゃべる、すっごーい楽しい時間であります!道も落ち葉でフカフカ

 

舗装道にでてしばらく歩くと、赤い鳥居がありました。自転車で走った時は、全然気づかなかったなぁ。ここから再び、山に入ります。

鳥居に、鐸比古鐸比賣神社って書いてあるけど…ぬぬ、読めない💦

(ぬでひこ ぬでひめって読むらしい。夫婦らしい)

 

分かれ道。

 

「右は上りっぽいから直進しよう~」

と、暫く進んだものの、いやまて、このまま進んでいいのかしらん?

「迷ったらとりあえずお茶にしよっか?」

。。一服しました。

 

生死を賭けたアドベンチャー

はなさんとのおでかけは、なぜかハプニングがあるから、覚悟はしてたけど…

 

2つ目の目的地「高尾山」は、地図ではすぐ近くなのに、そっち方向に道がありません。上方から降りてきた男性に尋ねると、道は2つあって、絶景を拝めるルートを勧められました。ただし中級者向け。

 

「私らド初級者なんですけどぉ…」

「大丈夫!貴女達なら行けますよ♬」

兄ちゃん、何を根拠に…? 私らどうして勘違いされた?

おばさん二人組 → 長く生きている → たぶん登山歴も長い? → 中級者?

 

絶景…そそれられる響きです。でもこの絶壁岩をどうやって登るの?それっぽい道が、あるような…ないような…。まぁ大丈夫って言うし…ムリなら引き返せばいいか。と、安易に進んでしまいました。

 

やっちまった。。

徐々にロッククライミング色を呈してきました。掴むものがないっ

 

「ヤバい。下は見ない方がいいよ」

そう言われたら反射で見ちゃうじゃんかぁーー!!

 

お尻キュゥ~ッ、足すくむ、腰ひける…。岩にへばりついて苔のような二人。。しばらく時が流れました。。

 

「どうしよう~、もう登られへん💦💦」

「でももう降りられんよ~、その方が怖いもん💦💦」

「だね。落ちたらただじゃ済まんやつだ…」

 

「このままじーっとしてさぁ、誰か通るの待つ? ハハ」

「日が落ちたりして…ハハ」

笑って置かれた状況を忘れようとしたり。

 

このままじゃダメだ。熊笹の細い茎を数本掴んで体を託し、慎重に次の一歩を踏み出しました。熊笹ってこんなに心強いアイテムだったんだ。

 

次の大岩に途方に暮れていると、はなさんから「人がいる!」と喜びの声。木々の間から赤色がチラっと見えて、モウレツに安堵しました。同時に少し、勇気が湧いてきました。あと一息!

 

登ったどぉー!

なるほどこれは、素晴らしい眺めです。もう二度とこれないかもしれんけど(笑)。

 

大袈裟じゃなく、普段使わない筋肉を総動員した、命がけの岩登りでした。

 

達成感と安堵に浸っている二人の横を、ナルトがヒョイヒョイ~って飛ぶように降りていき、ギョッとしました。ああいうのは例外。とにかく生きててよかった。

 

すぐ近くに高尾山の山頂。札がなかったら通り過ぎてました。

 

人影の2人に教えてもらって、もう一本の道で降りると、そちらも大変で…。急坂を長いロープで降りるしかないけど、さっきの岩山よりずっとマシです。

下からみた図。ロープがなかったら、ただの恐怖の滑り台!(笑)

 

あっ、さっきの分かれ道に戻ってきました。

…って、こっちが正規ルートで、さっきの岩山は道じゃなかったと、この時気づきました。あれは上級者向けの穴場で、そこにハマったド素人は、兎の神様のご利益で、なんとか無事に戻ってこれたようです。

 

自然舐めたらアカんぜよ、今日も身を以て学びました。

 

ご褒美の絶景!

さて、本日のメインディッシュ、柏原水仙郷

突然現れた桃源郷に、よしまる大興奮~!

辺り一面、水仙が自生しています。甘い香りに包まれて、なんて素敵なの❤ 真冬なのに、ここだけ春です。お宝を発見した海賊の気分ョ♬

 

 

しかも運よく貸し切り。

倒木に腰かけて、おにぎりを食べました。幸せ~❤

 

 

本当の春になったら、ここは桜の庭になりそうです。その頃にまた行きたいな。

 

鐸比古鐸比賣神社

堅下駅方面に下りました。

 

ぬでひこさんと、ぬでひめさんの、夫婦岩。

 

山から抜けた所に、鐸比古鐸比賣神社がありました。先程の鳥居に書かれていた神社は、どうやらここらしい。鳥居からずいぶん歩いてきたけど…💦

 

楠の巨木と相まって、年月を感じさせる佇まいが、いいですねぇ!

 

円形のしめ縄?って、初めてみました。
茅の輪(ちのわ)というそうです。茅の輪くぐりといって、無病息災を願って穢れを祓う儀式があります。よしまるも3回くぐってお参りしました。

 

 

高台にあって、街が一望できます。神様が人々を見守っているようです。

 

 

今回も大変なアドベンチャーでしたが、その後の絶景のご褒美、水仙の桃源郷と、楽しい一日でした。

 

これまで自転車で通り過ぎていた、生駒の山の中には、先人がたくさん道を残してくれていて、まだまたお宝がありそうな予感がします。少しずつ開拓していきたいです♬

コーディネートしてくれたはなさん、ありがとう!