いつまで働けるか先がみえないこのご時世、お金をかけずに生きる術を身につけることはとても大切です。
今回は、家計の項目の一つである「被服費」をどこまで減らせるかを考えました。
注釈:よしまるがこれと同じ生活を送れているわけではありません。
世の中の平均的な被服費は?
まず、被服費の考え方ですが、下着、靴下、服(大人・子供)、礼服、帽子、靴、カバンなど、身につけるもの全てを「被服費(衣服費)」とします。布団などの寝具やタオルは、ここでは含めません。
2019年8月の総務省の家計調査(二人以上の世帯)によると、被服及び履物の支出は約月9,131円(世帯員数平均2.96人)。1人3.7万円/年となります。
2017年に総務省が行った「家計調査」では、1世帯あたりの洋服代の平均は「男性:月4,358円」「女性:月6,957円」という結果だったことからも、女性の方が多いのは納得ですが、平均所得の減少に連動して、2年間で半分近くに減りましたね。
なるほど。不景気のあおりは「食物など生きるために不可欠」でないもの、つまり被服費に現れるのですね。
よしまるの感覚では、スーツ1着数万円、ビジネスシューズ1~2万円だったので、多くの人がこの程度で収めているのは純粋な驚きでした。みなさん安く上手におしゃれされてますね。
思えば私、スーパーでは割引品にこだわる癖に、服には無頓着で、洋服代はいくらまでとか考えたことなかったです。セールになると「お得❤お得❤」とワゴンに群がる「安物買いの銭失い族」でしたから!
でも、コロナを機に在宅勤務で外出しないので、ショップに吸い寄せられることもなくなり、服への執着がすっかりなくなりました。こんな人、結構いるのでは?
さらに、ずっと家にいるせいで、家の中のごちゃごちゃが気になりだしました。見渡すと服の多いこと!! 一度も着ていない服、数回しか着ていない服もわんさか。なんて無計画に散財していたのでしょうか。投資に回せばひと財産作れたものを!
洋服代をどこまで減らせるか?
というわけで、改めて被服費をどこまで減らせるか考えてみました。ここでは一番お金のかかるだろう、外勤サラリーウーマンのケースで考えます。(つまり私)
下着
ショーツ・ブラジャーは年中使いますが、某下着メーカーがすすめるショーツの交換目安は「70回位洗濯した後」だそうです。ショーツを週2回洗濯して9カ月で交換するイメージですが、よしまるの経験では、1年は持つ気がしています。
最近は3COINSのショーツとブラが売れてるそうですね。安いからそれで計算してみます。ショーツ(300円)&ブラジャー(1000円)×3セット(予備で1セット)で回せば、年3,900円で済む計算です。
続いて肌着。
夏は毎年キャミやタンクを買っていましたが、ここは工夫の余地がありそうです。
① 春秋用に長袖カットソーを買って着倒す→② 袖を切って夏のTシャツとして使う → ③ ヨレヨレになったら袖も首回りも切ってタンクトップとして使う。
これで お洋服に三顧の礼 を尽くし、普段着のTシャツと下着シャツを買わずに済みます。(貧しさを感じますが、今回はどこまで減らせるかがテーマですから!)
冬、寒がりなよしまるは、ユニクロの起毛シャツを着ています。セールを狙って1着1000円で買えば、3着(+予備)で回せますね。1年の1/3程度しか着ないので、毎年1着ずつ交換していけば年1,000円で済む計算です。
チャリン! 下着:計4,900円
靴下
ストッキングにパンプスで通勤していた時代もありましたが、ある頃からスニーカー通勤に変えたら、楽すぎてもう後戻りできません。今は専ら靴下です。
NIKEなどスポーツメーカーが出している、足裏が厚手の靴下が長持ちしておススメです。ドンキで4足1000円。これで通勤も、フィットネスジムも、週末も、全部に対応できて軽く1年持ちます。
チャリン! 靴下:計1,000円
服
よしまるは当面、何も買わずとも生きて行ける位の無駄なストックがありますが、ここは何も持っていないと想定して、客先に着ていくスーツ以外は、私服と仕事着で両用できる服を考えてみます。
オールシーズン
ボトムス…オールシーズン用のパンツ1,900円×3着(年に1着交換)→1900円/年
職場でも使えるように、黒やグレーなど、デニムっぽくない色素材を選びます。
冬
・コート、2年に1着×1万円を交換→5000円/年
・起毛長袖シャツ1,000円×3着(年に1着交換)→1000円/年
・重ね着用セーター3000円×2着(年に1着交換)→3000円/年
春秋
長袖シャツ1500円×3着(年に1着交換)→1500円/年
夏
半そでシャツ…春秋用の長袖シャツをリメイク →0円/年
仕事で客先に行く服
通年ボトムとブレザー(5000円)を組み合わせる。ブレザーは2着を着回す。
ブレザー1着5年使用 →2000円/年
チャリン! 計:14,400円/年
最低限で回しても、使う布の量が多いからか、結構かかりますね。。
靴
通勤でも使えるネイビーなどの色のスニーカーを私生活と兼用で使うとします。2足で回すとして、1足2年位は持つので…
チャリン! 計:4,000円/年
カバン
通勤カバンには社員証を入れているので、普段使いとは分けています。11,000円の通勤リュックをメルカリで4,000円でゲットしました。これ、2年目に突入ですが、カメラ用リュックなのでとても丈夫で長持ちしています。
チャリン! 計:2,000円/年
合計
合計:26,300円/年(月2,200円)
となりました。
昔は1着数万円の服を当たり前のように買っていましたから、その頃と比べると格段に被服費が減ってはいるものの、ここまでオシャレを度外視して切り詰めても最低これだけはかかるとはっ!
まとめ
被服費って、あまり考えもせずに買っていましたが、ギリギリまで切り詰めても毎月最低でも2000~3000円はかかるのだと、改めてわかりました。
そう考えると、世の中の平均が3000円というのは少し怪しく思えてきます。相当に倹約をしないとそんなお金では回らないはずなのですが。。
今や通勤や移動中だけでなく、ネットからも様々な誘惑があるので、気を抜いたら被服に何十万円も使ってしまうかもしれません。逆に、意識せずに散財しているよしまるタイプの人は、節約効果が大いに期待できます。
被服費をどこまで減らすかは、どこまで服への執着を捨てるかによります。コロナのおかげで服への執着がなくなったこの機会を利用して、服減らしをしたいと思います。