紀伊半島横断!お伊勢ライド

ロードバイクに乗って1年と2カ月。

紀伊半島を1日で横断できる日がくるとは…感激です!

師匠とお伊勢さんまで走りました。

 

 

素晴らしいルート!

今回のルートは何を隠そう、師匠が今期6回もお伊勢さんへと走り、検証を重ねた、素晴らしいルートなのであります!

 

正直よしまるは、当日朝まで不安でした(笑)。だって、自己最長の150km、それに坂をいくつも超えるんだもの。そんなよしまるでも走れる、恐らく一番坂の少ない、そして楽しい道を考えてくれました。

 

同じ150kmでも、「アワイチ行ってきた」って言うと「ふーんお疲れ様」程度。それが「伊勢まで走った」というと「すごいじゃーん!」と、リアクションがまるで違うそうです。大変と思われてインパクト大の、お伊勢詣り(笑)!

 

でも大丈夫。このルートならなんとかなります。

 

本日のルートとみどころ

さっそく本日のコースとみどころをご紹介しましょう。

 

大和川CRを西へ、国豊橋北詰交差点を右折、国道165号線を進みます。

 

国道165号線を進めば、紀伊半島の東側(松坂)まで横断できますが、一部、香芝~大和朝倉間は道がクネクネするので、県道105号線を走ります。途中、自動車専用道が数か所あるので、注意して側道に入ります。

 

側道は、そのまま進めば元の道に合流しますが、大和八木辺りの上記赤丸印だけ、歩道橋越えがあるので迂回します。川沿いの桜並木道です

 

3つの坂を越えて

暫く進むと、50kmの山越えが始まります。

クリアする坂は概ね3つです。激坂がないのがウレピー!

 

その① 宇陀の坂

長谷寺から榛原までの約6km。一部11%になるも概ね5~7%程度です。距離があるので、他事を考えてやり過ごしましょう(笑)。

 

榛原から名張までは、近鉄大阪線(右)と並走して、こんな雰囲気の道が続きます。小さなアップダウンと、長い下り。

 

 

その② 名張市街

車の通行量が多いエリアです。全体でみると、大した坂に見えませんが、地味にしんどいアップダウンでした。70km走った疲れが、そろそろ出始めた感じです。ラスボスを控え、無理せずゆるゆると登ります。

 

その③ ラスボス、青山の坂

間髪入れずにラスボス登場、約10kmかけて270m登ります。こりゃ大変だ!と思いきや、斜度は7~8%が続き、無茶苦茶しんどくはありません。一人だったらヒィヒィだったかもですが、師匠と走って気が紛れたのが幸いしたかも(笑)。

 

それを越えると一転、10km弱の長い下り。ここはスピードが出るので注意しましょう。それが終われば一安心、あと残り50km、伊勢まで平坦道です。

 

阿保(アホ)という名の交差点(笑)。探してみてね。

 

旧初瀬街道と橋の風景

近鉄「大三」駅手前で国道165号線とお別れし、旧初瀬街道を2km進みます。

 

旧初瀬街道は、1車線の細道で、農道あり、集落あり、山道ありと、ほのぼのした雰囲気を楽しめます。

 

余談ですが、初瀬は「はせ」と読みます。

京・大和からお伊勢参りするルートとして栄えた道で、松坂から初瀬(長谷)へと続くのが名前の由来とか。今は国道165号線を初瀬街道と呼びますが、当時の道は旧街道として部分的に残っています。(赤色が残っている道)

前述の『阿保』も、宿場町として栄えた場所なんですって。

 

出雲川にかかる、渋イイ~橋にでます。

のどかな風景に溶け込んでいて、しばしの癒しタイム(^^♪

 

川沿いに桜並木が続くので、春に来たらいい景色だろうなぁ、ぽゎーん。

 

2つ目の橋を渡り、対岸の県道15号線を走ります。

 

町の電気屋さんの豚まん!?

松坂市街に入る前に、ムトウデンキさんに立ち寄りました。

なんと!町の電気屋さんで豚まんが売られています。

 

お店の看板がインパクト大(笑)!

 

 

「ごめんください」

店に入ると、家電と一緒に豚まんが売られています。

家電より豚まん売り場の方が広い(笑)!

 

よく肥えたワンちゃんがお出迎えしてくれる…と思ったら、次の瞬間、あおむけでイビキかいてました!🤣 ムトウデンキの看板キャラクター。

 

話題の豚まんは、1個450円とお高いですが、食べ応えあります。

 

お店のご主人から、高い理由を伺いました。

隣接の敷地で「シイタケ」を栽培し、それと松坂味噌と合わせたものを、北海道にチルド輸送。現地の豚まんメーカーが、北海道産豚肉を加えて具を作り、生地で包んで完成した豚まんを、再び松坂にチルド輸送しているのだそう。つまり輸送費!

 

その場でレンチンして食べれますが、よしまるは持ち帰って蒸しました。サイズが一回り大きくなって得した気分(笑)!左が冷凍、右が蒸し上がったところ。

イースト発酵された噛み応えのある生地、白菜の代わりに椎茸が詰まっています。確かにこれは肉肉しいです!松坂味噌のコクが、551蓬莱とはまた違った美味しさです。

 

「ほぉー、大阪から自転車でよく来てくれましたねぇ!」

お土産にムトウデンキさんの肉厚干し椎茸をいただきました。

 

伊勢街道を走る

そこから松坂市街~伊勢までの30kmは、ひたすら伊勢街道を走ります。

三渡川を渡って松坂市街に入りますが、国道166号線の橋の一本西側の橋を渡ります。これが伊勢街道です。

今は、こんな感じの住宅街の道になってる所が多いですが、

所々に宿場町の名残が感じられて素敵です。石碑もちらほらみかけます。

 

師匠が教えてくれました。

初瀬街道もしかり、道路整備が進んで、昔の街道が少なくなる中、この辺りは伊勢街道が多く残る、貴重な場所だそうです。

 

途中から、県道24号と重なります(伊勢街道=県道24号)。

阪内川を渡ると松坂市街に入り、舗装が少し小石っぽい、街道の雰囲気を残した町並みがあります。

 

旧小津清左衛門家(松阪商人の館)

映画のセットのような、昔ながらの店構えが残ってたり。

お洒落なお店に生まれ変ってたり。(cafe&store piece)

県道60号に切り替わって道幅が広がり、あちこちに松坂牛のお店がでてきます。

 

安くて美味しい「脇田屋本店」

本日は松坂牛の焼肉ランチです。師匠が通いながら目をつけていた『脇田屋本店』。昼時には行列ができるそうですが、午後2時はすんなり入れました。

安くてウマい!左はオーソドックスな醤油ベースのタレ、右は松坂味噌タレ。

200円でキャベツが山のようにキター!

美味しすぎてあっという間に完食。

 

お腹も満たされ出発。あと20km!

市街地を抜けると、再び道幅が狭くなります。道なりに走り続けます。

櫛田川の手前で県道37号線に合流。橋を渡り左折して、県道428号線を走ります。これが伊勢街道。この先もずっと異世界道をゴールまで走り続けます!

相合川を渡り、JA伊勢 小俣支店の交差点を斜め右に折れます。

JR参宮線にぶつかったら左折、宮川にぶつかったら右折して、宮川を渡ります。

宮川の手前にある、三重県南部自動車学校。よく見ると『ほめちぎる教習所』の文字が。知ってたら通いたかったぁ(笑)!

 

JR山田上口駅を右折し、府道22号線を進むとゴールです!

 

伊勢外宮に到着。やったぁー!

色んな風景を楽しみながら、目にも口にも美味しい旅でした。

 

ご褒美に伊勢を堪能!

まずは、広場にある赤福本店で、10月限定の『冷やしぜんざい』を頂きました。

噛み応えのある大粒小豆がたっぷり、コロコロの赤福餅が入っています。疲れた体に、甘く冷たいぜんざいが滲みます。お餅足りない、お代わり欲しい!

 

あとは輪行して帰るだけ。気分も軽やかです♬

お風呂行きましょ露天風呂!そのつもりで、お着替えセット持ってきてるもんねー。

みたすの湯。写真を拝借しましたがこんな感じ。何種類ものお風呂を楽しめます。


世界的に有名になった、伊勢角ビールとおつまみを買い込んで、電車の中で飲みながら、師匠と楽しかった一日を思い出しながら、気持ちよ~くお家に帰りました。

 

よしまる姫が飲んだのはヒメホワイト。コリアンダーと柚子皮の香りの、さっぱりした味が人気だそうです。やりきった後のビールって美味しいなぁー

 

「1年間で、随分成長しましたね」

師匠からの言葉がとてもうれしかったです。

 

1年前は、こんな距離やこんな坂、とても走れませんでした。顔を真っ赤にして、汗をポタポタさせ、足を攣りながら、いっぱい走ったなぁ。色んな景色、出会った人達、楽しい思い出が押し寄せて、感慨深いものがありました。

 

師匠からいっぱい教えてもらったなぁ。

この日も、信号で止まる度にインナーに切り替える、省力走法を教わりました。

 

脚力はホイミでは回復しないんだって。宿屋に入らなくちゃ(笑)!脚力の節約は、ロングライドになるほど効いてくるそうです。前半しっかり温存できたおかげで、元気にゴールできました。

 

お伊勢ライド、

1年間の集大成として貰った、師匠からのプレゼント。プライスレス。