【ロードバイク熊野旅情①】紀伊勝浦~那智の滝~妙法山~小和瀬

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会社の一斉休暇のお陰で4連休、こんな長期休みはなかなかありません。家族にOKをもらってロードバイクで一人熊野を走りました。(最近一人ライドにハマってます💦)

 

金曜日に早めの くろしお に乗車しました。それでも紀伊勝浦駅の到着は夜、遠いですー💦 その日は泊まるだけ。だからせめて夕食で地元の料理を堪能して、翌日は朝から目一杯走ろうという算段です。釣りバカ日誌の浜ちゃんかいーっ!

 

それから…熊野まできて自転車で走るだけ” はもったいない。少し工夫して、方々で自転車を降りて散策しながら、歴史や謂れを辿りました。おかげでとても濃い時間でした。自転車旅でもここまで楽しめるって辺りもお伝えしたいです。

 

こちらが初日に走ったルートです。これまで走った道とはまるで勝手が違うので驚きと緊張の連続でしたが、これはこれでアドベンチャー要素満載で。人によってはドハマりするでのは?

 

ちなみに…よしまるの所感としては、過去最高の難易度です。走行距離は少なめですが、相当なアップダウンと急坂あり、獲得標高も過去最高。その上道が道で、そこが一番キツかった💦 もぅ~さすが熊野(-_-;)!その辺りはのちほど。

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19:20、紀伊勝浦駅着。

辺りは暗くて、初めての地を訪れる時に感じる期待と不安でスタートです。

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お宿は、WhyKumano Hostel & Cafe Bar

この日は寝るだけなので、リーズナブルで駅を出てすぐのこちらに決めました。小さな宿なので、屋内の自転車を置き場は1~2台が限界。グループライドには不向きですが、よしまるはフロントに置かせてもらいました。

 

気さくで親切なオーナーが、3年間世界をバックパッカーして回った感性が随所に活かされてます。手作りの内装は無駄がなく、オシャレで清潔感がありました。ウンウン、こんな感じだったなぁー、よしまるも若かりし頃の思い出が蘇りました。

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オーナーは勝浦っ子。併設のカフェには、宿泊客以外に地元の人も多く出入りして、差し入れもあって、遅くまで賑わってました♥ 地元に愛されてる感がいいなぁー。こだわりのコーヒーも大変美味しかったです。

 

「桂城」さんでマグロ料理ウマー!

さて、早々にチェックインを済ませたものの、この辺りで夜8時過ぎて開いている料理店は殆どなく…まぐろ料理で有名な「桂城」さんに滑り込みセーフ。

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天然の本マグロは美味な上にかなりお値打ちでした。その上、温かいおもてなしもいただいて…。うれしさで一記事書いたので是非読んでください。

 

勝浦にぎわい市場

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翌朝一番はじめに向かったのは、勝浦にぎわい市場。おっしゃぁ、いい天気! 大きなマグロの飾りにテンション上がります。

 

ここは天然の新鮮まぐろが安く買えるほか、朝食のまぐろ丼が人気です。よしまるは昨夜の食べ過ぎで断念。夕食用にかま焼きの干物とまぐろコロッケを購入しました。

 

朝イチで入ると、まぐろの解体ショーも見れますよ!

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地元の特産品もたくさん売られている中、思わず買いそうになったのがこれ。発泡トレイでパックされて並んでいました(笑)

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究極の信仰、補陀洛山寺を訪ねる

那智の大滝への道すがら、補陀洛山寺を訪ねました。大変にディープでおススメです。詳しくはこちらをどうじょ!

 

地に足つけて歩くべし、那智の大滝

そこから那智の滝まで約8km、ジリジリ坂を登り続けて、大門坂の石碑に到着。

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このままさらに、滝の近くまで自転車で行けますが、それだと素晴らしい石段の風景を素通りしてしまいます。かといって、ここから歩いて滝を往復すると2時間もかかり、日中に本日のゴールまで着けません。

 

宿のオーナーから教えてもらった方法で、もう少し先のイチオシ撮影スポットで自転車を止め、周辺を散策することにしました。

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一つ目のカーブを曲がった所、扇の目印で自転車を止めて。石段を登ります。

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渋い石畳の所々に、杉の巨木から木漏れ日が射し込んで荘厳。全国からたくさんの先人が通った道です。

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シンガポールから来た雅(みやび)な3人組。着物で登るんじゃなかったョォー、と言ってましたが、昔はこのような恰好で、大変な思いをして登ったんだなぁ。

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再び自転車で滝近くまで走り、そこから階段を進んだ先に、滝があります。

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日本で一番高い那智の滝は、見ごたえありました。かの三筋もくっきり!

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運よく虹がかかっていました❤

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滝の水を一口飲むと寿命が10年、2口飲むと20年延びるそうな。美味しいので、よしまるはマイボトルにも詰めました。

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まだまだ坂を登るので、ここらで「和か屋」の滝餅 でエネルギーチャージをしました。注文するとその場で焼いてくれます。美味しい~!

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しかーし!

続いての那智大社までの少しの!この少しの坂が…ものすごく急! ヒィコラいって登りました💦 フンぬーっ!

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歩きの人はこの石段を470段をヒィコラ登ります。よしまるは側道をジグザグ…💦

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ふぅー、着きました。鮮やかな那智大社、この辺りの社は茅葺のようです。

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境内に大楠胎内くぐりがありました。

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下りて穴に入ると、今度は外に出るはしご階段。そこを抜けると…

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いきなり下界を一望できるパノラマが広がりました! がんばって登ってよかった~。

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素晴らしい出会いに感謝!これぞ旅の醍醐味

ここから阿弥陀寺までまた登り。エッチラホッチラ…

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勝浦の海を一望できる場所がありました。よし、ここで休憩!

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たまたま居合わせたバイク乗りの濱口さんと会話が弾んで、よしまるは「桂城」でもらったおにぎりと魚でランチとしました。

 

一人旅をすると色んな出会いがあります。お互い一人だと話しかけやすいのもあって、不思議なご縁でつながっていく…。これ、一人旅の醍醐味じゃないでしょうか。

 

俺はかっこよく年をとりたいのよ

と語る濱口さんから醸し出る自由な空気 が、なんとも心地良くてカッコいい。60歳を超えてお孫さんもいて、なにこのスカッとした感じ!

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有名なギタリストのお兄さんと、自身もフェスで共演されるそうです。お兄さんの演奏を聴いて、こんな世界観を創れる日本人がいたんだと驚きました。caravanシビれました。ブルースもすごく良かったです!

 

この見晴台は、勝浦をこよなく愛す濱口さんのお気に入りの場所。ジェットボイルでコーヒーをご馳走してもらい、ひとときの楽しい時間となりました。

 

こだわりカスタムのオフロードバイクで、熊野に点在する滝を見に行くということで、よしまるも道中おすすめの 宝竜滝 への道を教えてもらいました。ガイドブックにない場所ってワクワクします!

 

 妙法山阿弥陀寺、空気が違う

再び妙法残阿弥陀寺を目指して走る、走る。

途中のマジ卍ポイントでパシャ!

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googleマップの上空写真だと、こんな風に卍がクッキリ見える場所です。

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阿弥陀寺は、補陀洛山寺の住職から「他とは空気が違うから行ってみて」と言われたとおり、確かに異様な雰囲気を感じました。特に納骨堂。。

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予めどんな場所か聞いていたせいかもしれません。熊野の特異な葬送民俗伝承と関係があり、死者の分骨・分髪を納める寺院で、霊を見たという人が多いのだとか。よしまるは恐くて早々に立ち去りました💦

 

本堂に書かれた歌も…怖い。

くまの路をもの憂き旅とおもふなよ 死出の山路でおもひ知らせん
(熊野への旅路を気乗りのしないと思ってはいけない。死へと旅立つ山路で、阿弥陀如来があなたに熊野参詣のありがたさを教えてあげよう)

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ロードバイクで走る道じゃないでしょ!

円満地公園を過ぎたら2つの峠越え。相当疲れると覚悟はしていましたが、違った意味で、こりゃぁとんでもない道でした。

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軽自動車が通れるほどの細道は、片側が急斜面で落ちたらまず助からない。轍の中央は苔で盛り上がり、その上には湿った落ち葉。ここを跨ぐとズルっと滑ります。

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あちこちに大きなクラック。直径5~10センチ級の石がそこら中に転がっています。気をつけても石に乗り上げることしばしば。冷や汗もののスリップを何十回と繰り返して、全身汗だくになりました。ふぅー

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これはグラベルなら、クロスなら大丈夫、という次元じゃないと思いました。

 

 宝竜滝 の絶景に感激!

長い酷道をやっと走り抜け、濱口さんに教わった「通行止め」の看板を発見。通行止めを気にせず進めってことだったな、、

 

ここもすごい道っぽいけど、どうしよう…自転車で行けるのかなぁ…?不安を抑えながらも進むことにしました。

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一人ぼっちで薄暗い山道を入る心細さといったら。。スマホの電波なんてとうの昔に入りません(普通の道だって殆ど入らなかったもん…)。この山一帯の人間はよしまるだけでしょ?と思うほど、辺りに生き物の気配がありません。

 

途中から車では入れないほど道幅は狭くなり、凸凹が酷くてとうとう自転車を降りました。さらには道もなくなり、自転車も置いて、滝の音のする方に進みます。

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うわぁーっ!

紅葉で彩られた素晴らしい滝が現れました。

 

本当に素敵、これぞ秘境! 自転車旅でこんな場所まで来れて感激です。濱口さん感謝です! 那智黒飴を舐めながら、そこに自分しかいない音を噛みしめながら、鋭利な美しさと孤独に…しばしの間浸りました。

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ひもじい夕食・・・

冒険に近いライドでやっと着いた本日のゴール、小和瀬の渡し場には、宿が1軒しかありません(2軒あったのですが、1軒は奥様が体調不良で閉鎖)。

 

本日のお宿「小口自然の家」。とにかく日暮れまでに着けてホッ。

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ただ、この連休は大変な混みようで、夕食は用意できないと言われて素泊まりです。眠る場所があるだけ有難いです。朝、市場でおかずを調達したのはそういう訳です。

 

調理場を借りてお米を炊きました(事前承諾済)。よもや、非常事に備えて持参した米で、飯ごう炊飯することになろうとは! お米、持ってきてよかったよ~💦 

シェラカップでトライした、はじめての飯盒炊飯です。

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厨房の女性が、かま焼きのお供にと柚子をくれました。受付のおじさんがミカンをくれました。連日色んな方から親切をもらっているよしまるです。本当に感謝です。

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ところで、どうしてひもじい夕食なのかというと・・・こんなに立派なカマなのに、食べれる部分が殆どなかったからです(-_-;)、ショボーン。結局おかずは、まぐろコロッケがメイン。持参したコーンスープの素は存在感マシマシ。

 

疲れた体にタンパク質の補給が大事なんだよー、タンパクくれよー!と体が訴えます。食堂で夕食を食べる人達を横目に、羨ましさとひもじさを感じた夜…。人間、食べ物への執着は相当なもんだと身をもって知ったのでした。

 

2日目に続く

【ロードバイク熊野旅情②】円座石~泉蔵寺の銀杏~丸山千枚田~北山村~熊野本宮大社~川湯温泉