今年もまた、恒例のドライレモンを作りました。
レモンを切っていると、辺り一帯がレモンの香りに包まれて、手にも香りが付いて、それは幸せな気分です。それを干すとベランダの風景も華やいで楽しくなります。
ところが、ふと見るとドライレモンにカビが。。幸せだった分ガッカリが大きくて悲しくなりますよね。そうならないためにっ!
今回よしまるが10年以上やっている、失敗のないドライレモンの作り方と、イチオシの活用法、これをご紹介しちゃいましょう!
レモンって夏のイメージが強いんですけど、実は国産レモンの収穫時期は秋冬10月~3月です。ドライレモンは皮ごと楽しむのでできれば無農薬、となると国産がいい。ドライレモン作りはこの季節のお楽しみなのです~。
ドライレモンの作り方
ドライレモンを作るには、ちょっとしたコツがあります。
ネットで紹介されている方法は、天日で乾かす、オーブンで乾燥させる、この2つが多いです。究極には天日だけでOKですが、水分量の多いレモンはなかなか乾きません。カビも生えやすいです。
かといってオーブンで乾燥させると、焦がさないように低温で長時間かけねばならず。ドライイチゴを作った時は、そりゃぁ面倒でしたよ。1年分のレモンを全部乾燥させるのにどんだけかかるんじゃ~!
確実に、簡単に作れる方法を試行錯誤して、この方法に行き着きました。年季だけは10年以上のお墨付きですゾ。
1.レモンを3mm位の幅でスライスします
種を丁寧に除く人もいますが、よしまるは気にしません。早さ重視で!
2.皿の上にクッキングシートを敷き、その上にレモンを並べて、電子レンジ200Wで5分チンします
3.レンジの庫内と、クッキングシートをどかした皿の上に、水滴がびっしりつきます、これをふき取ります。
皿の上についた水滴です、見えますか?
4.レンジ⇔拭き取り これを3~4回繰り返してから、天日で干します
果肉の部分がかなり凹んでいるのがわかるでしょうか?
生乾き状態で干すので、効率良く、カビを生やさずに乾燥できます。
丸3日干した状態です。まだまだかかります。
常温で一か月?もっと長く常温保存するには?
念のためネットでドライレモンの保存期間を調べたら、常温で1ヶ月、それを過ぎるとカビが生えると書かれていました。
あれ?うちのドライレモンは1年以上保存できてるけどなぁ。。
「常温で1年以上保存」できなきゃ保存食の称号をあげられませんよ。。
どうして保存期間がこれほど違ってくるのでしょう? それは、しっかり乾燥できているか、そうでないかの違いなのです。ちゃんと水分が抜けていれば、カビが生きられるはずありませんから。
それを確かめるためにはまず 硬さ をみます。カッチカチなら大丈夫。ドライレモン同士で叩いてみて、乾いた音 がするかもチェックします。
皮は比較的早い段階で乾きます。問題は果肉部分です。ステンドグラスのように透き通ってきたら、一度指で触って確かめてみてください。
もう十分乾いたな、と思ったら、さらにダメ押し。200Wレンジで3分、チンしておきます。できれば2~3回。ここで焦げたら元も子もないので、必ず様子をみながらしましょう。
そして保存は密閉容器にします。密閉袋なら空気を抜いて。ガラス瓶のような容器なら、紅茶のパックなどを底に入れるなど、乾燥剤を一緒に入れるといいです。
まぁ、そんなこんなで3カ月位カビが生えてこなければ、その後もまず大丈夫です。
楽しみ方
よしまるのイチオシは、
紅茶に浮かべてレモンティーとして飲む です。
まぁ騙されたと思って試してみてください。生レモンとは全然違う、苦みや酸味の取れた芳醇なレモンの風味にきっと驚くと思います。
私はかつてドライレモンを部屋に飾ったことがって、思いつきで紅茶に浮かべてみたんですね。その時の驚きと感動といったら… もう10年以上ハマってます。
来客時に紅茶を出すとき、愛用のペルーシュブラウンシュガーと一緒にドライレモンを添えると、皆さん「なにこれステキ~、お洒落~、美味しい~」と喜んでくれます。人とは一味違ったおもてなしができるんです。
ペルーシュブラウンシュガーはこれ。素朴な土色と、いびつなブロック感が雰囲気あって好き~。なだけじゃなく、紅茶に入れるとコクが出て美味しくなるんですよ!
コーヒーとの相性も抜群です。最近はブラックを飲むことが多いのですが、たまに甘いのが欲しい時は決まってこれです。他の砂糖では出せないコクです。
飾って楽しむ
レモンを乾燥させると、皮がオレンジ色になってきて、果肉部分がまるでステンドグラスのようにキラキラ光ります。とても綺麗です、映えます!
なので、保存しながらインテリアの飾りにするのがおススメです。ガラス瓶に入れて「魅せる保存」すると、それだけで気分が上がりますよ。
(オレンジ版の借り物ですが、イメージこんな感じです)
最近はオシャレなお店などでドライオレンジを見かけますよね。欧米では昔から、シナモンスティックなどと一緒にハーバルリーフの挿し色に使われてきました。飾ってよし、食べてよしです。そのレモン版といったところです。
そのまま食べる、お菓子に使う
ドライフルーツなので、シンプルに食べるのもありですし、水分で戻して焼き菓子などの料理に使えます。
戻す方法は2つあります。
オーソドックスなのは、レーズンを戻すのと同じ。ブランデーやワインに浸す方法ですが、お酒が苦手、お子さんに食べさせたい場合は、鍋にドライフルーツと、ひたひたに水を入れて5分ほど煮込めばOKです。
まとめ
いかがでしたか?
1年の限られた時期しか手に入らない無農薬レモン、季節ならではの楽しみとして、ドライレモンを作ってみませんか?
レモンティーは本当におススメです。
他にも様々な使い方があるし、見た目にも美味しいです。常温保存できて、飾りながらストックできるのは、柑橘系ドライフルーツの良さだと思います。
レモンシロップもおすすめです。是非作ってみてください。
皮はレモンフレーバーオイルに使ってね!