健常者と知的障害者が一緒に働く

機会があり、福山市のリサイクル会社「ERジャパン」を見学させてもらいました。

そこでは健常者と知的障害者が一緒に働き、そこにいる人達も、それが上手く回る工夫も、素晴らしさで溢れていました。

 

個人ブログへの掲載を快諾してもらったので、少しでも多くの人に、こういう企業もあるんだって知ってもらいたいと思います。

 

ERジャパン

Eはエレクトリック、Rはリユース、リサイクル。ざっくりいうと、通電して動く機器をリユース、リサイクルする事業です。

 

実績ベースで、パソコンやサーバ、ルータなどのIT機器は100%、扇風機やオーディオなどの家電は、木布皮を除く94%をリサイクルしています。

 

今、日本の産業廃棄物の多くは埋立て。日々大量の産廃が埋立てられてる中、その2割に相当するこれらが、ほぼ完全にリサイクルされ、次の材料に生まれ変わる一助になっています。

 

中にはレアメタルも含まれます。日本の都市鉱山は中国のレアメタル鉱山より産出量が多い、なんて揶揄される中、希少資源を使い回せるサイクルを構築しています。

 

知的障害者が活躍する環境

事業の素晴しさもさることならが、今回お伝えしたいのは他にあります。

 

前述の、パソコンやサーバ、ルータなどの100%リサイクルを実現する要となっているのが、知的障害者の方々だそうです。

 

作業場に入ると、「こんにちは」と優しく迎えてくれました。それぞれ、サーバの解体、ディスクの分解など分担をこなしていましたが、人がこれほどの速さと正確さでできるものかと、素人目にも驚くものがありました。

 

機種によって、どの場所にどのネジ穴があるかを完全に把握していて、最短の手順で解体していきます。すごいスピード、すごい集中力…。健常者で彼らに匹敵する人は誰もいないそうです。

 

これは、彼らの持つ能力だそうで、相性のよい作業において、人並外れた力を発揮するそうです。それぞれに好き嫌いや適性があって、それをみながら作業を分担するのだと。彼らが事業継続に大いに役に立っているという話でした。

 

互いが互いを必要として、そこにいる。

というより、互いに助け合える事業運営が考えられて、回されていました。というのも、地元の知的障害者の雇用を前提に、事業を立ち上げたからです。

 

今、その通りに事業運営されてるって…すごいです。

 

みんなずっと働けるように

作業場の皆さんは、防塵メガネ、防塵マスクを付けています。換気もバッチリ。

 

「少し過剰で心地悪いかもしれないけど、ずっと働いて欲しいから、破片が飛んで目に入ったりといったケガから絶対に守りたいんです。両親が先に他界した後も、一人で生計を立てていかなくちゃいけないから。」

 

ここで働く知的障害者は、全て正社員として雇用されています。

 

健常者と知的障害者が近くで働くということ

彼らが大まかに解体したパーツは、次のブースへ運ばれ、さらにマテリアルに分別されます。そこには健常者がいて、常時パーツの授受が行われていました。

 

だからここでは普通に、健常者と知的障害者が会話を交わし、仕事をしています。休みはどこか行ったの?とか、私達が同僚とする会話も普通にあるそうです。

 

よしまるの生活の中には、知的障害者の知り合いもいなければ、関わる機会も一度もありません。街頭でクッキーを買ったり、募金するくらい。

 

なんかなぁ。。世の中SDGsって叫ばれてるけど、本当に誰もが生きられる持続可能なサイクルって、なんなんだっけ?

 

健常者同士じゃないから、やっぱり相当な困難がありそうです。想像もつきません。それを乗り越えた(乗り越えている)今を、よしまるは見せて貰ったわけで…。乗り越える過程で絶対に必要なのが、相手への理解だってことを、強く教わりました。

 

経営…事業継続…それはそれで険しい道と思いますが、ここでは、ここのみんなで生きていくんだ、っていうのを強く感じました。そんな雰囲気。

 

健常者と障害者はより近くで生活、働くのって大事だなって思いました。私たちがどこかで持っている、障害者は健常者より劣る、っていう先入観を取り払うためにも、互いの良さを活かしあうためにも、助け合うためにも、近くにいて相手を自然に知れるのって大事だなって。。改めて思いました。

 

私には何ができるだろうか。。恥ずかしい。

帰る頃にはよしまるの涙腺崩壊。

具現化しているERジャパン様に拍手です!