お金の心配をなくすために、これからの時代は、庶民こそ積極的に投資をすべきと思っています。
そこで今回は、世の中にはどんな投資商品があるのか、それぞれのリスクについてご紹介します。普通預金や国債も、利息があるので投資商品といえますが、ここでは最低でも年利1%以上が見込めるものとしました。
株に投資する
上場している企業の株を購入し、株価の上昇によって儲ける方法です。購入時より株価が上昇すれば、差額が利益となりますが、逆に株価が下落すると損をします。特に外国株は配当利回りがよい銘柄も多く、それを得られるのもメリットです。
リスク:
どれだけ損をしても、投資額以上の損失はありませんので、投資リスクは、最悪投資額が0(ゼロ)になることです。
株式投資
個別の銘柄に投資する方法です。
証券会社に口座を開設し、そこに投資する元金を入れ、元金の範囲で株を購入します。
かかるお金:
- 株の購入代金:最近は1株単位で1000円~可能です。
- 取引手数料:一取引あたりの手数料は数百円~で、取引金額によって手数料が傾斜します。 毎日売買を行うデイトレードの場合、取引手数料が積もっていきますが、1度購入した株を長期に持つ場合は取引手数料は塵のようなものです。
- 口座開設費:基本無料
- 口座管理費:無料のケースが多いですが、念のためチェックしましょう。
- 為替手数料:外国株を買う場合にかかってきます。
扱える株は、国内株を主流に、最近は米国株、世界株の扱いが増えてきています。
国内株は、売買利益の他に、決算期を跨いで保有することで、配当金や優待がもらえるため、それらを狙って株を購入する人も多くいます。
株式投資信託
どの株を買ってよいか自分で判断できない場合、プロにお任せする方法があります。プロが作ったポートフォリオ(銘柄と保有割合の組み合わせ)を見て商品を選びます。
株式投資は、株価の上昇分の差額で儲けますが、株式投資信託の場合は、予め設けられた基準額からの上昇分が利益となります。
かかるお金: 株の購入よりも手数料がかかります
- 投資信託株の購入代金:最近は100円~可能です。
- 取引手数料:0~4%
- プロに支払う信託報酬:0.1〜3%
- 信託財産留保額:0~3.5%
※ 信託報酬とは、保有している間に保有残高に応じて引かれる手数料です
※ 信託財産留保額とは、投資信託を売却する時に必要な手数料です
国内銘柄では、証券会社が吟味した優良企業の上位に投資する、日経225などのインデックスファンドへの人気が高く、海外銘柄では、中田敦彦さんのYoutube大学でもおすすめされたETF(後述)も人気です。手数料値下げ競争が激化しているため、これから始めるならハードルが低いです。
不動産に投資する
不動産を保有し、その家賃収入や地価高騰による不動産売買の差益で儲ける方法です。
不動産投資
自分で不動産を購入し、家賃収入を得るか、地価高騰による不動産売買の差益で儲ける方法です。安定した家賃収入が入れば、将来の不労所得や年金となり得ますし、生命保険代わりや節税効果などのメリットもあります。
かかるお金: 株の投資とは比べ物にならない元手が必要です
- 不動産の購入代金:数千万円~
- 取引仲介業者に払う手数料:不動産購入代金の3%+6万円
- 初回の諸費用:登記費用、不動産取得税
- 毎月の諸費用:固定資産税、家賃に対する所得税、賃貸業者への手数料など
リスク:
災害などで不動産が倒壊した場合に、産業廃棄物処理費用がかかります。また、入居者がいない間も、不動産を保有する間は諸費用が必要です。さらに、不動産を手放す場合にも多額の費用がかかる他、時間もかかります。
これらを勘案すると、場合によっては投資額以上の損失が出る可能があるため、ハイリスク、ハイリターンの投資といえます。よしまる的には、地震大国日本ではちょっと気乗りしません。。
REIT(不動産投資信託)
プロが保有し運営する不動産の投資信託を購入し、その家賃収入で儲ける方法です。自分で不動産を保有する必要がなく、少額から行える他、不動産を保有することによる多大なリスクを負う必要もありません。
また、高い利回りが期待できるため、個人投資家に人気があります。
かかるお金: 株式投資信託と同じです。
リスク:株式投資信託と同じです。
為替に投資する
世界の通貨の差益によって儲ける方法です。
例えば、
1ドル100円の為替レートの時に、100万円で100ドルを購入します。
1ドル120円になったら日本円に換金すれば120万円となり、20万円の利益となります。
FX(外国為替取引)
短期の価格変動によって利益を得ようとする投資です。
為替の差益でそれなりの利益を生むには、相当の額の投資が必要になりますが、レバレッジをかけることにより、自己投資額の何倍もの額で取引が可能となるため、短期で大きく儲けることが可能です。
かかるお金:株の売買と同じです。
リスク:ハイリターンの反面、レバレッジによって、自己投資額の何倍もの損失(借金)となる可能性もあるため、ハイリスクの商品で、ギャンブル性が高いです。
金に投資する
金は、世界的に共通の価値を持つ投資です。この世界的な価値が時事的に変動するため、その差益で儲ける方法です。
金はそれ自体に価値がある点が大きな魅力です。紙幣や株は、ただの紙切れとなる可能性を秘めていますが、金は鉱物なので、地球に存在する量に限りがあり、IT資源としても必要とされるので、無価値になることがありません。そのため景気に左右されづらく、不景気にこそ威力を発揮します。
一方で、金投資は利子や配当などがありません。金投資だけで儲けるというより、「何か困った時に売却できる保険」の感覚で運用するのが良いかと思います。
金地金(金の延べ棒)の他に、金貨、純金積立、金関連のファンドなど、様々な投資があります。例えば、純金積み立ては、毎月一定額で金を購入し積み立てていく商品で、月1000円~始められます。
コツコツ資産運用していきたい人には、貯金の他に持っておくのがおすすめです。
ETF(上場投資信託)
株の投資信託の中で、優秀な商品が株と同様に上場されたものです。株のインデックスファンドの投資信託版といいましょうか。株と同様に、リアルタイムでいつでも売買が可能です。
かかるお金:基本は株と同じです。
リスク:こちらも基本は株と同じです。
インデックスに連動するETFを購入すれば、個別の株銘柄の知識がなくても簡単に投資ができる他、リスク分散も可能です。上場することにより手数料が安くなったこともメリットの一つで、個人投資家に人気があります。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
自分で毎月一定額を払って、自分で運用商品を選んで運用し、60歳以降に年金もしくは一時金として受け取る制度です。ですので長期運用となり、受取額は運用実績などで変動します。
iDeCoのメリットは、様々な税制優遇制度を受けられることです。
- 掛け金全額が所得控除対象となります
- 運用益が非課税です
- 受取金の公的年金等控除が受けられます
効率よく年金対策をしたい人におすすめです。
目的別のおすすめ投資
これらの投資商品を目的別にざっくりまとめると、以下のようになります。
1年以内で積極的に利益を狙いたい(ハイリスク・ハイリターン)
株のデイトレードで、短期で数多くの売買をこなす。
または、
FXで大きな差益を狙う。
だと思います。特にFXはリスクが大きいので、それを負いながらとなります。
よしまるは勇気なしです💦
中期(20年位)で利益を狙いたい(ローリスク・ミドルリターン)
中期運用で且つ、お金の不安を少なくしたい場合は、そこそこのリターンを狙う必要があります。そうなると国債などの債権投資では利回りが低く難しいと思います。
・投資信託
・ETF(上場投資信託)
・REIT(不動産投資信託)
が対象となります。商品によって、リターンが様々で、1%~30%位と幅広く、その分リスクも様々です。分散投資している人が多いですね。
長期(20年位)で利益を狙いたい(ローリスク・ミドルリターン)
長期運用の時間メリットを生かして大きな資産形成をするなら「不動産投資」や「iDeCo」が選択肢となりますが、不動産投資は多額の初期投資が必要な上に、リスクも大きいので個人的にはおすすめしません。よしまるのおすすめは、iDeCo です。
iDeCoは積立額以上の損失がないのでリスクが抑えられ、時流に合わせて投資対象の切替えが可能なので融通が効きます。
まとめ
いかがでしょうか?
世の中には様々な投資方法がありますが、何を目指すかでとるべきリスクも、リターンも変わってきます。
預貯金と違って、どうしてもリスクが伴うので、しっかり吟味して、後悔のないようチャレンジしましょう。