私は小さい頃から、一度はまってしまうと昼夜忘れてのめり込んでしまう性格で、それが良くも悪くも続いています。
編み物は、先生の資格を持っている母から教わり、中学3年の時にカーディガンを1枚編みました。毛糸を買った時期が悪く受験そっちのけ、母に怒られながらやめられず、隠れて編んでいました。
大学時代は年1着のペースで編みました。素敵な毛糸を見るとときめいて、作品のイメージもないのに買って眺めて満足していた頃もありました。まるでリスが木の実をため込むように…。
こうして使われずに箱一杯にたまった毛糸を、何とかせねばと思いながらズルズルきましたが、やはりいかん!と思い直し、また編み始めました。
案の定、この1週間、開けても暮れても編み続けてしまいました。我ながらバカげています。何とかならんのかこの性格!
ながら作業に最適!
実は私、器用貧乏でして、盲牌ならぬ盲編み、つまり手先を見なくても指の感触で編むことができます。おかげで、何かをしながら両手さえフリーなら、ひたすら編んで、いつの間にか何かが出来上がります。
慣れてくれば誰でもできるので、編み物はながら作業に最適です。
よく作るのは、台所スポンジ。100円のアクリル毛糸一玉で約3つ作ります。アクリル毛は髪の毛の1/1000の細さだそうで、実際水垢がよく落ちて重宝しています。サイズも編み方もテキトウ。思ったまま形にします。(折り重ねて厚みを出しています)
嵩を占めていた極太糸で、ダイニングチェアーのカバーを2つ作りました。クッションの上に乗せると更に座り心地がよくなり、しかも温かいので作ってよかったです。(2つしか作れなかったけど💦)
続いてこの茶色の毛糸、10玉もあったので、
2本取りして、かぎ針で玉編みしてスリッパ入れを作りました。
FAILERのスリッパを入れて、隅っこに置きました。
どうです? 玄関のレンガ色と合わせたつもりです… 自分としてはなかなかいいかなって思います。
NHKすてきにハンドメイド2月号に紹介されているものをアレンジしました。
2玉あったベビー色は娘用に。ヒモを外してネックウォーマーとして、結んで帽子としても使えます。(画像検索した作品を参考にしました)
悪乗りして帽子をもう一つ。これは先ほどの雑誌に載っていた帽子を小さめに変えて。ブルーが良かったんだけどピンク色しかなくて妥協。でも結構かわいく出来ました!
思い出の詰まったベッドカバーはどうかな?
それでもどうしても大量に残る毛糸たちをどうしようか悩みました。モノレス化を進めたいのに色々と作って物が増えては意味がありません。
そこで、余り糸でピースを作り、パッチワークのようにつないでベッドカバーを作ることにしました。
どうして今まで思いつかなかったんだろう? これなら大量に毛糸を使えるし、糸を見て思い出に浸ることができるではないかっ!もったいなくて使えなかった「野呂栄作」も、思い切って使うことにしました。雰囲気出てます~。
でもやっぱりもったいないので、一玉まるごとでピースを作り、それをつなげることにしました。これぞ不揃いパッチワーク。少し暗めの色を選んで編み進めています。
ただ、作品が大きすぎて、このペースだとたぶん毛糸の方が全然足らなくなります。
そうなったら、着なくなったセーターをほどいてピースにしようと思っています。セーターを捨てなくて済むし、もっと思い出の詰まった作品になります。先は長いけど、楽しみになってきました、ワークワーク!(わくわくとWORKをかけちゃった💦)