ドライレモンに続いて、今回はレモンシロップです。
国産無農薬のレモン、収穫時期は秋冬10月~3月です。国産無農薬レモンを年中楽しむために、私はかれこれ10年以上、この時期になると大量に買って仕込みます。年1回の手間で、毎日がとても豊かになります。
副産物も楽しめるおススメの作り方
まずはレモンをたくさん手に入れましょう。そしたら下ごしらえです。
よしまるは今年20個仕込みました。
STEP1.皮を剥く
おーっといきなり、面倒じゃないか! そう思うかもしれません。唯一面倒なのがこのステップです。ただひたすら皮の黄色い部分をむきまくるという…。でもこれ、必須じゃありません。面倒なら省いて構いません。
ただ、レモンの皮はよしまるにとって超重要アイテム。レモンの風味が凝縮されていて、単体で色々と使えるのです。シロップ漬けにはもったいない。
皮のエキスは基本、水に溶けないんですよ。だからシロップに漬けてもエキスは期待できません。必要ないなら他で使おうよっ!
皮だけなら冷凍庫の場所を取らずに済むので、1個分ずづラップに包んでしっかり空気を抜き、さらに密閉袋を2重にして入れ、冷凍保存しています。好きなときに好きな量だけ使えて便利です。ここは大事な所なので、別に記事を書こうと思います。
イチオシのレモンフレーバーオイルはこちら
STEP2.砂糖に漬ける
皮をむいた後の、白い皮のついたレモンを2~3mmにスライスし、消毒した保存ビンに、レモンと同じ重さの砂糖や蜂蜜を交互に入れて1~2週間冷暗所で寝かせます。
砂糖は何でも構いません。砂糖&蜂蜜など混合でもよし!割合も自由です。
合計でレモンとだいたい同じ重さになればいいです。
エキスをふんだんに出したいならお高めの氷砂糖。早く作りたいなら溶けやすいグラニュー糖などの粉系の砂糖。体のことを考えたら蜂蜜がおすすめです。家にあるもの、その時の気分でご自由にどうぞ。
たまにゆすります。これには2つの目的があります。
1つは、上面にシロップを行きわたらせてカビの発生を防ぐこと。もう1つは、底にたまった砂糖を溶かすためです。振り過ぎは注意です。レモンが空気に触れると発酵しやすくなってしまうからです。やさしく揺すります。
漬け込んで2日目です
砂糖が溶けたらシロップのできあがりです。
STEP3.実を取り出す
シロップができたら、実を取り出して保管します。
実があると発酵やカビが発生しやすくなるからです。元凶は取り除かねば!
冷蔵庫保存が無難ですが、私は冷暗所で保管しています。万一発泡したりカビが生えたら、カビを丁寧に除いて、火にかけて沸騰直前の状態で5分位煮てから瓶に詰め直せばOKです。
楽しみ方
ドリンクとして楽しむ
濃縮シロップは色々と楽しめますが、主にドリンクに使うのがおすすめです。
使い方はいろいろ。
■ レモネード:水(お湯)で割る(目安:水200cc:シロップ大1)
■ レモンスカッシュ:炭酸水で割る
■ ジンジャエール:生姜シロップとレモンシロップを炭酸水で割る
■ レモンティー:紅茶に入れる
■ 自家製レモンサワー:焼酎と炭酸水で割る
■ スポーツドリンク:
真夏にはスポーツドリンクが重宝しますね。
水200ccに、シロップ(大1)、塩2つまみをいれて混ぜるだけです。がぶがぶ飲む系のドリンクにするなら、もっと薄めに希釈すればよしです!
お菓子に入れる
ドリンクの他に、お菓子に重宝します。
レモンゼリーもこれで作りますし、パウンドケーキなどの焼き菓子に、薄めたシロップを塗ったりします。これがまた最高!
副産物からスウィートドライレモン
シロップを作った後に残ったスライスレモン、これも大事な副産物なので捨てないでください。甘いレモンで作ったドライレモンが、これまた美味しいのですよ~。
シロップから取り出したレモンは、適当に汁気をぬぐって、ドライレモンと同じ作り方で乾燥させます。ただのドライレモンもいいですが、これは甘くて、そのままでも食べやすいおやつになります!
まとめ
いかがでしたか?
限られた季節しか手に入らない無農薬レモン、年1回仕込みをすれば、年中豊かなレモンライフを楽しめます。