談) ちょいと、太陽光エネルギーなめてもらっちゃぁ困るぜよ。うちは5月からベランダでお湯作ってるんだっ。そんで風呂湯の半分を賄えたんだ。ガス代?聞いて驚くなよぅ! 5月の請求が1500円を切っちまって。節約マニアの私もさすがにたまげたぜよ!(調子のりました)
へへ、すごいでしょう。これが5月分のガス代です。1,457円。
我が家はその前の冬にガスファンヒーターとお湯で食器を洗った結果、ガス代が2月3月と1万円を超えてビビりました。
4月にガスファンヒーターをやめたら6000円にまで落ちたので、これが主犯だとわかりましたが、それでも通常時に5000円を超えてるなんて思いませんでした。
さすがに何とかせねばと調べまくった挙句、ベクトルがあらぬ方向にいってしまい、太陽光でお湯を沸かしてみることになりました。
これがベランダの実験の様子。
それでさきほどの結果です。ガス代1500円。
これ、どんだけスゴいかわかるでしょうか?
毎日続けたわけではありません。晴れの日だけ。まさに晴耕雨読。それで毎月4,500円も節約できるってことは、1年で5.4万円、10年で54万円、
20年続ければ 100万円のご褒美~!!
サラリーマンが残業三昧しなくても、主婦がパートに明け暮れなくても、太陽風呂に入る日ために10分犠牲にすれば、誰でも手に入るなんて、すごくないですか?
自作した理由
そりゃあ100万円出して太陽光温水器を買えば、簡単に大量のお湯を作れます。でもマンションに住む私はMy屋根がないから無理! そもそも節約が趣味の私に一体何の生きがいになるというのでしょう?
最近はベランダのフェンスに取り付けるタイプもありますけどね、ベランダ菜園サーの私は、貴重な日光を湯沸かしだけに使いたくないのです。そこで自作して、菜園の奥で湯沸かしをすることにしました。
5月晴れの某日、実験
実験の条件は以下の6通りです。
結果がこちら。
グラフを見てもピンときませんよね、結果をまとめました。
どんな方法がベストか?
ポイントをまとめますと、
■ 箱は必須(蓋も必須) (② vs ⑤)15℃以上違ってくる
■ 箱は発砲スチロールが理想 (① vs ②)3℃違う
■ 箱は浅いほどいい (② vs ④)5℃違う。影が相当影響する
■ タンクは黒が理想 (⑤ vs ⑥)3℃違う
白いタンク裸置きと、発砲スチロールに黒いボトルを入れるのでは17℃も違いました。
どんなタンクがいいか?
今使ってるのは、
・ペットボトルに黒いラップを巻き付けたのの
・5リットルボトルに黒いラップを巻き付けたもの
これで十分機能することがわかりました。黒いラップはこういうやつの黒版。ホームセンターで売ってます。
色々試して行きついたポイントはこちら。
① タンク容量は10リットル以下にする
灯油のポリタンクは安価だけど、20Lを日常で扱うには重すぎて、ベランダから風呂場に運ぶのに一苦労でした。風呂釜にお湯を流し入れるのも一苦労。10Lのタンクなら無理なく運べました。
② タンク形状は、厚さ10㎝以下の薄型がベスト
ペットボトルは奥行が浅いので高温になりやすく、逆に灯油のポリタンクは奥行が20cmあって、なかなか温度があがりませんでした。
色々試して、今私が使ってるのはこれです。5Lタンクにしては少々高額ですが、扱いやすく、奥行き9.5cmのスリム形状は、温度がすぐに上がってテンションもあがります。
片付け時も一般的な本棚にしまえて使い勝手◎です。
ホームセンターには売ってないので、安いものをピックアップしました。厚み12cmまでのものです。箱のサイズと相談してよいものを購入しましょう。
アズワン 4-5331-02 スクエアーボトル 5L 栓なし 4533102 |
③ 黒いポリタンクは高額だけどおしゃれ
20Lの量産タンクには2000円台の黒タンクがありますが、奥行があるので湯温は上がりづらいです。こちらは10Lタイプで多分最安です。厚15cmでそこそこスリム。夏場は結構熱くなると思います。黒ラップは長期使用には向かないですし、見た目も貧相なので、私も購入しようか迷ってます。
いかがでしょう?
実際にやってみて、太陽エネルギーってすごいと思いました。
副次的によかったのは、家族がお湯を大切に使うようになったことです。勿論私も。
追記
夏に入ると湯温70℃を超え、火傷しそうでした。
秋に入り肌寒くなると、今度は全くお湯になりませんでした。工夫が必要だろうと思いますが、春になったら再開しようと思います。