よしまるは今、ロードバイクを探して、週末はあっちこっち店を回っています。
先日しまなみを完走できて、「じゃぁ秋は小豆島行こう！」という仲間のお誘いに「行きますーッ！」と勢いづいたものの、今度はミニベロでは難しいみたい。たとえ走れても、ロード仲間と一緒では足手まといになるのは避けられないようです。。（しまなみでも、要所要所で待ってもらっていました）
どこのサイクルショップでも「小豆島はロードじゃないと…」と言われるし。CARACLE一途でいきたいけど、たまには仲間とも走りたいしなぁ。それで、しゃぁない、安いロード探そう、となったのです。
ところがっ！！
どのお店にも、身長155㎝のよしまるが乗れる自転車は殆ど置いていません。自転車を始めた9カ月前は、20％とか40％とかセール品もそこそこあったハズ。それなのに今は、「自転車自体がない」ので試乗すらできません。
今発注しても、納車が来年の9月とか再来年とか言われます。いや、来月から乗りたいんだけど！！ １年以上待つってどんだけ～？です。私がせっかちなのかな？
すぐに欲しければ、自分に合ったサイズが見つかったらラッキー、メーカーやデザインの選り好みをしている場合じゃありません。即決しないと翌週にはなくなる可能性大、それ位のサイクルで売れていきます。正直ここまで売りて市場だとは。
なれば、わざわざ今買う必要ないじゃん、と一時は思いました。でも色々と話を聞くと、やっぱり今買っとかんとっ！と思うようになったので、その辺りをお伝えします。これからロードバイクを買おうとしている人参考になればと思います。
元々女性用ラインナップは少ない
元々コロナに関係なく、女性の自転車人口は男性より圧倒的に少ないので、そのサイズの生産台数は少ないのですが、その上メーカー各社は、自転車人口の多い大柄な欧米人男性の体格に合わせて量産するので、日本の女性サイズは国内メーカーを除けばまず生産されません。
よしまる「有名な海外メーカーでも、女性ラインナップを出しているじゃないですか。最近は女性のニーズも高まっているのでは？」
店員「欧米女性と日本女性では体格が違うので、メーカーが作る「女性用」は日本女性には合いません。今日本で売られている女性サイズは、日本の代理店や販売店が「日本女性向けのサイズを作って！」と要望を上げて、特別に作ってもらっているんですよ」
おぉ～なんと悲しい現実。
ロードバイクが品薄な理由
その上今は、性別に関係なくロードバイク自体が品薄です。その辺りの事情も自転車屋巡りの中で色々と分かってきました。情報も錯綜していて、別の店舗で「それは間違ってマスヨ」と訂正されたり…。
で、正しくはこんな事情みたいです。
まず、コロナを機に国内の自転車需要が約２倍になったこと。自転車通勤も増えましたよね。密な電車通勤を避けたいとか、健康のためにとか、交通費を節約したいとか、、、理由も様々です。それだけでも、売り手市場なのは理解ですよね。
そして事情はもっと深刻で。。日本より遥かに自転車人口の多い欧米や中国、台湾では、コロナを機に需要が５～１０倍に増えたらしく、今や大手メーカー各社は「マーケットの小さな日本なんて眼中になく」、日本に回ってこないそうです。
さらに、海外の需要増は、実はコロナが広まりだした初期から続いていて、その頃の発注にメーカー生産が追い付いていないようです（ビアンキ情報）。当時日本はまだ感染者もなく、販売店も月並みな台数しか発注していなかったので、今頃になって慌てて発注しているので納期が来年・再来年になってしまうようです。
品薄なのは、シマノのパーツ
需要がそんなにあるって、自転車メーカーはウハウハのはず。生産台数を増やせば儲かるじゃん！と思いましたが、そうは上手くゆかないみたいですね。理由は、
シマノ製のパーツ増産が難しいから
自転車メーカーは自社のフレームに、ブレーキや変速機など、たくさんのパーツを組み合わせて自転車を完成させます。だから、パーツが全て揃わないと自転車が完成しない＝納品できません。たとえメーカーがフレームを増産しても、パーツが一つでも欠ければ自転車を作れません。
世界中のロードバイクのパーツは、殆どがシマノ製で構成されています（シマノってすごい！）が、その増産ができないらしいです。だからメーカーが増産したくても無理～！なのです。ちなみに、シマノパーツが増産できない理由はどのお店も「わからない」でした。
中古品も高い！
お店では買えないならと、メルカリなどの中古品も視野に探しました。個人用に買ったけど、結局乗らずに手放す人や、新しいのに買い替える人が手放すんじゃないかと期待したんですけどね、これにはガッカリしました。
もぅーッ、出品価格も強気でございますよ！
数年前に買ってそこそこ乗られたビアンキのロード（キズあり）が、定価の１万円安で売られていたり。。送料が１万円位かかるとしても高すぎでしょう！！と思い、萎え～。よしまるが無知だからってバカにしてるわ！と一方的にプンプンして、お店に逆戻りしました。
今買った方がいい理由
とはいえ、大阪のおかん的には、割引なしで買うなんてありえへん。。でも、今はどこも値引きどころか、自分のサイズがあるだけ有難い、位だしなぁ。だったら今買わずに暫く静観したら？という選択も考えましたが、大きく２つの理由で今買った方がいいと判断しました。
今発注しても納品が１年以上先
まず、今年モデルは殆どのメーカーで在庫がありません。その上今発注しても、最短で来年、それも保証できないと言われました。モノによっては２年先とも言われました。今乗りたいから探しているのに１年以上もオアズケなんて。自転車が届いた時には、もう乗りたい熱が冷めてたらどうしよう？って思いました。
そしてもう一つの大きな理由が、
シマノ社が毎年パーツを値上げしていること
ここ数年、材料費の高騰により、大体１割増しで毎年強気に値上げされていて、その影響で自転車メーカー各社も2022年モデルから値上げするそうです。
これまでと同じスペックの自転車を、今後は高値で買うことになるわ、発注しても１年以上待つわ。待てば待つだけイイことなしです。どのサイクルショップでも、この品薄状態は当面続くと言われたので、2022年モデルが入るタイミングで旧モデルがセールで買える、というのも期待できません。
そんなわけで「今あるもの」を定価でもいいので買うのが良さそうだ、と判断したよしまるです。
