真夏は要注意!突然走れなくなった理由

 

少し前に、yoshiさん率いる坂ポタメンバーで、2回目のくろんど池ライドをしたときのこと。お昼を食べた後から、なぜか急に走れなくなりました💦 体調も悪化…よく家に帰れたなと思った、大変なライドでした。

 

大阪のオカンは、大変な思いをしてもタダでは起きないゾと、今回もナニカ?を掴み取ったようです。あくまで個人の感覚ですが、これからもっと暑くなるので、気をつけたいと思います。

 

症状のおさらい

この日よしまるがどんなだったか、臨場感を交えておさらい。

 

朝、念の為、痛み止め薬を飲んで集合場所へ。(数日前からの奥歯トラブル)

 

傍示峠を登って、くろんど池で昼食しながら1時間談笑。

(再び走る頃には、お昼ご飯が消化されて、燃料となってるはず…)

 

午後走り出した頃から、調子がおかしくなる。

 

みんなと楽しく登れた坂を、今日は必死についてゆく💦

(エネルギータンクが空っぽで力が入らない感じ)


木津川CR、ついてゆけずにトレイン離脱💦

(無理して脚を使い、太腿つりかける)

 

四季彩館で休憩。ドリンク飲んだら余計に疲れてきた💦

(水分を体が吸収しない感覚。お腹がタプタプになるだけ…)

 

トシさん合流してくれたのに「先に行って下さい」と弱音を吐く。

(立ってるだけで足痛い)

スピードを落としてもらい…みんなに気を遣わせてしまいました。

 

さくら出会い館で休憩。熱中症じゃない?と言われる。

(確かに。Ⅰ度の症状に似てるような…)

 

なぜか一時的に復活して、関西医大までいつものダッシュ!

(出会い館で塩と砂糖を舐めたのが効いたような…)

 

解散後、体調不良再び。

悪寒がしてホットコーヒーを飲んでも温まらず。指先が冷えて痺れる。

(自転車置いてタクりたい~と本気で思う、超弱気)

 

走れば体が温まって楽になりますが、家に着くと玄関でヘナァーと座りこんで動けず。どこがどう悪いかわからないけどしんどい。そこから朝まで記憶がありません。(シャワーしてベッドで寝たらしい)

 

薬には気をつけよう

何がいつもと違ったんだろう?

記憶を辿ると、思いつくのは朝飲んだ痛み止め薬です。

 

ところが調べてみると、薬は薬でも、どうやら痛み止めじゃなくて、前日まで飲んでいた 抗生剤ぽいぞと。そっち!?

 

歯痛の原因は夜中の歯ぎしり。

歯ぎしりって顎骨に500〜1000㎏もの荷重がかかるらしく…うぇぇー💦 ライオンを凌ぐ咬合力。その荷重で奥歯にヒビが入り、周辺が炎症を起こしていました。

 

ところが、おしとやかなよしまるは、歯ぎしりが無音…。家族も自分も気づかずにウン十年生きてきました(笑)。そんなことあるんだ。

 

で、歯医者さんが処方したのが、抗生剤、胃薬、痛み止めの3点セット。

 

抗生剤を飲むと、その弊害で消化機能が落ちるらしいです。フロモックスの場合、2割まで下がるという記事を読みました。

 

2割ってどんだけ…?

歯医者さん曰く、日常生活を送るのに支障ないレベル。

 

でも、ロードバイクって座ってペダル回しているだけで、ランニングと同等のカロリー消費でして…結構ハードです。その上、炎天下で長時間走ると、もっと体力を消耗するから、こまめに栄養補給しないといけません。だから、2割しか補給できないんじゃぁ、下手したら倒れるかも!

 

薬は、飲み始めて3日目から効果が出て、約1週間続きます。逆算してこの日はドンピシャでした。実際、力が全然出ませんでした。

 

砂糖で一時的に回復したのは、そういうことだったのか。。

(ただの夏バテかもしれない)

 

というわけで、飲んだら走るな!…って、わかっちゃいるけど(-_-;)、お天気だしムムム…やっぱり走りたいなってときは、日常生活には問題ない薬の副作用も、確認しようって思いました。当日飲まないからOK!じゃなくて、薬がいつ効くのかも要チェックです。

 

水中毒に注意!

さて、ここまではエネルギー補給の話、ここからは水分補給の話です。

水をガブ飲み して、やってしまいました。

この日はやけに喉が乾いて、休憩の度にボトル1本空ける勢いで飲みました。

 

水…水…水をおくれ~!

 

大量に汗をかいて、体が欲しがってるんだと思っていました。

でも、飲んで気持ちいいのは一瞬。元気になるどころか、逆に疲れが増してきて…

 

それに、飲んでも 吸収された感覚がない という違和感。

下腹がタプタプに膨らむだけで、体に行き渡っていない、この感じはナニ?

同じことが、次の嵐山ライドでも起こったとき、もしやキッチンドランカーならぬ、水中毒みたくなってない?と思いました。

 

調べると…あるんだ!水中毒 という言葉が。

これの可能性があります。

 

ついでに、水中毒と熱中症は違うみたいです。

どちらも塩分濃度が低下して起こる症状だけど、熱中症は汗で塩分が体外に出る、水中毒は、血液が水で薄まって濃度が低くなる(体内の塩分自体は減らない)。

 

水中毒になると、喉が渇いてひたすら飲む、逆に尿が少なくなって水が貯まる一方という悪循環(それでお腹タプタプだった)。その先には筋肉痙攣、発熱、めまいや吐き気、全身の倦怠・脱力感、意識障害という…恐ろしや。

 

さくら出会い館で食べた "岩塩" がやけに美味しくて、何度も口に運んだのは、体が塩分濃度を上げようとしたっぽい。でもこれはこれで塩分過多で、良くないんじゃぁ?

 

そうデス。水中毒になったら、水分を外に出さなきゃいけないのデス。対処を間違えると、体が変なことになっちゃいます💦

ただ、塩分過多といっても食事やスナック菓子のそれと比べたら大したことないので、気を遣うのは、塩分よりむしろ水分調節だろうな。

 

腎臓に気を遣うべし!

そこで厄介なのは、体内の水分は今、余ってるの?足りないの? これは熱中症なの?水中毒なの?ってことです。その見極めが難しいところ。

お腹がタプタプしてれば、間違いなく水中毒でしょうけど!(笑)

 

体が欲するものが、体に必要なもの

と思って、水をガブ飲みした結果がこれです。こんな時は頭もおバカさんにになっているので、自分を信じちゃいけないよね。(いつもでしょ!)

 

ネット情報では、1時間おきに1ℓ、10分おきに200cc吸水すべし、とかありましたが、真夏のライドでは、1時間で1~2ℓの汗が出るらしく、それも環境や個人差でかなり変動するので、実際のところ参考値がないとわかりました。何を目安にしたらいいの?

 

最低でも1時間に1ℓ汗を掻くなら、それだけは吸水した方がよさそうです。

後は、体との対話?

 

ですが今回、もっと大事なことを学びました。

ガブ飲みは絶対ダメってこと。

 

ここがポイントです。

腎臓は毎分16mℓしか水を処理できません

 

例えば、

10km毎に休憩するとして、時速20kmだと、30分走って休憩となります。

腎臓的には500mlのペット1本飲めるゾと思ったら大間違い!

1分で一気飲みしたら、16mlしか吸収できないわけだから、飲んだらほぼ全て、お腹のタプタプに回るってことです。

 

素人的に考えるとこうです。

 

そうなるともう、水は負担でしかありません。今回身を持って知りました。

小まめにって、そういうことだったんだ。。

 

とはいえ、10分間休憩するとなると、その間チビチビと160mlしか飲めないから、発汗分を補う(最低1ℓ/h)のって難しいな。こんな目安でしょうか。

 

■ 30分おきに休憩しながら走る場合

走る前、20分かけて300mlをチビチビ飲む

30分走って20分休憩、300mlをチビチビ飲む(体の水分が減ってくる)

3回繰り返したら喫茶店や昼食店に入って、時間をかけて不足する水分を補う。

 

■ 1時間おきに休憩しながら走る場合

走る前、30分かけて500mlをチビチビ飲む

1時間走って30分休憩、500mlをチビチビ飲む

2回繰り返したら喫茶店や昼食店に入って、時間をかけて不足する水分を補う。

 

でも暑いから衝動的にゴクゴクいっちゃうよねぇ、どうしたら…?

ものすごく吸引力を要する細いストローで飲む! という奥の手も…。ベビーマグみたいな(笑)

 

薬の注意(栄養補給)、水の補給、ガブ飲み厳禁!

この3点に気をつけて、真夏ライドを元気に乗り切りたいと思います!

 

不調に付き合って走ってくれた、yoshiさん、アルさん、やっぱりさん、トシさん、ありがとうございました!