安くて家計の味方「鶏肉」は、一手間で見違えるほど美味しくなるって知ってますか?
それは、塩で下味をつける ことです。
塩を鶏肉全体にすりこんで1時間寝かせるだけです!
内部まで塩味が染み込んで、肉が締まって、断然旨味のあるお肉に変身します。
私はこれを、かつおのたたきにも使っています。味が全然違うんですよ。
フランス料理の某シェフは、塩は鶏肉の重量の0.6%と言っていましたが、日々の家事で小数点1桁の計量なんてやってられません。私の試した感覚では、適当でいいです!
塩の目安はこれ。
鶏肉4枚に、塩小さじ1
鶏肉を4枚単位で買って、家に帰ったら小さじ1の塩をすりこみます。
念のためパックのグラム表示をみて加減すればいいので楽ちんです。
考え方はこうです。
鶏肉は一枚300g位なので、塩1.5g =小さじ1/4位。だから4枚で小さじ1.
(小さじ1=塩6g相当 、 砂糖は半分の3gと覚えておこう)
どうせ塩をすりこんだ手にも塩が残るわけだし、肉の重さが多少違ってもアバウトで大丈夫です(と自分に言い聞かせ)。これで美味しくいただけています。
やってみよう
さて、今日も牛兆さんでブラジル産の鶏もも肉を買ってきました。
写真の奥にもう1パック、全部で4枚です。100g 58円という安さ!
塩(小1)をすりこんで、冷蔵庫で1時間寝かせます。
調理する時は、すでに塩味がついているのでこれ以上塩はいりません。味噌漬けにするなら下味の塩を味噌にかえる、といった応用をしてください。
今回は2品作りました。
半分は粗びき黒コショウをふって。もう半分は一口大にカットして焼くだけ。
焼き方は、まず皮目を下にして皮がパリっとなるまで焼き、次に裏面も色が付くまで焼きます。
一旦取り出します。すごい量の鶏の油。これも捨てずに上澄みをビンに入れます。
この油は 鶏油(ちーゆ)といって、中華料理やラーメンのスープに使われる、旨みたっぷりの万能調味料です。普段は一緒にネギも炒めて香りづけしますが、こだわらず。
鶏油には、抗酸化作用のあるビタミンEやセレン、アルツハイマーに効くコリンといった体にいい成分が多く含まれています。牛や豚の油と比べてコレステロールが少なめなのもいいですよね。ただし、油は高カロリーですから大量には摂りません。
保存は冷蔵庫で1ヶ月、白く固まると使いづらいなら常温で1週間です。色々と使えますよ。チャーハンを鶏油で炒めたり、ラーメンに垂らしたり。
さて、話を鶏肉に戻しましょう。
コショウをかけた大きい方の鶏肉は、翌日の朝食でレモン汁をかけていただきました。鶏の旨味が美味~❤
一口大の方は、フライパンに戻して別の味をつけました。
鶏肉300gに対してスイートチリソース大2と醤油小2を入れて火にかけ、タレを絡めたら、スイートチリ味の照り焼きチキンのできあがりです。大好きなヤミーさんのレシピ❤ 香りに引き寄せられて娘虫がつまみ食いにきました。
まとめ
いかがですか?
安い鶏肉は家計の味方。
それを簡単な一手間で、素晴らしい一品に変身させちゃいましょう!
塩で下味をつけることで、中まで味が染みて、旨味が増します。
ついでに新鮮な鶏油もゲットできるので、他の料理も美味しくなりますね。
塩をいちいち計算するのは面倒ですが、鶏4枚に塩小さじ1で大丈夫です。
ぜひお試しください!