前からやってみたかったことなんですが、週末は一日中、環状線で過ごしました。
朝から日差しと蝉の鳴き声が「今日もむちゃくちゃ暑いぞっ」と教えてくれたので、いざ!と出かけました。
事前調査はバッチリです。
途中から快速に切り替わって、どこか遠くに行ってしまわないか?
大丈夫そうです。
調べてみると、大阪環状線は1周約40分、始発が4時51分、終着が0時33分(京橋駅、内回り)、30週目には終電になるそうで、実際に26周まで試した人の動画もありました。
それでも、どこか遠くに行ってしまったら?
そんな時は、引き返すだけです。
ゆるい気持ちで出発です。
持ちものには、
おにぎらず、冷たいお茶と、温かいコーヒー、オレンジ、お菓子類色々の食べ物、飲み物類、先日図書館で借りた、篠田節子さん「インドクリスタル(上下)」、スマホ 、一応防寒用の上着とタオルを持っていきました。
今日は篠田節子さんと過ごす一日でもあります。
エアコンの効いた、居心地よい車内
気合い入れて始発から乗り込んだわけじゃなくて、共同菜園の水やり当番をして、朝ご飯を食べて、週末のルーチン掃除をして、9時頃家を出ました。
コロナで旅行もままならなかったので、たまに使う環状線をぐるぐるするだけでも、久々の「ゆる旅」にワクワクします。
今日は、読書が唯一の趣味である娘と一緒です。
外回りか内回りかは、早く来た方にしよっ!となって、早速乗車しました。
運転手さんに「この人達、ずっと乗ってるな」と思われると気恥ずかしいので、真ん中辺りの車両にしました。
運よく2人分の空きシートをゲット。
そそくさと本を出して、読書タイムです。
娘は「池上永一・テンペスト」の3、4巻。
もんのすごい面白いそうです。(私はTVドラマでみちゃいましたけど;)
ここで改めて、環状線で過ごすメリットを挙げます。
・夜中の終電まで居座っても怒られない
・時間を気にしなくていい(グルグル周り続けるから安心)
・エアコンが効いていて快適
・シートのクッションも快適
・一日中、読書に丁度よい明るさ
・車窓からの眺めが変化する。家より飽きない
・いつでもトイレ下車できる
・大きな駅はコンビニあり。改札出なくても色々買える
んー! いいこと尽くし。
一心不乱に読み続け、気づくと12時を過ぎていたので鶴橋で下車しました。
ベンチで、持ってきたおにぎらずを食べました。外ランチは気持ちいいです。
何より、この真夏のど真ん中で猛暑でありながら、屋根付き日陰で、椅子付きというVIP席、極楽です。
それでもしばらくすると暑くなってきたので、トイレに行って、また乗車しました。
この頃には、人の乗り降りが多い大阪駅での後ろめたさも全く感じなくなり、かなり図太く成長しました。予めこのために用意していたタオルで、背もたれをさらに快適にしました。
午後3時過ぎて、空きベンチを見つけたので森ノ宮で下車。
熱々のコーヒーとお菓子、カットオレンジで、おやつタイムしました。
なんか平和ー。
なんでしょうか、このゆるゆる感。すごくいいです。
トイレ行って、また乗車。夕方17:30頃に芦原橋で下車しました。
1日中滞在して130円です。安いですね。
なぜ芦原橋かって?
それは先日、自転車を無断駐輪して撤去されたので、保管所に取りに行ったからです。今回はそれに便乗した環状線ツアーだったのです。。
あの日は人間ドックが午前中で終わった後、バリウムの下剤が効いてきて、歩道に自転車を停めて商業施設のトイレに急行、苦しい汗をかいて出てきたら、自転車がなくなっていたという、悲しい日だったなぁー。
罰金2500円を支払い、部分2ケツして楽しく帰りました。(もちろん私がこぎ役)
まとめ
今回実際に居室空間として使ってみて、改めて環状線は使えると思いました。
シートも、家の椅子よりずっとクッション性がよくて、長時間座っても疲れませんでした。
夏場の暑気逃れだけでなく、冬場の寒さ対策としても使えそうです。
人によっては家出した時の滞在にも格安(というか激安)で安心して居られる、都合のよい場所であると思いました。