【ロードバイク】高野山を走る刺激的な一日

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晴天なり!今日もWAKAYAMA800のポイントをゲットしながら走るべく、高野山を中心に日帰りライドをしてきました。出会、感動、美味しさありは勿論ですが、旅につきものハプニングも多くて終盤はさすがに疲れました…。

 

見知らぬ道を走るのに、ナビはとても重宝しますが、鵜呑みにしちゃダメだな、と思い知ったライドでした。それは後述するとして。。

 

今回は、まず高野山を上って、あとは坦々と海岸線まで下る計画です。

走行距離:約100km、獲得標高:約1530mとなります。

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9:00 九度山駅をスタート

あぅ!

いきなり寝坊して出発が1時間遅れました(-_-;)

パニくって致命的な忘れ物をしてしまうことが過去に何度かあったので、こんな時こそ「落ち着け~」と自分に言い聞かせて「〇〇よし!」と持ち物点呼して出発です。

 

九度山駅で電車を降りると、珍しく線路に立ってゆったりと写真を撮れました。

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九度山は、真田幸村が大阪夏の陣まで滞在していた場所です。出発前に数名の登山者と談笑して元気を貰いました。

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九度山の名前の由来は、先日、慈尊院の記事で紹介しています。

 

さぁ出発です! 九度山駅から国道370号線を進み、矢立茶屋から国道480号線を上って高野山に向かいます。

 

♩果てしなく続く登り~

果・て・しな~く~、続く~登りを~、他事でごまかしてしのぐ~♬

こんな感じで1時間40分登り続けました。

 

このルートの辛い所は

・20kmの長距離

・ずっと登り続ける(下りが全然ない!)

走れど走れどゴールが見えず、精神的に追い込まれます。

 

ただ救いもあって、

・斜度がそんなにきつくない

殆どが4~5度で最大でも10度いきません。感覚的には近くの丹生都比賣神社ほどではありません。先にあそこを経験しておいてよかったよ。。

 

右足の指がつった!

初盤はあちこちで道路工事があり、3回目の信号待ちだったかな、いきなり右足の薬指がつりました。体が疲れた感覚はないし、新調した靴のせいかな💦 信号を3回ほどやり過ごして再スタートしましたが、不安です。

 

不安といえばもう一つ。高野山で美味しいランチにありつけるか?

苦しい時間を支える唯一の希望が「美味しいランチが待っている」ことなのに、寝坊して足もつって揺らいでいます。ですが、それがいい意味で逆効果となりました。ランチ食べれないかも…という不安から、以降一度も足を止めずに走り続けたのでした。よしまる馬は追い込まれた方が走る? ピシャ!

 

そんなわけで、矢立茶屋のドライブインで休憩しようか迷いましたがスルー。幸い信号待ちもなく走り続けます。フラフラするよしまるに、自動車が車間距離をとって追い越していきます。こんな自転車を追い越すのは車にとっても怖いよね…。

 

景色は最高!

M君アドバイス「坂を上がる時は上を向こう!」に気をつけて走ると、たまに視界が開けて山々が連なる広大な景色が飛び込んできます。山頂近くのビューポイントで、しばし足を止めて堪能しました。そこからは少し下ってゴールです。

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高野山にだって自転車で行けるんだ!

大門の大きな楼門が見えると、やっと着いた、という達成感が込み上げました。この日は何かのブルべが催されていて、多くのロードバイカーと挨拶しました。

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10:50、予想以上に早く着いたので、奥の院に足を延ばしました。

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弘法大師の霊廟までの2キロの道は、約20万基のお墓の中を歩きます(撮影NG)。樹齢千年の立派な杉の木立の中に、一般人、諸大名、現在の企業に至るまで様々なお墓が時代を跨いで混在し、ここは一般的なお墓の風景とは違います。

 

途中でお茶のサービスがあり、温かいお茶にほっと一息。

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最奥の弘法大師御廟と灯篭堂は、天井にびっしりと無数の灯篭があって圧巻でした。奉納された灯篭の灯は消えずの火といって、1000年間絶えることなく受け継がれています。よく見ると今は電気灯ですが、それでも悠久の歴史の流れを感じました。廟の内外で、お坊さんがお経を唱えていました。(撮影NGなので借り物写真で)

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願い事をする人に交じって、よしまるは「ここまで無事に来れてうれしいです、ありがとう」と感謝の合掌をしました。

 

松永堂さんに立ち寄って かるかや餅 を買うと、店内でお茶を出してくれました。

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お餅はとても柔らかくて、「この薄さで餡を包めるなんて達人技ですね」と感心していたら、おかみさんが「昔は人手でやっていましたが、今ではこの薄さで包めるのは機械だけなんですよ💦」と笑って話してくれました。

 

松永堂さんは江戸末期から続く老舗で、お寺に餅や饅頭を納品して続いてきたそうです。「代々続ける」ことの難しさを噛みしめながら頂きました。

 

角濱でゴマ豆腐三昧!

ランチは今日一番の楽しみ「角濱」の金剛懐石です。30分並んだ甲斐はありました。ゴマ豆腐を核とした豆腐料理のオンパレードは、どれも違った味わいで飽きることなく、見た目も味も大変美味でした。特に、ゴマ豆腐の天ぷらはふわとろっ!

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大門で登山の一行の写真を撮ったお礼に、よしまるも撮ってもらいました。おじいさんが「うまく撮れたよ」と言った写真がこれ。ブログ用としては上出来ですけど💦 

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下る、下る、ひたすら下る!

ここからはひたすら下ります。落ちる時はあっという間ですね。

 

たまゆらの里

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かじか荘

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上がる、上がる、ひたすら上がる!

続いて2つめのお楽しみ「KIMINOKA」に向かいますが、今度は大変な坂を上がることに。今日一番の坂でヘトヘトになったところでーーー、また行列かーい!

 

こんな所にお店?周りに民家もない山奥の駐車場は満車、大行列ができています。並んでいる人に思わず「ここはイートインなのでしょうか?」と聞いてしまいました。「いいえ、持ち帰りですよ」。確かに皆さん外のベンチや車中で食べています。

 

人気だけのことはあります、見てくださいこのメニュー!

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なにぃー? なすソルベ、山椒チョコレート、甘長とうがらし…、こんなジェラード聞いたことありません。大変な思いをして坂を上がった上に、このような魅力的なメニューを見たとあっては、行列だからってもう引き返せませんよ! …素直に並びます。

 

よしまるは、なすソルベ、赤い梅のソルベ、山椒ミルク をセレクトしました。どれもハズレなしという前評判の通りの美味しさで、あぁなるほど、という味がするのです。

KIMINOKAさん下界に出店してくれないかなぁ~。

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人間国宝級おじいさん

ところで。ジェラードと一緒に写っていたバッタ、気になりませんでした?持ち帰ったら夫が「ぎゃぁ~!」と叫んでいました(笑)

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ジェラードを食べに来ていたおじいさんが、子供達に「バッタあげる」と声をかけていたので、(今時の子はバッタなんて喜ばないよ。)と思ったのですが、よく見ると間近でも本物と見間違うほどリアルな手作りアートでした!

 

よしまるも頼んで作って貰いました。おじいさんの手さばきは惚れ惚れするほど見事で、5分と経たずに出来上がりました。

 

本職は堺の鍛冶職人、そして自称「山遊びの達人」。でも、こ、これは…達人の域を超えています。カエルも見事でした。他にも1枚の葉を数十メートル飛ばしたり、その場でいくつも超人技を繰り出して、子供も大人も歓声を上げていました。

 

しまった! 先を急ぐ

美味し楽しいで時間を忘れて、時計を見ると16時。次の「うるわし館」まで18.6km、このままだと到着が日の入りの17:30になっちゃう!必死で走って何とか17時に到着。

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たまたまそこで会ったミニベロさんが、これから同じチェックポイントに行くというので、ついて行かせてもらうことに。

 

ミニベロさんは右腕にコルセットをしています。2カ月前にロードバイクで平坦道を走っていたら、橋の継ぎ目の金属路面で普通にブレーキをかけて、スピードも出してないのに滑って転んで脱臼したそうです。ゾっとしました。気を付けねば!

 

17:30、おっとっと広場でミニベロさんとお別れして、最後のチェックポイントを目指します。辺りはかなり暗くて心細いです。

 

暗いわ、ナビおかしいわ、チェーン外れるわ!

暗いと路面の凸凹が見えづらくて怖いです。ミニベロさんの体験が脳裏をよぎります。わからない真っ暗な道を車が追い越すたびに「こっちを気づいてくれてるだろうか」と不安になります。

 

突然、自転車NAVITIMEが「ルートから外れています」と言ってきて、戻ってナビ通りに側道を下ると、、、自転車がやっと通れるガタガタな細道、、その先に小さな踏切、、お化けが出そうな雰囲気です。渡った先は草ぼうぼうの獣道でギェ~!嫌な汗をかいて急いで引き返しました。

 

初めて自転車NAVITIMEを使いましたが、便利な反面、こういうシーンに何度か遭遇して引き返しました。事前に回避できる方法を探さなくてはいけません。

 

災難は続き、紀ノ川を渡る橋のスロープを上がろうとしたらチェーンが外れ、今回も厄介な外れ方でなかなか直りません。手が真っ黒。毎度ハプニングがあるのは勉強になるけど、、微妙(-_-;)

 

海から不気味な音

やっとの思いでゴールに着くと、海から言いようのない不気味な声がしました。暗闇でチェックポイントを探すのも一苦労で。向こうの海が真っ黒で何も見えません。。

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これからはライドは昼間に終わらせよう、と思いました。

何とか無事に一日を終えて、加太駅から輪行して帰りました。

 

ふりかえると、やっぱり癖になる!

最後は怖い思いもしましたが、ふりかえると今日も刺激的で超~楽しかったです。

めでたしめでたし。(帰りのめでたし電車の中で撮影)

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遠いと思っていた場所に自転車で行けるのもうれしいし、先々での出会いも、新鮮な驚きも、ハプニングも、スリルを感じながらの達成感も、全てがよしまるにとってアドベンチャーです。自転車の旅は癖になります。次はどこに行こうかな!