これから寒くなる季節。ロードバイクで和歌山の山間部をロングライドしようと計画中なのですが、そこで温かいコーヒーを淹れたいな、という欲求がフツフツしてきました。そうなったらいつもの癖で、非常用にお米も炊いちゃう?カップ麺はどうかな?とか、妄想がダダ洩れ。。
とはいえロードバイクの旅は軽量でなくっちゃ。今回はアルミ缶でアルコールストーブを試作ました。で、完成したのがこちら。
か、軽い!!
たった10gでした。これなら持ち運びにも苦になりません。
意外と簡単に作れるもんだ!
これ、ゆるキャン△で紹介されたものです。主人が毎日飲んでいるチューハイの空き缶をゲット。材料は空き缶2つ、以上、おぉぉー!
■ 作り方
1.缶の底に穴を空けます。
いきなり電動ドリルを使うと難しいので、先に目打ちで小さく穴をあけておいて、そこにドリルの刃先を入れると簡単でした。ちなみに私が使ったドリルは2.5mm径です。
2.それを底から3㎝の高さの所でカットします。今回も少し手前に目打ちなどで穴をあけて、そこにハサミの刃先を挿入してカットしていきます。切り口で手を切らないようにヤスリがけを忘れずに!
メジャーな右利き用ハサミの場合は、キレイに切りたい側が右側になるようにハサミを入れていくのがポイントです。逆に切ると切断面がギザギザになっちゃいます💦
3.残った側面から、さらに37㎜幅のシートを同じ要領でハサミで切り抜きます。それを丸めて先程の穴あき底のミゾにはめます。ピッタリはまる径のところで、ホッチキスで固定します。
こんな風にミゾにはめて径を調節して、、
ホッチキスで固定!
確認。ちゃんとハマってますね!
更に片側に3カ所、3~5mm位の三角の切り込みを入れておきましょう。
4.1の穴あき底に更にこのように穴を抜きます。まずは内側の縁から2mmほど内側にマジックで切り抜き円を書いておき、そこをカッターナイフで切り抜きます。
結構力が要りますが、一か所カッターナイフが入る小さな切り込みを作って、そこを起点にカッターの刃を缶切りのように使って切り広げるとうまく出来ました。切り口もヤスリがけですよ!
5.もう一つの缶の底を使って、2と同じく底から3㎝の高さでカットしたものを用意します。ここでもヤスリがけを忘れずにね!
これで3点のパーツが全て揃いました。
6.穴の開いていない缶底の上部を、ラジオペンチでこのようにナミナミと窪ませます。これは穴の開いている缶底と重ねる際に入れやすくするためです。
7.最後の組立てです。穴の開いていない缶底を台に置き、そのミゾに、3のパーツを乗せます。三角の切り込みが下にくるようにしてね!
その上から、穴の開いていない缶底を被せて、ナミナミが内側になるようにはめたら、ゆっくりと両手を使って圧縮していきます。圧縮途中の様子。
ここまで圧縮します。
8.塗装部分をやすりで削り取って完成です!
大きさはこんな感じです。
早速コーヒーを淹れてみた!
どれ、コーヒー淹れてみようか。
家にある消毒用アルコールで代用しました。青い炎がとてもキレイです。いいんじゃないでしょうかっ!
炎の推移の様子も載せておきます。
まず中心に上がって、ジワジワと横穴から出てきます。
100均で買ってきた軽量の五徳を被せて、チタン鍋でお湯を沸かします。
その間に、チタンカップに豆をセットしました。
うん!美味しいです。
本番の自転車旅では、コーヒーだけであればこのチタンカップだけで済まそうと思っています。お米も炊くならシェラカップかな。
ライドの楽しみがまた一つ増えました。
追記:
アルコールストーブの燃料についてまとめました。正しく使わないと危険なのでぜひ一読ください。