大和川で野草を採りながら、ふと目についたのが、これ。
風にそよいで、シャラシャラと、爽やかに歌っていました。
見渡すと、菜の花ばりに大量に生えていました。
麦っぽいこの膨らみ、使えるかも♬
と、大量に採ってきてしまいました💦
家に帰って調べたら、
カラスムギ
だそうです。
カラスムギとは
カラスムギって、オーツ麦やエン麦の仲間なんですって。
エン麦はこちら。ね?カラスムギそっくり(笑)!
オーツ麦はこちら。これもカラスムギだぁ~!
エン麦は古代麦の一種だと、昔教えてもらいました。
つまり、雑草レベルに生命力が強いってこと。
カラスムギも例外ではなく、農家の方々が、いかに駆除するかで頭を悩ませる草の一つです。この類の草に、先日のスギナもあります。地獄草なんて言われてるし(笑)!
また、栄養価が高いです。
これは、原種に近い野菜に共通する特徴ですね。
白米の約22倍の食物繊維、ビタミンB1や鉄分、カルシウム、タンパク質が豊富。 循環器系の改善、コレステロールを下げるなどの効能を持つ健康食品です。
とにかく、ムギとして食べられることはわかりました。
どうやって使う?
しかし季節は春。
実る前(青いうち)に採ってきてしまいました(苦笑)。
試しに皮を剥いてみましたが、実は十分に膨らんでいません。
そもそも、剥くのむちゃくちゃ大変だしー!
ふと、思いつきました。
カラス取ったら、ムギじゃね?
あら、またお口が…
だったら!
カラスムギ茶なんて、どうじゃろーか?
ひょっとしたら、麦茶っぽい味がするかもしれんし。
とりあえず、ダメ元でやってみよう。
採ってきて申し訳ないし。。
作ってみました
麦茶の作り方を参考に、カラスムギ茶を作りました。
まずは、カラスムギの長いヒゲを取りました。
ゴキブリの触角に見えるんですよぉ~😭
取らなくていいかもしれませんが、見た目が怖いから取ります。
乾燥させます。
中身が茶色くなりました。
弱火で煎ります。
香ばしい香りと、パチパチ音がしてきます。
麦茶っぽく、茶色になるまでじっくり焙煎です♬
というのは、中までしっかり加熱することが大事なので。
パチパチ音がなくなった頃、かなりこんがり色になりました!
おぉぉ~、麦茶っぽい色。
8~10gのカラスムギと1Lの水を鍋に入れ、、
沸騰させて5分ほど煮出します。麦茶を作る要領で。
麦茶よりは淡い、黄金色のお茶になりました♬
できあがり♬
どんな味?
びっくりです。
麦茶だー!
爽やかな麦茶です。
なにこれ~、むっちゃ美味しいじゃん!
ゴクゴク飲めます。毎日だって全然オーケーです。
警戒気味に口にした夫も、
「これ麦茶じゃん。フツーに旨い!」
と大絶賛でした。
ちなみに、焙煎なしのカラスムギで作ったお茶は、
もっと黄色の液体で、全然麦茶じゃなかったです。
ただの草を煮詰めた、草茶だねこれは(笑)。
美味しく飲むには、焙煎って大事な工程ですね。
草によっては、加熱で毒を抜くという意味もあります。
とにかく、
カラスムギで麦茶作れました!
いや参りましたな。
もう麦茶買わんでいいです。
大和川にあります。
買ってもすごく安いけど、そういう問題ではありません。
大和川産は無農薬だし、
「自分で作って飲める」ことが、楽しいよしまるでした。