都会に生きる鳥たちにとって、冬は、山で暮らす鳥たち以上に、食糧の確保って大変なのかな? よしまる家の家庭菜園には、鳥がやってきます。
ここは都会のマンション、3Fのベランダ。毎日くるのは ヒヨ と メジロ。だいたいペアです。たまに雀がくるけど、最近は見かけないなぁ。
在宅ワークが増えてから、窓越しに彼らがやってくるのを見ると、うれしくなってつい、ぼぉ-っと眺めてしまいます。
ヒヨのお目当ては チンゲン菜
ヒヨは体長20㎝位、結構大きくて見ごたえがあります。でも、せっかく育てたチンゲン菜を丸裸にされました。
ごらんのとおりの悲しい姿。 でも、お腹空いてるんだろうな…。
よし、北のベランダは君たちにあげよう。私達は南のベランダをいただくから… と思ったら、南側も見つかって、あっという間に丸裸にされました(笑)!
ヒヨドリにも好き嫌いがあるみたいで、チンゲン菜は食べますが、隣の水菜やパセリには目もくれません。こちらは人間がいただきます。
ちなみに、写真の水菜は 再生野菜 です。スーパーで買った株を土に挿しておくと、根付きます。去年からはまってしまい、うちのベランダには何種類も再生野菜が育っています。
大根も再生野菜です。おいしそうな葉でしょう? これもヒヨは食べません。
きっかけは ミカン
お次は メジロ。
こんな都会のビルの谷間にメジロが来てくれるなんて、思いがけないことでした。渋い緑色が美しくて、目の周りが白くてかわいいです。体長15㎝位とありますが、それは尾まで含めた長さで、見た感じ7cm位しかありません。
実は、先日までウグイスだと思い込んでいました。だって体が緑色だから(笑)。
春がきたらホーホケキョって鳴くかなぁ~、なんてワクワクしてたけど、なに、メジロと分かっても、可愛いのに変わりありません❤
メジロ がきたきっかけは、ヒヨドリのために用意したミカンでした。
ヒヨドリが食べた残りを、メジロが食べにくるようになったのです。
こうやってミカンを置いておくと、、、
次の日にはすっかり空っぽ。お礼にウンチを置いていってくれます(笑
ちなみに、ミカンの間にあるのは再生用のキャベツの芯とネギです。
メジロの写真を撮りたいのですが、びっくりして2度と来なくなると悲しいので、勇気がでません。それどころか、部屋の中にいる私達の方が、怖がらせないようにそっと動いてしまいます。
一生懸命食べている姿がかわいくて、これはどうかな?と葉っぱの茂みの中で何かモソモソ動いている姿がクソ~、やたらに可愛いゾ。
鳥がやってくる、都会のベランダ
鳥がやってくる、都会のベランダ
なんかステキな響きじゃないですか? というか実際ステキなんですよ。
殺風景でビルに囲まれた都会のうちのベランダが、ポッと明かりが灯るように色づいて、生き生きしてみえるもの。
この寒空の下、鳥たちがどれほどお腹を空かしているかと思うだけで、何でも食べていいよって気持ちになります。
毎日1個、ミカンをあげるために、ふるさと納税で買った有田みかんのダンボールがどんどん減っていきます。カビが生えるくらいなら、これでよしなのです。
こんな事を大っぴらに話すと、フンの被害が!ってご近所から苦情が来そうです。
でも、地球上に生きているのは人間だけじゃないし、この土地も建物も私達だけのものじゃない。そもそも人間は、緑の土地を奪った加害者でもあると思うのです。そのせいで、他の動物が生きづらいだろうから。
だから、鳥のフンなんて大した問題じゃないんだー(と声を大にして言いたい)
昔、馬車が移動手段だった頃は、道のそこら中に馬のフンが転がっていたというし、人間も、糞尿を窓から外に投げ捨てていたんだって。それを踏まないように、ヒールの靴が生まれたらしいし。身近にう〇ちのある生活だったんだよね。
そう思えば、鳥のフンなんて、少量だし臭くないし、いいじゃないかーい。
こうしてたくさんのベランダに、たくさん餌が置かれて、たくさんの鳥がやってくる都会になったら、どんなにステキだろうな。あちこちで鳥の声が聞こえたら、どんなにステキだろうな。思いを馳せてしまう、よしまるでした。