ジムで着ているTシャツの首汚れ、手を尽くしましたが、再生を断念しました。
でも、ウエスにするには色がきれいで、もったいない。
Tシャツヤーンにして、玄関マットを作ることにしました。
今のマットは擦り減ってきたし、大作だから、ヤーンを消費できそうです♬
そのまま作るとダサい
ただ色味が… 統一感ゼロ。
このまま作ると、ダサい気がします。
そこで、一手間加えることにしました。
草木染
全体にくすみが入れば、統一感がでて、玄関に馴染む気がします♬
大人のくすみ…ですヮ
今回はタマネギ染めに挑戦です。
ちょこっとずつ皮を集めました。
捨てるはずのTシャツをヤーンにして、
捨てるはずのタマネギの皮で染める(食べてるけど)、
それで玄関マットを作る、これぞ、
くず活の極み~!
手順
■ 材料(あくまで目安)
・Tシャツヤーンなど綿素材の布:1枚分
・玉ねぎの皮:4個分
・牛乳:1カップ
・焼きミョウバン:5g
■ 手順
1.タンパク処理をします
植物の色素は、タンパク質に反応して染まります。毛糸や絹糸など、動物由来の繊維は、タンパク質を含んでいますが、植物由来の綿やレーヨンは、タンパク質を染み込ませる「タンパク処理」という下処理をます。
牛乳を水で1:1で薄めた液体に、布を30分以上浸します。たっぷりの液に浸した方が、ムラができにくいので、必要に応じて液を補充します。牛乳を豆乳に変えてもOKです。ただ…飲み物に布を浸けるのって、モウレツに違和感があります(笑)。
乾かすとパリッとします。牛乳臭い。。
2.染液に浸けます
たまねぎの皮を鍋に入れ、皮がヒタヒタに浸かる位の水を入れて、火にかけます。
弱火で30分煮出すと、濃い茶色の液ができます。熱いうちに、皮をザルで濾して取り出します。そうしないと、抽出した色が皮に戻ってしまいます💦
いい感じの飴色です。
荒熱を取ったら(40~60℃)布を入れ、全体に染液が行き渡るように、菜箸でかき混ぜます。染液が足りなければ、布が泳ぐ程度に水を足します。
よしまるさん、つっこみ過ぎじゃないかね?
そこから加熱します。
染液が熱いと一気に濃く染まる反面、ムラができやすいので、15~30分弱火で煮ながら、好みの色で火を止めて冷まします。布は乾くと色が薄くなるので、それを見越して調節します(どうやって?)。
途中経過。白いさらし布が、肌色になってます。
牛乳臭い。。
3.媒染します
媒染液に浸けると、色鮮やかになり、色も定着します。
別の鍋に、お湯(1〜1.5ℓ、布が泳ぐ程度)を入れ、焼きみょうばんを入れて溶かしたら、軽く水気を切った染め布を浸け、全体になじませて、弱火で10分位煮ます。
おぉぉー、突然、黄色くなりました!
白いさらし布はどこいった?黄色いTシャツヤーンと同化してます。
薄い緑の布が、カーキになってます。
しかし牛乳臭い
火を止め、荒熱を取ります。
もっと濃く染めたければ、再度、染液→媒染液の作業を行います。
4.水でよく洗う
水の色が無色透明になるまで、何度も水を替えて洗います。
あぁ、濃い色がどんどん抜けていく。。悲しいよぅ…
牛乳臭いので、洗濯洗剤で洗いました
最後に、陰干しして乾かしたら完成です。
乾くとさらに色が薄まって、一瞬ショボーンとなりましたが、元の布と比べてみれば、全体に黄味を帯びた、渋イイ感じに仕上がっていました。
いやしかし、牛乳の香りが。。
豆乳に代えた方がいいのでしょうか?
比べてみよう!
上が染める前、下が染めた後です。
左から、さらし布(白)、綿Tシャツ(白)、綿Tシャツ(黄)。
だいぶ違いますね。
元が黄色の布は、濃く渋くなった感じ。一方、元が白い布は、鮮やかな黄色に染まりました。タマネギの皮で、こんな鮮やかな黄色が取れるって、ちょっと感動です。
他の色はどうかな?上が染める前、下が染めた後です。
黄色が入ると、こんな風に色が変わるんですね。青みがかった薄緑色のTシャツ(左から2番目)は若草色になりました。ピンクも落ち着いた橙に。グレーがカーキ色になったのは、うれしい発見でした。
実はひそかに、マイ色見本を作ろうと思っています♬
巷に色つき布を染めた情報が少ないんです。使い古した服が、色、素材、染料、触媒を変えると、どんな風に生まれ変わるか知っておけば、作品を作る時の参考になりそうでしょ?
今回試した色です。見てるだけで楽しい~!
やばい。。これはハマります。
さぁ、これで玄関マットを編んでいきますー!