【札幌紀行】ガッカリさせない時計台

 

札幌初日、ホテルに向かうバスの中で、息子が

「あれが有名な札幌時計台だよ」と言うので、振り向くと、

ビルの谷間に拍子抜けするほど小さな建物がありました。

 

「あんな小さいはずないじゃん!」

「いや、ネットでみたのはあれだった...」

 

後で調べると、確かにそれっぽいです。しかも、

日本三大がっかり名所 になってる…。

どんだけガッカリするんだろう? 変な興味が沸いてきました。

 

一方で、がっかりじゃないよって口コミもあり、、真偽のほどはいかに(笑)?

というわけで、2日目の一人時間に訪れました。

 

ボランティアガイド

入口で入場料を払うと、スタッフから「今すぐ2階に行ってください」と言われて、とにかく向かうと、、

 

そこは「演武場」という、教会の礼拝堂ような場所で、古木の長椅子に座ると、ガイドさんが、建物の成り立ち、歴史、人物、時計の仕組みを話してくれました。

 

楽しい。。

200円の入場料でこんなにしてもらえて、有難いなぁ。

 

当時ここは学舎で、国中の精鋭が集められて、クラーク博士から最先端の農業を学んだそうです。一期生24名中、卒業生16名って、厳しい~!その中に、黒田清隆、新渡戸稲造、内村鑑三といった、教科書で見かけた人もいました、へぇ~。

 

今は小さく感じる『時計』も、当時は規格外の大きさで、建物に乗らず、右往左往した話とか、手巻き式で140年以上も正確に時を刻み続けていることや、どうして重りが石なのか?など…面白さ満載のガイドでした。

 

新渡戸稲造が後輩に書いた「急がず、もっと休みなさい」。

 

うっかり、日本三大ガッカリ名所に「いいね👍🏼」するところでした。ガイドさんのおかげで逆サイドに大きく振れましたね。

 

クラーク博士とよしまる。

 

1階の資料室に下りると、そこにも数名のガイドさんがいて、展示物の解説を丁寧にしてくれて。。おかげで展示室も楽しかったし♬

 

そうして知識を授かってから、改めて外に出ると、さっきみた時計台や銅葺の屋根が、感慨深く思えました。

 

ガッカリさせない時計台でした。

札幌を訪れたら、一度は行ってみることをお勧めします。

その時は中に入って、ガイドしてもらいまひょー!