先日、ジモティーを通じて、河南菜農園の川崎さんから畑の土を譲ってもらいました。
川崎さんのお仕事や目指していることが素晴らしいと思ったので、紹介します。
至れり尽くせり!
うちの共同菜園は、地下に雨水タンクがある上に、かつて保育園があった跡地(コンクリート&瓦礫)に土をせっせこ入れて作られた、涙と汗の結晶です。
土は、おじいちゃん、おばあちゃんがホームセンターで買ってきたり、捨てられた植木鉢の土を貰ってきたりして今に至ります。でも、この地道な努力をよそに、野菜に養分を取られ、風に飛ばされながら、土は痩せていきます。
土がなくなると、またホームセンターに買いに行くのですが、働き者とはいえ、平均齢80越えの人達が大きな土袋を運ぶのは、大怪我の危険を伴います。
そんな時、川崎さんが土をトラックに積んで持ってきてくれました!
おぉぉ~、救世主!
よしまるがこうした菜園の事情を話したせいでしょうか。土を無償で譲ってくれた上に、ここまで運ぶ手間も引き受けてくれた上に、さらに土下ろしまで、何から何まで全てやってくれたのです。
もっと驚いたのはその手際。
そこには自信のあるよしまるもビックリな速さで、あっという間に終わりました。
サクサク進む作業、良質な土に触発されて、菜園サー達も思わず体が動きます。
パンパカパーンッ! 今回の土のおかげで1畝作ることができました。
河南菜農園、川崎さんの想い
ピース写真も快くOK。人当たりのいい、爽やかな好青年でした。
それにしても、どうしてこんなに親切にしてくれるのだろう?平日の朝に運んでくれて、お仕事は何をしているのだろう?みんなが不思議に思って、川崎さんの気さくな人柄に甘えて色々と聞いてしまいました。
そして、地球環境を少しでも良くしたいという熱い想いを知ったのです。
川崎さんは、地球に緑を増やすために、それを自分の仕事にすることにしたそうです。
その仕事というのが、これまで聞いたことのないものでした。自身で作ったビジネスサイクルだそうです。
HPではその全貌が見えてこないので、よしまるの理解する範囲で補足します。
というか、一人でも多くの人に知ってほしいなって思います。
川崎さんは、大阪河南町に無農薬不耕起の畑を持ち、自然農法で野菜を育てています。
家庭や園芸ショップで不要になったプランターを引き取りに行き →コチラ
土を再生して売り →コチラ
プランターは中古品として再販(それも50円~の激安!)→コチラ
そうやって街に緑を増やす手伝いを生業にしておられます。
緑を増やす活動をする人には(今回のように)無償で土を提供したり、自然農法で育った生きのいい野菜を売って、その素晴らしさを啓蒙。
そのために、ただ売るのではなく、畑に来てもらって好きな野菜を好きなだけ収穫してもらう。土との触れ合い、収穫の体験と一緒に野菜を買ってもらう。
それは自然を大事にしてほしいという川崎さんの願いでもあり、生計を立てるための術でもあると言います。
このサイクルで生計を立てるには、野菜の単価が安すぎて無理なのだそうです(そんなことは容易に想像がつきます)。だから、少しでも川崎さんの想いに賛同してくれる人に、野菜を買ってもらうのだそうです。
資源を何もかも無駄にしない草の根的な活動…、それを実践している人がこの世にいるんだ。。この、ほぼ非営利な活動で生計を立てることが、どれほど大変なんだろう?想像もつきませんが、それを川崎さんはやっているのです。
実際相当大変なのだと自身もおっしゃっていました。過去には辛い思いもしたそうです。だから僕もお客さんを選ぶのだと。
私がトラックから土をシャベルで搔きだそうとしたら、敷かれているブルーシートを傷つけたくないので自分でやる、と言われました。そこまで物を大事にして、やっと成り立つ事業なんですね。すごすぎて、話の全てに圧倒されまくりでした。
菜園のおばあちゃん達も、「あんだけ出来がよくて、かといって堅物でもない。冗談も通じてなぁー。あぁいうのを婿に欲しいわねぇ~❤」と絶賛!
もっと知ってほしい
先日川崎さんから、また良質の土が入ったよと連絡を貰いました。うちの菜園はこれ以上畝を増やすと誰かがギックリ腰になるということで、有難い提案をお断りしてしまいましたが、川崎さんとつながりができたこと、彼の営みを知ったことを、菜園のみんなが感謝しています。
だからもっと、川崎さんの活動をたくさんの人に知ってほしいな。
他にも、回収した土とプランターを再生して レンタル花壇 や、耕作放棄地の管理、色んな形で活用されています。
レンタル花壇とゴーヤ栽培キット
寄せ植えレンタルもありました。オシャレすぎ~。
興味のある方はぜひ、川崎さんをお訪ねください!