よしまるがヘビーユースしている おから は、
豆腐や豆乳を作るときに出る、絞りカスです。
昔は豆腐屋さんに行くと、タダ同然で手に入りましたが、
健康ブームもあって、お値段が付くようになりましたね。
しかしご存知であろうか?
人間が食べるのは、たったの1%という事実を。
大量のカスの殆どは、飼料(65%)、肥料(25%)その他(10%)、利用しきれなかった5〜9%が産業廃棄物となり、毎年3〜6万tが廃棄されています。
おからにもっと人権があって、いいんじゃないのかぁー?
いえいえ、価格は安いままでいいですっ💦
お金をかけて捨てるくらいなら、もっと食べたらいいのになって。
体にはいいのだから。
例えば、おからは薄力粉と比べて、カロリー1/3以下、食物繊維が4.6倍です。粉物の代用になれば、罪悪感なくおやつが食べれるじゃぁ~ないですかッ
恵方巻のように、土用の丑のように、おからの日を設けて、日本国民が1年分の乾燥おからを食べるようにしたら、どうだろう?なぁ~んて💦
使いづらさ
妄想はさておき。
もっとレパートリーを増やしたいのですが、
実のところ、なかなか難しい素材だなって思います。
モサモサする
食物繊維の塊ですからね。なめらかじゃないし、歯ごたえも硬くて違和感ありまくり。唾液を取られて口の中がモサモサになって、無理矢理飲み込むとシャックリがでます。
臭い
おから独特の、大豆を煮た時のような臭いがあって、調理によっては、悪目立ちすることがあります。
活用のヒント
で、作っていて気づいたのです。
おからの難点を克服していないレシピは、美味しくないってことに。
特にモサモサ。たぶん間違ってない…と思う。
例えば、クッキーの小麦粉をおからに変えてみたら、すごく食べ辛くなりました。
乾燥するほど、固くモサモサになるんです。
以前紹介したクッキーは、そこを少し改良していて、小麦粉の半量だけをおからに変え、さらにぶ厚く整形してしっとり仕上げました。モサモサ感は減りましたが、味や食感は落ちました。ちなみに薄く整形したら、乾燥してもっと食べ辛かったです。
モサモサをなくすポイントは、しっとりさせる ことです。
乾燥系の料理には向きません。卵やバターを贅沢に入れても、モサモサは改善されませんでした。とにかく乾燥がダメ。
逆に、しっとり系のレシピは、水分が多いほど、モサモサがなくなりました。
先日作ったはちみつケーキも、しっとり系。普通に美味しかったです。
おから料理の定番、卯の花もしっとり系ですよね。
おから餅が美味しいのは、牛乳と片栗粉のおかげで保水量が多くなり、さらにモサモサがコーティングされてるからだと思われます。
それでいけば、白玉団子なんて、ほぼ確実に市民権を得られそうです。
逆にスコーンは水分量が少ないから、期待できません。
よしまる予想はこんな感じです。
もう一つの難点、臭い。
何が有効か試さないとわかりませんが、大きく2つのアプローチがあると思います。
①より強い臭いでおから臭を消す
臭いは臭いで制す?チョコ、バナナ、チーズなど、風味の強いものを入れて、おから臭を消す方法。バナナのおからパウンドケーキは、美味しかったです。
②おから臭が不快じゃないようにする
はちみつケーキは、おから味が不快じゃありませんでした。
まとめると、
最低限しっとりさせる。臭いが気になれば対策する。
そんな方向で、レシピを作っていこうかな。
未知数💦
考えている中で、『未知数だけど可能性』を感じる思いつきがありました。
①おからアイス
粉物の代用ではなく、純粋にアイスとして使えないだろうか?クリームと合わせることで、モサモサがコーティングされるのも期待できます。黒蜜きな粉をかけて、臭いを逸らすとか(笑)?
②噛むほどに味が出る系
プリッツのような乾燥系で、モサモサして唾液を取られるけど、するめのように、噛むほどに味が出るもの。唾液が出続けて、口の中に居続けても不快じゃないかも。レシピ思いつかないけど~(笑)!
③モサモサがじわじわくる系
イメージは、おからが入った飴(笑)?舐めているうちに、唾液と一緒に少しずつおからがでてくるから、モサモサが気にならないかも!
あぁまた妄想が。。楽しく試していきたいと思います。