【ロードバイク】思い出に残る、初ビワイチ

人生初のビワイチ(琵琶湖一周ライド)は、

スマホを家に忘れて、それはもう大変な一日でした。

 

そんな中、見知らぬ方々から並々ならぬ親切を受け、無事に一周できまして、奇跡のような、感慨深いライドとなりました。

よしまるも、いつか誰かに、やさしさをつなぎたいと思います。

 

車掌さん

朝、輪行中にスマホ忘れに気づきながらも、そのまま集合場所に向かったよしまるは、乗り換えたJR京都線の車中で、下車してから集合場所までの道がわからないことに気づきました。

 

全部スマホ任せで、頭に何も入れていませんでした💦

 

困った挙句に、あろうことか、車掌さんに道を尋ねると、

そこに天使がいました。

車掌さんが自分のスマホで、駅からの行き方を調べて、地図までくれたのです。他にも、もっと早く着ける方法はないか、別の駅で下車する場合や、タクシーを使う方法など、いっぱい調べてくれました。

 

仕事の枠を超えて、知らない人にこんなに親切にしてくれるなんて。

おかげで、時間通りに集合場所に着けました。

K車掌さん、ありがとうございました。

 

乗客の方々

続くJR湖西線では、心に少し平安が戻ってきました。

 

たまたまお隣さんと会話になり、スマホを忘れた事を話したら、集合場所までの目印を教えてくれました。近くで話を聞いていた人も、階段に近い号車を教えてくれて…ここでも親切を貰いました。

 

ローディーさん

ところがその後も受難は続き…

集合時間の伝達ミスで、集合場所に仲間がいません。スマホがないので連絡も取れず、悩んだ末に、一人ビワイチをスタートしました。

 

でも、スマホもなくて、ルートも知らずに、どうやって走ったの?

だよね~、フツウこんな状況なら、お家に帰るよねぇ~

 

でもその時は、一緒に走るはずのYさん達に、心配をかけてることが気になって気になって、頑張れば追いつけるかもと、近くのローディーさんに道を尋ねました。

 

するとローディーさんが、「青い線を辿れば一周できますよ」と教えてくれました。

 

Tさん

走り出すと、今度は別の不安がムクムクしてきました。

こんなハイペースで、150kmも走り切れるかしら…💦

でも、早く追いつかないと。

 

ふと気づくと、男性ローディーさんの後ろを走っていました。

赤信号で追いついて… 離されて… また信号で追いついて… 離されて…

 

少しでも体力を温存したいよしまる。

申し訳ないけど引いてくれ~ぃ!

お兄さんの背後にピッタリついて、走ることにしました。

 

お兄さんが振り返って、背後霊に気づいたようです。

「すみません、引いてもらってます💦」と声をかけると、

「いいですよ。このペースでいいですか?」と快諾してくれました。

 

さらになんと! 休憩中によしまるの苦境を知ると、

迷子にならないようにと、その後もずっと一緒に走ってくれました。

しかも始終引いてくれて。。

うぅ、優しいよぅ~!

(お兄さん=Tさん)

 

そこまでしてくれるの?

うどん屋さんで昼食をしていた時のこと。

 

Tさん「結構な速さで走ってきたけど、お仲間さんに会えませんねぇ」

よしまる「知らないうちに追い越してないといいけど…」

 

するとTさん、電話番号を貸すから、お仲間さんにメッセージを送ってみましょう!と、申し出てくれました。

 

今日会ったばかりの人に、そこまでしてくれる?

Tさんの親切に甘えていいのか迷いましたが、スマホを借りて夫に連絡を取り、LineでYさんにTさんの番号を伝えてもらいました。

 

運よくYさんがメッセージに気づいたら、返事をくれるかもしれません。

 

長浜駅近く「善光」の肉汁つけうどん。コシがあって美味しかった!

 

そして奇跡は起きた

残り100km、Tさんに引いてもらいながらも、湖西は向かい風。信号がない直線をひたすら走るのは、よしまるには大変でした💦 でも、こんなに親切にしてもらって、足手纏いになりたくない一心で、ペダルを回しました。

 

湖の景色はとてもよかったです!北部は水もキレイでした。

 

 

ゴールまであと10km、Tさんのスマホに、Yさんからショートメースが入りました。

「よしまるさんですか?僕たちはあと15kmでゴールです」

 

連絡とれた、感激~!

最後の最後、ゴール地点の米プラザで、Yさん達に会えたのでした。

 

どんなに嬉しかったか。どんなにホッとしたか。

Yさんの笑顔を見たら、泣きそうになりました。

 

スマホを持たずに家を出て、無謀にも、何もわからず進んだのに、無事に琵琶湖一周走れて、最後に仲間にも会えて、本当に奇跡のような一日でした。

 

連絡がつかない中、Yさん達に心配をかけて申し訳なかったですが、

 

見知らぬ方々から、行き方を教えてもらって、一緒に走ってもらって、電話番号を貸してもらって、連絡をとってもらって…家族にも助けられて、本当にたくさんの優しさをもらいました。

 

この日のことを忘れずに、いつか誰かにお返ししたいって思います。

 

帰りはYさんと、おごと温泉で疲れを癒して、ビールとつまみを買って、電車に乗りました。ビールが最高に美味しかったです♬、ふぅ~