今年も我が家の大掃除の季節がやってきました。
一般的に大掃除って年末ですよね?でも寒いし、水は冷たいし、洗い物は乾き辛いし、すぐ日没するしではかどらない要素が満載。なので我が家では7月に入って梅雨が明けると同時に大掃除を始めます。
が、今年は連休にしまなみや青森旅行を計画しているので、梅雨明けを待たずにスタートしました。
まずはキッチンの油汚れに着手しました。
普段からガス台や周辺の壁などはこまめに拭き掃除しているのでモウマンタイです。その時は みかんの皮水 で十分用は足ります。
ですが今回はっ!
1年分の汚れが蓄積した換気扇、電子レンジなどの強敵。きゃつらには想像以上に方々に油汚れがこびりついていました。
そこで重曹の登場です。油汚れを落とすには、アルカリ性をぶつけるのが手です。
まずは電子レンジから
ただ、やっかいなこびりつきに対しては、重曹のph8.0では攻撃力が弱くてビクともしません。そこで、ある一手間で攻撃力を高めます。
ガラスの耐熱ボウルと重曹を用意します。
重曹(大1)、水200ccを入れて軽く混ぜます。
600wレンジで5分加熱します。
理論上はこれで、重曹が炭酸ナトリウムに変化し、ph11.2の強アルカリ水になります。攻撃力100倍以上!
レンジで加熱する過程で、庫内に水蒸気(これはただの水)がビッシリつきます。これがスチームの役割をして、油汚れが少し緩くなります。
ソコ!緩んだところを叩~くっ!
厚手のゴム手袋をして(または軍手の上からゴム手袋をするなど)火傷に注意しながら、熱々の強アルカリ水にウエスを浸して、庫内を手早く拭いていきます。
こびりつきがどんどん取れていきます~
メラミンスポンジはおすすめしません。
たまにネットでおすすめされているのを見かけますが、よしまるは実際にやって失敗しました。塗装が剥げてしまったのです。メラミンスポンジって細かな目のやすりみたいなものじゃん。。。
いくら強アルカリ水とはいえ、1年分の汚れの層を溶かすのに一拭きでサッという訳にはいきません。そこは焦らず、何回か拭き取り作業をしましょう。
次は換気扇じゃ!
続いての強敵は、換気扇です。
残った強アルカリ水をぶつけていきます。強アルカリ水がなくなったらまたレンジで作ればいいので、惜しみなくベチョベチョに濡らしたウエスで拭いていきます。
気持ちよく油汚れが取れていく~、勝利!
換気扇の本丸とも言えるフィルターは、強アルカリ水にしばらくドボンしてから、中世洗剤と歯ブラシで洗ってやりました。こちらもピカピカキュッキュに蘇りました!
忘れるなかれ、最後の仕上げが重要!
今回重曹を使ってみて学んだことです。
拭いて終わりじゃだめです。
今回は息子と主人がやってくれたのですが、ひととおり終わって一息ついた後、改めて見ると、汚れ残りのスジが至る所に付いていました。
なんじゃこれ!?
触ってみるとベタベタします。
大まかな油汚れは取れていますが、重曹水は油のこびりつきを溶かしているだけで、油汚れが消滅する訳ではありません。残った油汚れはウエスで薄~く塗り広げられた状態になってしまうのです。
なので、キレイなウエスで念入りにふき取る、という仕上げ作業が必要です。水に浸けて絞ったウエスで拭いていきます。彼らにそこまでの丁寧さは求められないので、あとはよしまるがやって、掃除完了です!
まとめ
今回、1年分の油汚れ落としに重曹を使ってみましたが、そのままではアルカリ度が弱くて役に立たず、加熱して100倍以上の強アルカリ水にするのがよいと分かりました。
電子レンジは食品を温める場所なので、洗剤を使うのはちょっと…怖いです。その点重曹なら安心です。
ただ、強アルカリだし、熱いし、厚手のゴム手袋は必須です。
あと、強アルカリ水+メラミンスポンジの併用は、強力過ぎて塗装が剥げる恐れがあるのでおすすめできません。
また今回、最後までキレイに仕上げるために、キレイなウエスで重ね拭きをした方がよいとわかりました。これがコツですね。
でも、もう油汚れ専用の洗剤を買わずに済みます。また一歩モノレス化となりました。
他にも、暇をみてはパーツ毎の掃除方法を紹介していますので、参考にどうじょ!