【草木染】さつまいもの葉茎を試す

 

収穫したさつまいもの残渣を、残さず活用する方法を模索しています。

 

今年は、今ハマっている草木染も挑戦しました。

さぁて、どんな色と巡り合えるかな~?

 

まずは葉だけ

もしかすると?ひょっとして?

茎と葉で性格が違うかもしれないから、

まずは葉だけで染めてみました。

 

グツグツ。。

 

なかなか渋い色です♬

 

染色したら、渋い薄茶色になりました。

 

これを媒染液に浸けると、色が抜けて、薄いベージュ色になりました。

なんか残念。


20分後、銅と鉄はそこそこ変化があったものの、、

 

水洗いすると、殆ど色が落ちてしまいました。

 

乾燥後の色です。

そこそこ色がついているように見えますが、実際はうすーいクリーム色、ほとんど染まりませんでした。

 

アルカリ染色してみる

今度は、染液に重曹を入れて、アルカリ染色を試してみました。

おぉ?

おぉぉー!

 

乾燥したらこうなりました!(一番右)

 

色見本だとこれが近いです。

 

さつまいもをふかした時の色だっ。

さつまいもの葉から、さつまいも色が取れました!

 

今度は、茎!

続いて、茎で染液を作りました。

あれ?

 

紅はるかの茎は紫色なのに、緑っぽい。。

 

 

銅媒染が一番近い色に再現できました。

 

乾燥後。左から、桜の落ち葉、さつまいもの葉、さつまいもの茎です。

実際は、真ん中の葉と右の茎は、もう少し濃くて、自然なやさしい色がでました♬

 

同じ白、綿なのに…

発色の具合がわかったので、今回はさつまいも色に決めました。

さっそくTシャツヤーンを染めてみよっと!

 

ところが。あれ?

同じ白色で、綿100%だから、さっきの色を期待したのに、

なぜか鮮やかなレモン色になりました。

なぜ?これはこれでキレイですが…ですが…

 

マットに編み込んだら、違和感しかない~(笑)!

 

草木染=くすみ色、を期待したのに、調子狂うよなぁ。。

このヤーンは、更に違う色で染めて、くすませてから編み込むことにしました。

 

まとめ

いつもの『くず活』の延長で、残渣になるはずの葉茎から、染まればラッキー♬くらいで試したのに、立派なさつまいも色に染まったのは、新鮮な驚きだったし、食べる、編む、に加えて、楽しみの幅が広がりました。

 

それから、葉と茎で、全然違う色の染液ができるのにも驚きました。

 

日光をたくさん浴びた葉からは、緑色の染液が取れると思ったら、焦げ茶色だし、さらに媒染すると、さつまいも色になっちゃったし。

茎は紫色だから、赤茶色の染液かな?…と思ったら、全然違う緑色だし!

 

こうして楽しい発見をくれるから、ハマるんだよねー、草木染。