今回は、栗の渋皮煮を作る過程で出る煮汁で、草木染をした記録です。
というか、メインの目的が、渋皮染めの方だったんですけど(笑)!
渋皮はどこ?
栗の渋皮は、、これです。
外側の茶色く硬い皮は鬼皮。その中にある、産毛みたいなやつ。
鬼皮は大量に出るのに、、渋皮はほんのちょっと。
薄少しでも確保しようと、鬼皮の内側にこびりついたのを取ろうとしたけど、なかなか剥がれず…断念💦
実についている方も、そのままでは取るのが大変で。
やっぱり、渋皮煮を作る過程で出る、煮汁を使うのが、常套手段なんでしょうね。
にしても、こんなに少しで染まるのかなぁ?
染めてみる
重曹を入れた水で茹でます。
取れた一番液がこちら。
あらっ!少量の渋皮から、ものすごーく濃い液が取れました!
渋皮ポテンシャルすごい…
2番液、3番液も、濃さが衰える気配はなく…渋皮スゲェです!
集めた染液に、さらし布を浸けると、すぐにこんなに濃くなって。ウヒョヒョーッ!、テンションあがるヮ~!
渋いピンク色になりましたぁ!
写真は茶色っぽいけど、実際は渋濃いぃ~ピンク、伝統色の苺色に近いです。
媒染液テストです。
左から、酢、アルミ、銅、鉄。浸けが甘くて色が薄いですが、それでも鉄媒染は真っ黒(笑)、ザクロ級です!
Tシャツヤーンも
Tシャツヤーンも渋いピンクになりました。
さらしと同じ綿100%で、素材が同じなら同じ色に染まるかというと、そうじゃないのが草木染の不思議なところ。でも面白い♬
製作中の玄関マットに編み足しました。
地味ーに肥大化する玄関マット。
大きさを伝えるために、Lサイズのリンゴを置きました。
コットンの毛糸は?
家にあったコットン毛糸は、淡いピンク色になりました。
やっぱり全然違う色だー。
左がよもぎ染め、右が栗の渋皮染め。やさしい感じです。
いやはや、少量の渋皮でも、こんなに濃く染まるんですね。
アッパレ渋皮!渋イイ仕事しなさんねぇ~。
嫌いじゃねぇよ、そういうの!(今度は何にカブレたの?)
以上、楽しい草木染でした♬