奈良のゆるポタグルメライドが続きまして、今回第3段!
大阪城公園を出発して、清滝峠から奈良側に抜け、大和川まで南下して、大阪に戻るルートです。美味しい三昧!
走行距離:75.1 km、時間:4時間、平均速度:19km/h、総上昇量:512 m
ちなみに第1段は、橿原神宮前まで輪行して、奈良まで北上、輪行で帰るルート。
第2弾は、同じく橿原神宮前まで輪行し、西の富田林へ、石川サイクルロードを北上して大阪に戻るルートでした。
奈良って広いですね。まだまだ行きたいお店がたくさんあるので、一体第何弾まで続くやら(-_-;)...
さて今回は、同僚3人で行く予定が、師匠が行けなくなってM君と2人です。M君は入社3年目の超若手、どんだけ~!の年の差な上に、猛烈な脚力差もありながら、おばさんに快く付き合ってくれる好青年、ナデナデ。
まぁでも、自転車を始めてから、今回みたいに前日や当日にグループライドが決まることもしばしば。よしまるは結構気に入ってます。
「ケンちゃーん、自転車行こー」(道路から叫ぶ)
「おぅ、今行くわ!」(窓から答える)
的な? 小さい頃に友達と遊んでた感覚と言いますか。軽いノリで、ただ自転車に乗るだけなんだけど、楽しい。そんな仲間がいてうれしいな…。と、おばさんは思っているよ、M君。
待ち合わせの大阪城公園 R BAKER に行くと、M君がモーニングを食べてました。よしまるは前から気になってたメロンパンを食べました。クッキー部がビックリするほど固くて、癖になる美味しさでした。
R BAKER のモーニングはボリュームあるんですけどね、今日の目的が ぜんざい なので、少しカロリーを消費すべく、清滝峠を越えて奈良側に出ました。清滝峠も3度目となると少しは慣れたもんですっ!相変わらず遅いけど…💦
みやけ 旧鴻池邸表屋
わぁーい! みやけ 旧鴻池邸表屋 に到着です。想像してたのと違って、ガッツリ、住宅街のど真ん中にありました。
まぁ、なんて風情のある佇まいですこと ❤
実はこの建物、元々大阪にあった鴻池善右衛門家の今橋本邸で、1837年大塩平八郎の乱で焼失した後、再建されたものです。江戸時代の豪商の住まいを後世に伝える、貴重な建物なのです。
表屋造りといって、京都の町屋形式の一つで、道路側に店舗、中庭と細長い玄関棟を隔てた奥に、居住用の建物があります。ここはその巨大バージョンって感じ。
大阪にあったものが、どうして奈良に?
って不思議ですよね。戦後しばらくは大阪美術倶楽部の会館として使われていましたが、改装に際して撤去が決まり、保存を求める市民の声空しく、市は財政難を理由に拒否。そこで三宅製餡株式会社の二代目社長が引き取って、奈良に移築した、といういきさつです。
室内もそれは風情がありまして。。よしまる達は縁側の席を選んで、庭を見ながらまった~り。写真は日差しが反射してしまいましたが、焦げ目がついた焼き餅に、ぜんざいの汁が染み込んで、とても美味しゅぅございました。
この季節は、いちごパフェが一番人気だそうです。個人的にはきな粉パフェも気になりましたが、ここは初志貫徹。
夏ならかき氷がヤバイイ感じです! どれも食べたい。
長すぎて覚えられん!フェリーチェ ピッチョーネ
ぜんざいを食べ終わったら、12時半を回っていました。微妙な時間なのは織り込み済みでしたが、目的がぜんざい なんだから、ぜんざい避けては通れませんからね。
とはいえ、腹持ちがいいのよね~。お腹空いてない。。もう少し走ることにしました。
斑鳩町まで1時間ほどポタポタ南下して、イタリアンに入りました。
その名も、カフェ トラットリア フェリーチェ ピッチョーネ
な、長すぎる…。これ絶対に覚えられない自信あります。早口言葉っぽいので言ってみたら、案の定最後まで言えませんでした💦
なんでこんな長い名前つけたの?と、後で言葉の意味を調べたら、
カフェ・・・コーヒー
※注意:イタリアではカフェは喫茶店じゃなくて、純粋にコーヒーを指す
トラットリア・・・大衆食堂や家庭的なレストラン
フェリーチェ・・・嬉しい、楽しい、幸福な
ピッチョーネ・・・鳩
んん、『コーヒーを出す家庭的なレストラン、幸福の、鳩?』
「幸福の鳩食堂」なら覚えられるのに。きっと何かこだわりがあったのよね?
そして納得。
女性シェフ一人が全ての料理を賄うこの店のランチは、こだわりが詰まっていました。どれも美味くて、ぜんざいが吹っ飛びました。たまたま入ったお店が大当たりです!
1350円のランチBを注文。
前菜。自家製コンビーフのカナッペは、粗めの肉の食感とスパイスがむっちゃいい感じ。砂肝のコンフィは、砂肝が1級食材に格上げされたような錯覚に。一緒に入ってる山芋のシャキシャキが合いまするぅ。ハゲのマリネ(そういう魚)は、小瓶に柑橘や色んな食材が入っていて楽しい美味しい!サラダにかかる赤いドレッシングは木苺で、見た目も鮮やかで、フルーティーでウマ~!
おかわり自由のパンやフォカッチャを食べていたら、パスタが運ばれてきました。
『トリッパのパスタ(本当はもっと長かった💦)』
スリッパ? いいえトリッパです。
トリッパとはイタリア語で牛の胃なんだそうです。モツパスタなんて初めてで驚きましたが、臭みは感じないから安心してと言われてセレクトしました。
それがもう、美味しくて美味しくて!!ちょっと感動ものでした。
辛みの効いたトマトソースの中から、トリッパが所々で出没するのですが、柔らかくていい感じ。茄子や蓮根…多分干して旨味を凝縮した感じのが、少し固めでアクセントにもなっていました。
この店は、食材の組み合わせが本当に素晴らしくて… こういうのが才能なんだろうな。予期しない組み合わせにワクワクするし、食べるとニンマリしてしまう。
また彼女の料理を食べに来よう ❤
今日も楽しかったぁ!
近くに法隆寺があったので、立ち寄りました。
お決まりマンホール『いかるが』
帰りは、裏25号と呼ばれるルートを使いました。国道25号線はトラックが多くて路肩が狭くてちょっと気を遣います。国道と川を隔てて並走する裏25号は、細道で、そこそこアップダウンがあって、楽しかったです。
NAVITIME君、きみは初めていい仕事したね。
今日も楽しいライドでした!