ありえへん展開、アドベンチャーライド!

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この日、よしまるのロードの常識がパリンと砕けました、いい意味で。

ロードってこんな道もありなんだ、こんな道も行けちゃうんだ。そもそも?自転車を海中で漕いだって、車輪で糸を紡いだって、何だってありだよなぁ…。そう思わされたライドでした (^^

 

それは、穏やかに始まった

はなさんとの二人ポタ2回目。はなさんに合わせて私もミニベロで…としたかったのですが、CARACLEが不調で整備が間に合わず、ロードバイクで待ち合わせの清滝峠のスタート地点「中野ランプ北交差点」に向かいます。

 

春を予感する暖かい朝。はなさん今日はサスガに4枚重ねしてません(^^;

(ゆるぽた1回目は驚異の4枚重ね)

 

「今日は絶対足着くと思ってた」はなさんは、前回斜度7%で自転車を降りたのに、今回は最大斜度12%を走り切るという快挙。よしまるの初めては顔真っ赤、汗ボタだったのに、涼しい顔しててビックリです。本人もビックリ。

はなさん、やればできる子。YDK!

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よしまるは何度か登っているし、ロードだし、楽させてもらいました。

 

さて、今日一番のハードルをあっさりクリアしたら、ここからは下りです。ゆるっと行こーっ!と、次なる星のブランコへ。自転車を停めてしばしハイキング。登山も趣味なはなさんとは、こういう楽しみもできるからステキ!

 

巨大なボルダリング壁の高い所に、高齢の?女性がいて、下腹辺りがゾゾーっと。この絶壁、垂直通り越して反ってるよ…💦凄すぎる!

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えっとぉ…私たちは楽しくお喋りハイキング。天気も良くて風も程々。橋の上の解放感ある眺めは、最高~っに気持ちよかったです!

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ありえへん展開、の予兆

なんてステキな時間だろう…。いつもの汗ビッショなライドとは違う、これぞゆるぽたって感じ。続いて くろんど池 へ。

 

が、ここで、バイク乗りでもあるはなさんが気を利かせてくれた所から、徐々にありえへん展開になっていきます。

 

ナビルートはトラックが多くて自転車は危ないというので、事前に別ルートを探してくれて、きさいちカントリークラブの方へ迂回しました。

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ちなみに、カントリークラブの敷地って私有地なので、本来なら進入NGですが、ここは良心的で、一般の人にくろんど池方面に出る道として開放してくれてます。大幅にショートカットできるし、ありがたや~。

 

と、舗装された森の道を進んでいくと…アレ?坂がきつくなってきました。さっきの清滝峠バリじゃない!?はなさん清滝ダブル、大丈夫?

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そっか…ショートカットとはつまり、小さな山越えってことだ。でも、気づいた時にはそこそこ走っており…

 

引き返す? 一瞬迷うも、迷いを瞬殺。

これがお互い一人なら引き返すとこですが、二人だと楽観主義が加速して強気。まぁなんとかなるんちゃうー?と、進んでしまいました。

 

そして、左右がゴルフ場の景色に変わった辺りから、坂がさらにきつくなり…サイコン見ると斜度は14~15%。はなさん早々に下車。よしまるも予想外の汗💦 大人しくナビルートにしとけば良かったぁー、アフターフェスティバル(-_-;)

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ゴルフをしているおっさま達が「なぜ?」という顔でこっちを見てきます。

彼らにとっては、カントリークラブを自転車で必死で登ってくるおばさん…という、非日常な光景。さぞかし珍妙だろうな。空気を感じてよしまるも少し恥ずかしい。。

 

でも、二人ってことが、二人を強くするんだなぁ。気づかぬフリで登りました。きっとこんな経験、一生に一度きりだろうと思います。でも、はなさんとだからできたというか…よしまるはちょっぴり楽しかったです。

 

ふぅー、やっとクラブハウスに到着。

そこから裏山を抜けてくろんど池へ…と思いきや、今度は無舗装の砂利道。タイヤが砂利で滑るので、何度もヒヤッとしながら、ひたすら転ばないように走る、走る!

 

砂利道は途切れることなく、くろんど園地の浮見堂という場所に到着。

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ありえへんアドベンチャー

と、ここまででかなり汗をかきましたが、思い返すとこんなもんは余興でした。アドベンチャーはここからが本番💦

 

改めてナビで検索すると、くろんど池は直線で5~600m程の所なのに、ナビルートだと大回りして、あと5kmも走らないといけません。

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はなさんがGoogleマップで直進できそうな道っぽいのを発見!

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進入路の看板に あと600m とあります。

自転車通れるのかな…?通れないから大回りルートなのでは…?と不安になりつつも、 既に砂利道を克服してきた二人にとって、5kmに比べたら大して苦には思えませんでした。「行きましょう!」

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そして、待ち受けていた光景がコチラ。

横を沢水が流れる、木の根がゴツゴツした山道です。はなさんは想定内だそうで、そのまま自転車で進んでいきます。おおおーーー!

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ところが。

数百メートルなんてあっという間よー、とノーテンキに進む二人に、道は更に険しくなってゆき、とうとう自転車を担いで進む事態に。

 

こ、これは、何かの動画で見た、シクロクロスってやつでは…?

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よしまるは幸いロードバイクなので、フレームの三角の隙間に肩を入れて、担いで進みましたが、はなさんのミニベロは大変そう。戻って手を貸そうとすると「大丈夫」と頑張るはなさん。

 

すれ違う人達が「すごいですね」と声をかけてきます。確かにすごい光景ですこれは!

 

こんな山道に自転車…しかも漕がずに担いで…何かスゴイけど、何のために? どうやってこの岩越えるの?色んな想像や疑問を掻き立てたことでしょう。皆さんの瞳に驚嘆と戸惑いが映っておりました。当然です、私らにもわかりませんから!

 

教訓:山道の600mを侮ってはいけない

おでん屋で二人で話した教訓。自転車はドロドロだけど、壊れなくて良かった。。

 

実にありえへん、大変なライド?(ライドしてない)でしたが、実はよしまる、この山登り、かな~り楽しかったです。

 

マンション3Fの階段を上り下りしているせいか、担ぐことが負担じゃないのもありますが、足場を確かめながらの「自分で進んでいる感」、行き方を考える楽しさ、滑ったら落っこちて危ないなって緊張の冷や汗、もうムチャクチャ楽しくて!

 

まるでアスレチックをクリアしていく子供のように、童心に帰った気分。こんな機会、もう二度とないかもしれないけど、クセになりそう;

 

頑張った後だと、殊更に美味し!

くろんど池に着いたら、さすがに二人ともほっとしました。こんなはずじゃなかった、ありえへん汗! でも、達成感はハンパないす。

 

前回の大正池よりずっと大きくて、ちゃんとした池でした。

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本日のお目当て「松美荘のおでん」に直行。

お店の老夫婦がとても優しくもてなして下さって、癒されました。

 

50年続く味は、どの具材にも牛スジのコクが滲みてウマウマ~。具を5つ選べるおでん定食は、何度でも食べに来たいと思う味でした。どうか長生きしてください。

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源氏の滝に立ち寄って…

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しんさんおススメの アミエル でケーキ❤ お客さんがひっきりなしに出入りする人気店はさすがで。見た目も美しく、甘さ控え目で、美味しかったです。

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予想外のライドで、ものすごーく疲れたハズですなのに、やりきった感でハイになっていたのかな?この後二人は数十キロを自走して帰ったのでした(-_-;)

 

振り返って

ロードバイクは高額だから、壊したくないなって、アスファルト道を好んで走ってしまうけど、そういえば熊野古道の凸凹道も楽しかったよなぁ。。

 

スポーツとして、スピードや体力にチャレンジする楽しさもあるけど、今回みたいな、自然を、自分を攻略する楽しさみたいなのも、いいなって思いました。

 

それに、自転車は本来移動の道具だけど、道具という意味では、担いで移動するのだって、違う用途で使うのだってアリ。要は、発想次第でなんだってアリってことに、今更気づかされました。常に頭を柔らかくしておきたいものです。

 

はなさんの思い切りにも助けられて、一人なら「辛い」ことも、二人だと「楽しい」に変わっちゃうことも、すごくうれしかったです。

 

充・実!