娘が大学の合否発表を前にソワソワ落ち着かないので、気晴らしに二人で九州をドライブしました🚗。卒業旅行 になりましょうか😊? 出会いあり、ハプニングありの、楽しい旅でした。
ホントはライド旅行のために有給休暇を取ったのに、車移動になって… なんかズルしたような後ろめたさを感じるのは、なぜ?(笑)
素敵な出会い♬
バタバタと準備してフェリーに乗り込むと、まだ5時なのにお腹が空きました。
「早めの夕食にしよっ」
ラウンジで席を譲ってくれた男性から、声をかけられました。
「親子ですか?手作りお弁当なんて、いいですね~」
男性は、北海道で長年、斜里窯 で陶芸を営まれる、中村二夫さん。
「北海道には陶土がない」という常識を覆し、北海道中を探し歩き、知床に土着して40年、産業陶器を作っておられます。
「毎年この時期、九州の陶磁器フェアに出展していて、今回もそれで来ています。ただ、昨年妻を亡くしましてね、妻を偲びながらの一人旅でもあります」
穏やかに、言葉を選びながらの話はわかりやすく、新鮮で、興味深くて。無知ながら、器への想いや、土地に根付いて事業を続けてきた重みを感じました。
一緒に甘夏を食べながら、1時間ほどお喋りしたでしょうか。
娘は、旅先で出会った人と話すことが初めてで、内容も含めて貴重な経験だったそうです。母はその辺のハードルが低くて、旅先で色んな人とお話しちゃうタイプ。全然違うんだよなぁー😅。
窯(家)のすぐ近くは海で、冬は流氷が広がっているそうです。
流氷かぁ。。素晴らしい自然景観の場所ほど、人間にとっては過酷だろうし…そこで生活し事業を続ける大変さは、想像もつきません。でもいつか見てみたい、流氷。
息子さんが営む併設のカフェでは、斜里窯の食器でお料理を頂けるそうです。(現地で食器の購入も可)。こんな可愛いシマエナガパンもあるそうですよ!
小倉
さて、今回のメインは阿蘇と別府ですがっ、大阪から別府に直行するフェリーが取れず、門司港を起点に動きました。
朝、門司港フェリー乗り場から、無料シャトルバスで小倉へ。
旅は「虎家のパン」ドーナツの食べ歩きでスタートです。
計6個でたった360円ですが、この日も「よぅ来てくださったねぇ~」と温かく迎えてくれました。今回は3種類全て食べれました!
小倉駅に戻る途中、旦過市場 と書かれたディープな路地に入りました。昭和の懐かしさが残る、なかり長い商店街です。7時前なのに、何軒か開店準備をしていて、「おはよう!」と気持ちいい挨拶をしてくれて、こちらもいい雰囲気でした。
阿蘇めぐり
久々のドライブは、走り出しすっごく緊張しました。
ハ、ハンドルがぬめる。。
この時期の阿蘇は、緑がなく荒涼としていましたが、これも阿蘇。道中は、黄色い大パノラマが広がっていました。
九重夢大吊橋
筌の口温泉でいい汗かいてと♬
ここ、歴代の温泉の中で1,2を争うお気に入りです。
残念なことに、去年大量に生えていたキノコの石灰華が、すっかり消えていました。地元のおばあさんが「今年みんなで掃除して、全部削り取ったんよ」と満足気に教えてくれたけど、よしまる的には、キノコ残してほしかったな。。
千羽鶴鹿公園の珍百景。気のせい?拡大してるような。。😅
時間の関係で、先にカルデラに下って赤牛ランチ…と思ったら、軒並み月曜定休で、唯一開いている一店(はなびし)が、1時間待ちの行列~💦で断念。向かいで単品ものを買い込んで、車中で食べました。
ニンニクの効いた馬肉コロッケ、ジューシーな赤牛メンチカツ、高菜饅、どれも美味しくて、娘と「うまいうまい♬」と貪りました♬
国造神社の境内にある手野の杉。むちゃくちゃデカーーーッい!
なんと!よしまるの手で7周もありました。
枯れてしまったので、元・国指定天然記念物ですが、一見の価値ありです。
恐る恐る、巨大なウロをのぞき込む娘 (笑)。
国造神社の近くに、小さな茅葺小屋を発見して、中に入ってみました。
ふかふかで温かくて、ウトウトしちゃいました(笑)。
後で知りましたが、道路がない昔は、カルデラから外輪山まで山道が続いており、そこを行き来して牧草地に牛を連れて行き、草を食べさせたそうです。
放牧できない冬場は、牛のエサやりに何度も行き来するのが大変なので、何日も寝泊まりして草を刈り、干草を作ったそうです。その野営用に作られた円錐形の茅葺き小屋「草泊まり」を、地元の名水会がこの場所に移したそうです。
調べると、外輪山とカルデラの底の高低差は300~600m。
牛の群れと頻繁にアップダウンするのは大変よね💦
(大観峰からの果てしない眺め)
この先、受難が待ち受けていた。。
2日目につづく。