娘と九州旅行、3日目です。
1日目、2日目はこちら👇
朝起きたら、娘が「ドドガイダイ…(喉が痛い)」と言いました。
昨夜は痛みで眠れなかったそうです。
風邪、もらったかなぁ?
とりあえず朝食。
おにぎりと、前日に阿蘇で摘んだ菜花のお浸しを食べました。
(宿泊先にキッチンがありました)
午前中は、別府散策です。
まずは湯けむり展望台へ。
前回は自転車でヒィヒィ登りましたが、歩きでも相当息が切れました。
鉄輪むし湯
モクモクと湯気が立ち上る道を歩いて、鉄輪むし湯に到着。
よしまるは昨年行ったので、娘だけ入りました。
100歳のおじいさんの話
無料の足湯に浸かって娘を待つ間、隣のおじいさんと話をしました。
自宅は呉だけど、年金を使って3年前から別府に常宿を借り、湯治を兼ねて暮らしてるそうです。顎に白髭を蓄えたおじいさんは、両足杖をついていました。
「ワシ、このとおり足が悪いから、毎日散歩してお湯に浸かれば、少しは長持ちするかなぁって。友人もみな逝ってしまったし、ワシもいつお迎えがきてもおかしくないんだ。もう100年生きとるし。」
「100歳ですか?すごいです…。では、戦争を経験されたんですか?」
「うん、インドネシアのジャカルタに遠征しとったよ」
「そうですか。ご無事で帰国できて本当によかったですね」
「実は私、一度も戦わんかったの」
「えっ?」
おじいさんは、遠征直後に終戦となったため、一度も戦うことなく、オランダ軍(連合軍)の捕虜として、現地で毎日道路整備をしたそうです。
「当時日本は、車なんて殆ど走っとらん時代。なのに、オランダの金髪美人が、時速100kmで真っ赤なオープンカーで走り過ぎて、度肝抜かれたですわ(笑)」
「ハハハ!それはビックリでしたね!」
「ということは、帰国後、激動の時代を生きてこられたんですよね」
「そう。それはもう大変だった、なにもかも。でもなんとか生きてきたよ」
そう語るおじいさんの顔が印象的でした。
色んな話をしてくれました。生の体験談を聞けるのは、とても貴重です。
郷土料理
郷土料理をいただけるという、甘味茶屋さんに行きました。
この3品が、郷土料理だそうです。
やせうまって、なに?
想像できなくて気になる~(笑)
店員さんのすすめで、3品全てを味わえるという定食を注文。
中央がとり天(胸肉の天ぷら)、右下がだんご汁。
とり天は胸肉なのに、柔らかくて美味しかったです♬
娘はこれ。
中央が例のやせうま、右下が桜エビご飯。
2つの定食をシェアすることで、3品すべてを制覇できます。
だんご汁は、ほうとうに似てます。小麦粉を練った平打ち麺に、野菜や肉などの具材を加えて、味噌仕立ての汁で煮込んだ料理です。
やせうまは、この平打ち麺に、きな粉をまぶしたお菓子でした。
<気になるやせうまの由来>
お参りの道中、お腹が空いた若君が、「八瀬(侍女の名前)、うま(マンマ)」と言い、八瀬が小麦粉をのばしてきなこをまぶし、若君に食べさせたと言われています。
なぁんだ~、そうだったのね。
日本新三景「耶馬渓」
ここから別府を離れて北上しました。
耶馬渓、やばけい、と呼びます。
日本遺産に登録されている、奇岩が連なる絶景スポットですが、よしまるが撮るとこんなもんサッ。絶景が伝わらない~!💦
ネットの写真では、ホントはこんな場所なんです💦
残念ながら、うぉぉー、すごい絶景!…とまでの感動は、ありませんでした。
雨が降って空がドヨンとしてたのと、娘が喉が痛くてテンション激低で😅
それでも、新生代第四紀(260万年前⁉)の火山活動によってできた溶岩などが侵食された岸壁、侵食でできた洞窟は、見ごたえがありました。
この洞窟(トンネル)の近くに、青の洞門があります。
看板があって、階段を降りていくと、手彫りのトンネルがあります。
江戸時代、この場所は、高い岩壁に打たれた鉄の鎖をつたって通るしか方法がなく、多くの人馬が命を落としたそうです。諸国巡礼中に立ち寄った禅海和尚が心を痛め、生涯をかけて岩壁を掘り進め、全長342mの洞窟を完成させました。
禅海和尚の像
「托鉢で資金を集めてさ、雇った石工たちとノミと鎚だけで掘り続けること30余年…ってすごくない~!?」と、一人ハイテンションのよしまる。隣で無表情の娘。。
青の洞門の名前は、元々この地区が「青」という地名だったことに由来するそうです。実は少し、青色の洞窟を期待してました💦
本日のメインエベント!
さらに北上して、この日のメインエベントにやってきました!
またきたよー、平尾台!
無数のお地蔵様にみえるこの景色は、ここでしか見られません(と思う)。
千仏鍾乳洞♬
少し復活した娘(入口にて)
洞窟探検を楽しむ娘♬
レンタカー返却
最後は、ミラーの取れた車を返却しました。
車の状態を確認したら、よしまるの供述通りだったそうで、当初40分~1時間と言われた手続きが、5分で終わりました。
女性スタッフが「とにかく無事でなによりです」と労ってくれました。
今回は関わった人たちの温かさに、本当に助けられた旅でした。
事故をしてから、かなり張りつめて運転していたせいか、
帰宅後は旅の疲れがどっと出て、一日爆睡でした(笑)!
それはナビをしてくれた娘も同じで。
喉の痛みがマックスとなり病院へ。風邪と診断されました。
さらに数日後、よしまるも発症。
とにかく無事に帰ってこれて本当によかった。
娘に、「今回の旅で、何が一番印象深かった?」と聞いたら「事故」でした😱!
だよねー(-_-;)、私もそう(笑)。
旅行って、ハプニングもあるし、疲れるけど、また行きたくなるんだよねー。
次はどこ行こうかな♬