島根出張のついでにCARACLEで周遊しました。少し雨に降られたけど、超~楽しい、超~美味しい旅でした。
距離:88.15 km 時間:5:47:44 平均移動速度:21.2km/h 獲得標高:476 m
初めて飛行機輪行したので、併せてコツも紹介しています。
それは、ご馳走の朝から始まった❤
この日よしまるは、初めてエッグベネディクトなるものを食べました。
ふわっふわのマフィンに半熟卵とソースがたっぷりという…見た目から美味しさダダ洩れのベネちゃん❤ 口の中でバターの香りが広がって、とろけて…あぁ超ヤミー。この世にこんな美味しい料理があったとは!
松江エクセルホテル東急のHPから引用。左下がベネちゃんです。
でも、どうやって食べたらいいのやら…。黄身が崩れちゃマズかろうと悩み、手で掴んだら、結局崩れて指がベトベトに(-_-;)… 本当はナイフで切り分けるみたいです。あぁ知らんというのはこういうことネ💦 まぁいいや、美味しかったもの。
この世とあの世の境、ディープゾーンを巡る
感動の朝食を終えて7:30 に出発、向かったのは 揖屋(いや)神社。イザナミノミコトが祀られている場所です。大きなしめ縄の雰囲気ある佇まいでした。
こんな神話があります。
男神イザナギ(美男)と女神イザナミ(美女)は惹かれ合い、多くの子を産みましたが、イザナミが "炎の神" を産んだ際、陰部に火傷を負い、死んで黄泉の国へ行ってしまいます。
イザナミが恋しいイザナギは、黄泉の国にイザナミを迎えに行きます。イザナミは「私が現れるまで決して姿を見ないでください」とお願いし、生者の国に戻るための準備を始めますが、待ちきれないイザナギは、約束を破ってイザナミを見てしまいます。死んで腐乱したイザナミの姿に言葉を失うイザナギ…。
姿を見られ怒ったイザナミは悪霊と化し、イザナギを追いかけます。必死で逃げるイザナギ…。追手に桃の実を投げつけながら逃げ、黄泉の国への入口を大岩で塞いで助かります。こうして、かつて愛し合った二人は互いを憎み合うようになったという…。
なんて昼ドラ的展開。。俗っぽい神様ですが、それも親近感あっていいじゃないの。
境内の奥に、物々しい雰囲気の鳥居がありました。アニメの見過ぎでしょうか(-_-;)、独りぼっちで心細いし…通ろうかなぁ、どうしようかなぁ…なんだか別世界に連れ去られそうで、ビビりながら歩きました💦
そこから5分走ると黄泉比良坂があります。
黄泉の国の入り口を大岩が塞いでいます。ここでもボッチよしまるは心細さと戦いながら、「来たからには!」と門をくぐりました。曇り天気が辺りを薄暗くして、ただでさえディープな場所が、一層物々しかったのです。。
下痢との闘い
さて。黄泉比良坂を発つ頃、急にお腹がゴロゴロし始めました。かなり緊急事態です。辺りは山、近くにトイレなんてありません。
これは何かのタタリでは?と不安になるも、とにかく下山しなければ!「ヤバ、ヤバ、」と唱えながら必死で国道に出ると、幸運にも、朝8時から営業している床屋を発見。汗びっしょりで駆け込んで事なきを得ました、ふぅー。
びっくりするほどお腹が冷えています。寒い上に雨もパラついて、走行中のお腹の体感温度がかなり低かったみたいです。身をもって学びました。
教訓: 寒い日のライドは、腹巻きか前面が防風仕様のウエアを着用すべし!
店員さんの優しさにどれだけホッとしたか。トイレから出ると「大丈夫ですか?」と気遣ってくれました。カットハウスアクティさんがいなければ、よしまるはこの日、あり得ない展開になっていたでしょう。大大大感謝!
美術館を楽しいと思った
足立美術館に着くと、やっと雨が止みました。
これまで美術館に好んで行くことはありませんでしたが、ここは想像以上に楽しくて、1記事書いてしまいました。
難攻不落、月山富田城を歩く
足立美術館近くの 月山富田城に立ち寄りました。
本丸へと続く "七曲り" の坂…。どんな感じか行ってみたかったのです。
(左) 周りの木を刈り取った時に様子。おっ、確かに七曲り。(右) 実際は草木で覆われていて見えません。よしまるも時間ある限り登ってみました。
今はコンクリ階段になっているのが少々趣を欠いて残念ですが、当時この坂を馬で駆け上がるのは大変だったろうなと思いました。
"難攻不落" と言われた城ですが、結局は兵糧攻めで毛利氏に攻め落とされたそうです。
そしてここは、山陰の麒麟児こと "山中鹿之助" にまつわる場所でもあります。
イケメン武将だったようですが、同じイケメンでも現代版(戦国無双5)とギャップありすぎでしょうっ(笑)💦 ちぃーっス…って…チャラ之介。
ゲゲゲのメロディーロードを自転車で試す
東に走り続け、米子の海沿いの国道を走りながら、一昨年家族でドライブしたのを思い出しました。懐かしいなぁー。
ゲゲゲのメロディーロード… ゲ~、ゲ~、が重低音で響いてみんなで笑ったっけ。そうだ!自転車でもメロディー聞こえるかな?折角なので試してみることに。
ところが、 スタート地点に「50キロ走行」の看板。もしやスピード出さないと音が出ないってこと?よしまるはロードバイクでも平坦道を時速40km以上で走れたことありません。それをミニベロで…どうすんよぉ~!
でも、勝負する前に降りたら負けや!…と、イミフな理屈で負け戦に赴いたよしまるは、全力スプリントして撃沈しました。あぁ、空しく響くタイヤ音。
そして忘れていました、ゲゲゲの鬼太郎ソングが1番の最後まで続くことを…。米子空港まで走り切った時には足ガクガク(-_-;)
吉良常総本店のお寿司サイコー!
汗ビッショで 吉良常総本店 に到着。地魚中心の寿司はどれもネタが新鮮で最高!本日2度目のご馳走です❤ 教えてくれたグルメS師匠に感謝!
地元でも人気のお店で、特に週末お昼時は並ぶらしいので、予約して行くのがおススメです。よしまるも数時間前に予約を入れて正解でした。
江島大橋、通称「ベタ踏み坂」
米子と大根島にかかる 江島大橋、通称「ベタ踏み坂」。実際には斜度6度程度と、写真で見るほど急ではありませんが、よしまるは既にメロディーロードで足がヘロヘロで、結構キツかったです(-_-;)
どこで撮ったら↑のように撮れるのかしら?確かに現地でもこんな風に見えるのですが、カメラで撮るとすごく小さくなります。
よしまるのショボ写真。CARACLEの彼方に、橋と分からないほど小さな江島大橋💦
竜渓洞に入れてもらいました
さて、島根の汽水湖、”中海”に浮かぶ大根島は、なんと標高42mという日本一低い火山です。ここには2つの溶岩洞があって、その一つ、竜渓洞を訪ねました。
世界唯一の珍しい地形に、目の退化した世界的に珍しい生き物が棲んでいるという、聞くだけでワクワクする場所です!
その上ガイドの門脇さんは、9歳の時から56年も洞窟ガイドを続ける「洞窟の仙人」と呼ばれるお方、こちらも凄い経歴です! 海外からも多くの研究者が訪れるので、門脇さんは4か国語も習得したという語学の達人でもあります。
待ち合わせ場所に行くと、運よく出ていた虹をバックにパシャリ!してくれて、よしまる記念の1枚をいただきました。
洞窟に棲む、世界でも珍しい生き物たちについて語る門脇さん。
洞窟に入っていきます。
イワタメクラチビゴミムシとか、キョウトメクラヨコエビとか、チビだのゴミだの言われ放題な学名が可哀そうですが、真っ白い姿は美しくて。門脇さんも実物を数えるほどしか見ていないという希少な生き物が、この狭い暗闇のどこかで生きている… そう思うと、洞窟がとても神秘的に見えました。
竜渓洞は国の研究対象なので、行く時は門脇さんを通じて文科省に申請する必要があります。(問合せ先: 自然観察指導員 門脇和也 TEL:090-3178-2483)
由志園、季節外れでも素晴らしい庭園
大根島は、牡丹の生産日本一なんですって。見どころは4~5月だから今は時期外れ…ではあるけれど、屋内庭園もあるとのことで、由志園におジャマしました。
季節外れだからどうかなぁーと思いながら入ると、どっこい!とても手入れされた素晴らしい庭でした。午前の足立美術館が「眺めて楽しむ庭」とすると、由志園は「歩いて楽しむ庭」。真っ赤な紅葉の下を通り、沢水の流れを音と一緒に感じられました!
あ、焦った💦
小川に向かうと霧が濃くなってきました。霧?...というより湯気のような…。ギョッ、マズい所に迷い込んじゃった!急いで引き返して、後ろのカップルに「こっち露天風呂っぽいです」と言うと、「大丈夫、演出ですよ」と笑われました💦
改めて見るとすごく幻想的。夕日に映えて、うっとりするような光景でした。手振れがヒドイけど、よしまるにしてはいいのが撮れました。是非見てください!
その後、自転車NAVITIMEに翻弄されながら、松江のホテルに到着。仕事の荷物をピックアップして、無事、大阪に帰りましたとサ。
実際の所要時間はこんな感じでした。
…表まで作ってどんだけ準備してんのー、と思うでしょう? 家族からも「必死にパソコン睨んでると思ったら…仕事より真剣じゃん!」と失笑される始末💦
でもコレ、よしまるにとってすごく大事なんです。
以前、夜の山道を走る怖い経験をして、家族にも心配をかけたので、日没までにゴールできるか計算して、無理なくたくさん周れるように準備しています。
時間がかかったらココを諦めれば調整がきくなぁ、と考えておくと、現地であたふた調べて時間を浪費せずに済みます。今回も腹痛でロスした分を(表の"有事"のところ)、雲樹寺を諦めて調整しました。
おかげでとても充実したライドでした!島根、また行きたいです~。