最近、リネンの良さを知る機会があり、ワードローブを見直しています。
前回の続編です。
よしまるが持っていた『リネン』の先入観の1つが間違っていました。
・日本語で「麻」のこと
・繊維が固くて粗くて、直接肌に触れるとチクチクする
・サラッとして夏は涼しいけど、冬は寒くてムリ
・すぐ皺になるからアイロン必須
今回は、その他についても試した結果です。
肌に触れるとチクチクする?
メルカリで、新品のリネンシャツをワンコインでゲット。
タグには麻じゃなく『リネン』と書かれています。
これを冬の肌着として、直接着てみました。
肌→リネンシャツ→ユニクロのヒートテック、の順に重ね着した結果、
あれ?全然チクチクしない。
チクチクするのって大体、汗を掻いた時なので、自転車でジム通いする時に着用しましたが、一度もチクチクしませんでした。
技術革新の賜物でしょうか?
試しにもう一枚、紺色シャツを買いましたが、チクチクしませんでした。
どうやらこれも間違っていたようです。
・繊維が固くて粗くて、直接肌に触れるとチクチクする
昔感じたチクチクは、ラミーだったのかもしれません。
または、老化で感覚が鈍くなったか!?
まぁ、"今" チクチクしないなら、それでよしですな。
さらにいいことがわかりました。
汗を掻いても、サラッとしてる!
冬の汗対策ってすごく大事です。自分の体で身に染みてます~(笑)!
汗を掻いた肌着が濡れたままだと、汗が寒い外気で冷やされて、それが肌に触れて、すごく体温を奪われます。どんなに温かい上着を重ねても、ストーブガンガンの暖かいカフェに入っても、ブルブルが止まらない経験をしました。
肌着って、吸水性と発散性の両方が大事なんですよ!
リネンの吸水性能は、綿より優れています。
繊維の断面が中空構造になっていて、そこで汗を吸収してくれるんですね。
さらに吸い取った汗を外に出す発散性も、綿より優れています。
その上、独特のシャリ感やシワのおかげで、肌との接面が少なく、汗を掻いた肌着が肌に密着しないのも有難いです。
これまでは、肌に直接ヒートテックを着ていましたが、中にリネンシャツを1枚挟んだら、汗を掻いても寒さを感じる機会がほぼなくなったのは、うれしい発見でした。
冬は寒くてムリ?
以上より、冬こそリネンの肌着を着ることにしました。
あと、リネン地自体に保温性能があるというので、それも試してみました。
こちら、一等亜麻(一番高級なリネン)布で作ったスカートです。
真冬にGパンやレギンス単体だと寒いけど、リネンのスカートを重ねると、外でも温かく過ごせました。これも、中空構造で暖気を貯めこむ性質のおかげだそうです。
使えるじゃん、リネン。。
・サラッとして夏は涼しいけど、冬は寒くてムリ
冬も使えるアイテムでした。
アイロン必須?
リネンって、すぐ皺になって、なかなか取れないのが難点です。
素材の持ち味としてのシャリ感や皺は全然アリだけど、特にこういう ”ずっと着てます感”😭、これが気になります。
それも、使い方次第だとわかりました。
今回肌着で買ったシャツは、平織りじゃなく、天竺編みなどの伸縮するニット地ですが、"着てマス皺" はできません。
高級リネンのスカートの方は、平織りなのですが、こちらも数時間座っても、"着てマス皺" はできませんでした。
なぜ?不思議。。
あとは、洗濯時に脱水をMAX1分にすれば、洗濯シワも気になりませんでした。
想像していた不便さは、全くありませんでした。
私の過去の経験は、なんだったのでしょう?
高品質じゃないリネンか、ラミーだったのかもしれません。
・すぐ皺になるからアイロン必須
アイロン?要りませんでした(笑)。
強くて長持ち
加えてわかったことですが、
リネンって、同程度の厚みの綿と比べて、約2倍の耐久性があるんですね。
強度、耐摩耗性に優れ、水に濡れると強さが増す性質から、頻繁に洗濯する日常使いの衣服は、他の素材より長持ちするみたい。
実際、「きちんとケアすれば、10年以上愛用できる」と言われ、海外では100年以上使用された実績がありました。さらに、高品質なリネン地は、着るほどにソフトでしなやかになり、本来の機能もより高くなるそうです。
その辺り、これから何年も使ってみないと。楽しみ~♬
最古の天然繊維
あと、古代エジプトのミイラが巻かれている布、あれ、リネンなんですね。
リネンに巻かれたミイラ。破れは、盗賊が貴金属を奪ったときにできたもの。
紀元前3000前かぁ、随分昔だな…と思いきや、
なんと! グルジア(今はジョージア)の洞窟から、3万4000年前のリネンが発見されており、そこから世界各地に広まっていったようです(という説)。
3万年前の旧石器時代の人類が、亜麻で布を作って、黒や灰色に染めて、服として使っていたという、その事実が驚きでした!
まとめ
リネン、実際に試してみて、確かにオールシーズン使えるなと、思いました。
ちなみに肌着にするなら、透けるほどの薄手、ニット地(伸縮する織り方)、袖あり、がおすすめです!
しなやかさや皺のなさは、高級リネンだから良いのか、他に理由があるのか?そこら辺よくわかりませんが、いい生地って触り心地よくて、気分が上がります!
そんなわけで、ワードローブを見直し始めてます。
よしまるは冬でも汗を掻くことが多いので、リネンの肌着を加えました。
高級リネンのスカートのは、オールシーズン使えるので、おかげで、決まった季節にしか使えないボトムスを、いくつか淘汰できそうです♬