最近、リネンの良さを知る機会があり、ワードローブ(大層なものじゃないケド💦)を見直しています。
えっ、靴下編んでたんだよね?次はリネン?移り気早~ッ!
と思うかもだけど、よしまるの中では繋がってのですよ~
まぁでも、脳内お花畑なのは否めず…💦
さて、『リネン』で連想するのは、
・日本語で「麻」のこと
・繊維が固くて粗くて、直接肌に触れるとチクチクする
・サラッとして夏は涼しいけど、冬は寒くてムリ~
・すぐ皺になるからアイロン必須
そんなわけで、
よしまる脳には『リネンの服は買わない』とインプットされてます(笑)。
ところが、事実は全然違うようなのです。
でも、にわかに信じ難い。。
だってこの悪い印象は、自分で使ってみての感想だもの。
ところが、質の良いリネンは違うらしく。
調べたり、実際に試して、全然違う理解をしていたとわかりました。
素材は適材適所なんだって、生かすも殺すも自分次第って、改めて思いました。
これからはリネンも上手に、積極的に取り入れていこうと思います。
リネン=麻じゃない
その前に、そもそも麻って何?ってところで、勘違いしていました!
麻とは、植物からつくられる繊維の総称。
なんだそうです。へぇー!
これも麻?
んなわけあるかーい!
それは繊維じゃなくて、まんま葉で覆ってるだけ~(笑)
じゃぁ、草鞋(わらじ)を編む稲藁は、麻なの?
ノンノン。詳しくは、「主に茎と葉から、長くて強い繊維が採れる植物の総称」で、約20種類が麻認定されているそうです。稲藁は認定外だから麻じゃないらしいの。
というわけで、リネンは麻認定された植物の1つ なのでした。
ちなみに、他にどんな麻があるかというと、、
ジュート(黄麻)
生産地:パキスタン、インド、タイなど熱帯アジア
用途:麻袋(コーヒーの麻袋はコレ)、カーペット
ヘンプ(大麻)
生産地:ルーマニア、イタリア、中国
用途:服、ロープ
大麻って…麻薬?
ですです。でも、衣料品には成熟した茎が使われ、麻薬成分(THC)を殆ど含みません。THCは花や葉に含まれていて、こっちが問題視されているんですね。
ケナフ
生産地:インド、タイなど熱帯アジア
用途:壁材、パルプ用品(包装紙、濾紙、ティーバッグ、紙コップ、ナプキン、ティッシュペーパーなど幅広い!)
サイザル(リュウゼツラン)
生産地:ケニア、メキシコや中南米
用途:ロープ
世界中に、色んな麻があるんだ!
色形も全然違って、面白い。
どれも中学の社会の授業で習ったような。。
あの時興味を持っていれば、授業も楽しかったのかな?
その中でも、ラミー(苧麻)とリネン(亜麻)の2種類だけが、日本で衣料用として認められて、タグに『麻』と表示してよいそうです。
この2つは、柔らかくて肌ざわりがいいってことですね。
タグに麻の表示があったら、リネンかラミーのどちらかです。
ラミー(苧麻)
生産地:中国、フィリピン、インドネシアなどアジア、ブラジル
用途:手織り物・毛糸、服
リネン(亜麻)
生産地:フランス・ベルギーなどヨーロッパ
用途:手織り物・毛糸、服
綿は麻の仲間?
だよねぇ、当然そう思うよねぇ。綿は、葉茎じゃなく花から採る繊維ってことで、別物扱いされ、独自で『綿』という地位を築いていました。
リネンとラミーの違い
衣料素材として使われる、リネンとラミーですが、それぞれ特徴があります。
・ラミーは硬めでシャリ感がある
・リネンはソフトな仕上がり
どちらもサラッとした触感ですが、例えば、夏はシャリ感があるラミーが涼しくて、リネンはオールシーズン使うんだそうです。
日本のタグには「麻」としか書いてないことが多いから、どっちがリネンでラミーか、素人目にはハテナ?だけど、素材としては、適材適所があるんですね。
ん?オールシーズン?
いくらなんでも冬は寒いでしょ!
ということで、試してみました。
長くなるので今回はここまで。
次回、その辺りについて書こうと思います。