日々の掃除って大変ですよね。育児と仕事と自分の時間、その合間に少しでも掃除をしないと、ゴミはどんどん溜まる一方で。。
ましてや大掃除となれば、毎年途方に暮れて、始めること自体ハードル高いですっ!
そもそも掃除は、生きるのに絶対必要な営みじゃないはずですが、現代社会の限られたスペースで生活するには、食事と同じくルーチンワークにせざるを得ません。
プロの掃除術は、家庭では使いものにならない
何とか簡単に、時短できないかと、ネットの情報を探したりしませんか?
私も日々の掃除術から、「網戸 掃除」「エアコン 掃除」などピンポイントに色々と検索しています。ところが、最近は情報がわんさか溢れているのに、なかなか「本物」のノウハウを見つけられません。
本を出しているような「掃除のプロ」の方法も、掃除会社で働くプロの手法も、キャッチフレーズに惹かれて実際に読んでみると「あーあ」と思うものが多いです。
中には「これはいいかもっ!」と思って実践してみると、やっぱり使えなくて。期待が大きい分、ガッカリ感が半端ありません!
私が試して良かった方法はほぼ全て、一般人が紹介する方法 でした。
掃除のプロの方法なんだから、効率よく、あっという間にキレイになるはずなのに、なぜ? と思いませんか?
この事実に気づいたきっかけは、網戸の掃除方法を探したことでした。
網戸の掃除ってやっかいで、網目の汚れがなかなか取れません。その上、網戸の汚れが窓ガラスと桟(ミゾ)に飛び散って、収拾がつかなくなります。
そこで、今年こそはとネットで検索しまくったんです。
でてくるキャッチフレーズはどれも魅力的。
「簡単」「あっという間」「家にあるものでできる」「掃除のプロのノウハウ」…
それらの記事に書いてあったことって、大体こんなものばかりでした。
・〇〇の便利グッズを買う
・汚れの個所や種類で道具や掃除方法を使い分ける
・家にある重曹、メラミンスポンジ、新聞紙などで済む
で、結局やることはどれも超面倒!
最終的には我流の方法で、あまりに簡単でキレイになりました。
この事実に気づいて考えてみると、ごく当然だったと、今更に思いました。
私達はメディアのキャッチフレーズから、
プロの掃除術 = 家庭ですごく役立つ
という誤った先入観 を刷り込まれているようです。
プロの掃除術は、家庭では使いものにならない
どうしてプロやカリスマの掃除術が、家庭では使いものにならないか? その理由はいくつかあります。
プロの掃除と、家庭の掃除は、目的がそもそも違う!
例えば、プロの掃除屋さんのケース。
シンク、エアコン、お風呂など、ピンポイントでキレイにするノウハウを持っています。例えばシンクは、1~2時間程度かけて、8,000円~20,000円位が相場です。
さぁ、どうでしょう?
あなたはシンクの掃除に2時間もかけますか? かけたくありませんよね。
プロの掃除屋さんは、時間中休むことなく、必死で掃除してくれます。
これ、あなただったら、2時間を休みなく必死でシンクを掃除できますか?
それを年一回の大掃除または半年に一回など、定期的にできますか?
ずぼらな私はうんざりです。。
プロの掃除屋さんは、お金をもらって、隅々までピカピカにすることが目的です。
だから、言われた範囲全体をキレイにする方法と順番になっているんです。
例えばシンクだったら、上の汚れが掃除の過程で下に落ちても、最後に下までキレイにしていくから問題なしで、それに最適化した方法と順番になっています。
例えば、シンクにキッチンペーパーを張り巡らして、クエン酸スプレーを作って、それをまんべんなく振りかけて、さらにラップでまんべんなく覆う、、、その間に他の場所を掃除する。こんな感じです。
少なくとも私は、そんなこと、やってられません!
いやこれ、同じ方法が換気扇の掃除でもよく紹介されてますよ。
でも実際にやってみると、ペーパーやラップがはがれて落ちてくるわ、スプレーしている間に酸性の液体が目に入るわ、手や腕に付くわで、それを注意しながらの作業でヘトヘトになります。
こうした方法って、数をこなしているプロだからできる「コツ」があると思います。ペーパーの重ねる割合や、液体をどの程度スプレーするか、などなど。でも、そうしたニュアンスまでは教えてもらえません。だってそれがプロの「ノウハウ」なんですから。
それに、大きな汚れを落とす作業なんて、年に1回の大掃除の時位しかないのに、そんな私達が経験を積めるわけありません。
一方で、私達の目的ってどうでしょう?
日常で溜まった汚れがこれ以上こびりつかないように撤去するのが目的
程度じゃないでしょうか?
日々掃除以外にもすることがある私達にとっては、何事も時間見合い ではないでしょうか? そんな私達の思考では、短い時間でどこまでキレイにできるかという、時間対効果 がとても重要になってきます。それは、プロがかける 〇時間 という単位ではなく、それこそ10分、15分といったスパンじゃないかと、私は思うんです。
掃除のカリスマの情報はもっと使えない
できれば、掃除のカリスマ的に売っている人のブログや本を見てみると、共感いただけるのではと思います。
私も本屋で、図書館で、ネットで読みあさりましたが、掃除のプロのノウハウ以上に劣悪なものばかりでした。
掃除のカリスマさんたちは、ターゲットを「一般家庭の掃除」にしているにも関わらず、先ほどの主婦目線が全くわかっていないものが本当に多いです。この方たちは自分が主婦だった頃を忘れちゃったのかしら? 口を悪くして言えば、掃除を趣味とする人の自己満足、お掃除ごっこ ではないかと思うほどです。
お金儲けが目的になると、どうしても消費者に良いものばかりにはできません。部屋の中の範囲のノウハウなので、いつしかネタも尽きます。掃除グッズを売ったり、セミナーを開いたり、そのために「よさそう」な方法を「自分が考案した方法」のように見せなくてはならないこともあるでしょう。
プロが掃除するのは1回、家庭の掃除は継続
プロの掃除屋さんがしているのは、その「1回で全部キレイにする」ことです。
ですが、家庭の掃除は日々の汚れやゴミとの継続した戦いなので、1回でバンザイ!とはなりません。
実際にすることも、毎日コツコツ少しの手間を惜しまなければ、年1回大きく苦しむこともありません。
私達にとっては、掃除とどうやって長くつきあっていくかが大事になってきます。
家庭の掃除では何を重視すべきか?
ということで、家庭の掃除で重視すべきポイントですが、
毎日のケアにかかる時間 × 365日 + 年1,2回の大掃除にかかる時間
が、私達がトータルで使う掃除の時間となり、その中で何をするとトータル時間を減らせるか、より効率的にキレイになるか、という点で方法を取捨選択した方がよいと思います。
やっぱり、時間対効果 だと思います。
この、時間対効果のよい掃除方法を吟味して、紹介していきたいと思います。