台風の前に、ロードバイクとミニベロを洗浄しました。
汗だくの夏が終わり、気分新たに、ピカピカの自転車で走りたいな~♫ って。
にしても、自転車洗浄って大変なんすよ!
プロが専用の機材で洗っても、1台1時間かかります。よしまるにとってそれは…大掃除に匹敵する仕事。手も服も汚しまくり、自分を洗うのも一苦労です。
自転車はたくさんのパーツでできてるから、接合部とか小さな隙間が多い上に、油汚れが台所の換気扇レベル。食器用洗剤とスポンジでえいやっ!とはいきません。
その上、油をつけなきゃいけない部分と、つけちゃいけない部分が混在してるんす。油にも種類があって、そのパーツにはつけちゃダメってのもあって…駄々っ子かっ!手順を間違うと手戻りになったり、事故の原因を作り出すことにもなります。
…と、まぁまぁ面倒くさいのです。
それでつい… サボっちゃいます。
今回も久方ぶりの洗浄で…(-_-;)、手順忘れました。また一からネット検索…どんだけ繰り返すんじゃ!と自分に嫌気がさし、備忘を残すことにしました。
バシャバシャ水洗いが難しい、マンションに適した方法です。
用意するもの
■ 1回限りの消耗品
ダンボール(床汚れ防止の敷物)
歯ブラシ
ウェス
薄手のゴム手袋(好みで。お医者さんが使うような、フィット感あるやつ)
※ 使い古しを、捨てずにためておきますよ。
■ 繰り返し使うやつ
固めの刷毛(ホームセンターで売ってる)
チェーンクリーナー(チェーン専用の洗浄剤)
マルチクリーナー(自転車全体に使える洗浄剤)
コーティング剤
チェーンオイル
洗浄はできるだけ、晴れた日に行いましょう!
手順① 付属品を外す、泥はねを取る
前後ライトや携帯のホルダー、バッグを外します。
洗剤がフレームとの隙間に入りこんで拭き取れないと困ります。
刷毛で、自転車の下側や、タイヤの後ろ側など、泥はねを掃きとります。
刷毛はyoshiさんから教えてもらいました。グループライドの前、これでサッサするだけで、「あっ、ちゃんと手入れしてるな」と思われ、ズボラ隠しになります。
手順② チェーンと仲間たちを洗う
自転車洗浄で一番厄介なのが、チェーン洗浄です。
チェーンオイルは粘度が高く、走行中のあらゆる埃ゴミを吸着して真っ黒になります。それが小さな凹凸の隙間に入り込み、取りづらいのって! かといって掃除せずに放っておくと、汚れが酷くなり、手服に付いてなかなか落ちません。
こまめに洗うのが理想だけど、これに楽しみを見いだせる人が世の中にいるのか?よしまるが黒いズボンを履く理由はこれだからね。掃除が嫌なら、汚れが見えないようにするしかありませんし。。
1.自転車の下(チェーンの下)にダンボールを敷きます。
2.(好みで)薄手のゴム手袋をはめ、チェーンクリーナーを1周かけます。
ドス黒い油汚れが床に滴ります。ダンボール敷いててよかったー、となる。
3.歯ブラシでコマの中の汚れを浮かせながら、ウェスで拭き取ります。
ドス黒い油汚れが手につきまくります。手袋しててよかったー、となる。
汚れ落ちが足りなければ、2.3.を繰り返します。
【POINT】ウェスは一方向になでるのを繰り返しましょう。前後になでるとコマが回らず、コマの一側面しか汚れが落ちません。
4.車体を上下逆さまにし、前後の車輪を外します。
5.後輪のスプロケの汚れを取ります。
ウェスにチェーンクリーナーを染み込ませ、歯車の隙間に挟んで左右にゴシゴシすると、キレイになります。歯車のカーブは、ウェスを指に被せて1つ1つなぞります。
【POINT】奥のディスクブレーキにチェーンクリーナーが付かないようにね
手は真っ黒だけど、スプロケは信じられないくらいピカピカになりました。
6.インナーチェーン、ディレーラーの歯車も、同様に汚れを取ります。
よしまるはチェーン洗いで、最低でもTシャツ1枚分のウェスを使います。
恐らく、ゴム手袋がどこかで破れはじめ、手がえらいことになっているので、このタイミングで一度、手を洗いましょう。
手順③ 全体を洗う
【POINT】
チェーン洗いで使ったウエスと歯ブラシはポイし、新しいウェスを用意します
1.マルチクリーナーを全体に吹きかけ、泡泡にします。
本体、車輪、チェーン周りにも、まんべんなくかけましょう。
2.ウェスで汚れを拭き取ります。
汚れの少ない、本体、車輪、チェーン周りの順に、汚れを拭き取ります。
よしまるのバイクは黒色。拭き取ったのに、なぜか汚れの筋が白浮きして、擦っても落ちません。でも、放っておいて大丈夫!
3.乾かします。
水なし洗浄とはいえ、泡洗いなので濡れます。少しの時間置いて乾かします。
手順④ コーティング
【POINT】ここでも使ったウエスをポイし、新しいウェスを用意します
1.チェーン周り以外をコーティングします。
ウェスにコーティング剤を染み込ませ、チェーン周りなど、油を付ける場所以外の金属、ツルツルの樹脂部分に、まんべんなく塗布します。
2.外した車輪をはめます。
手順⑤ チェーンオイルを塗布する
1.チェーンにチェーンオイルを塗布します。
チェーンオイルって、スプレータイプもありますが、よしまるが今使ってるのは垂らすタイプです。チェーンのコマの上部に、チェーンオイルの口先をチョンとすると、オイルが少量出て、コマに染み込みます。それを全てのコマに、1個ずつ丁寧に塗布していきます。
2.スプロケなど、他のパーツにもチェーンオイルを塗布します。
最後に、インナー/アウターの全てのギアに変速しては、ペダルを数回回し、チェーンに付いたオイルを、スプロケ、その他のパーツに行き渡らせます。
この工程を忘れたせいで、よしまるはミニベロのスプロケが錆びてしまいました。すごーく大事な作業です。
完成!
まとめ
過去に、幾多の手戻り失敗を繰り返したよしまるが、今思うロードバイク洗浄の極意。それは、、
つくべきパーツにだけ、つくべき油が、確実についている
そんな状態に仕上げることであります。
ロードバイクには繊細なパーツがいくつかあります。チェーン、スプロケ、ディレーラー、ブレーキ…。扱いを間違うと、一瞬で錆びたり、ブレーキが効かなくなったりと命に関わります。これらのパーツが正常に機能するよう、注意して洗いましょう。
だったら、お金払ってプロに任せる方がマシじゃん!
自分で洗うのも面倒なのに、苦労した末に事故につながるかもなんて…もう、お金払ってプロに任せる方がマシじゃん!
それもあり!でもね…
ただ、自分で洗うと、普段目につかないパーツを意識できます。
これ、どうやって洗うんだろう?検索しよっと。
→ パーツ名がわからず検索できない。そこから調べなくちゃ!
→ パーツ名でググると、洗い方と一緒に機能も紹介されている。
→ ふむふむ、大事なパーツだなぁ。(派生した疑問もついでに調べる)
一歩ずつでも自転車を知ってゆくと、出先でトラブルにも、対応力がつく気がするんですよね。よしまるは自転車を眺めてお酒を飲めるほど、自転車愛が深くありません。お掃除がちょうどよい学びの時間になります。
にしてもやっぱり…面倒だよなぁー、
そもそも、洗う頻度って?
人によってかなりばらつきますが、2~300km走行ごとに注油とか、最低でも月に1回は洗浄とか言われます。
いやいや…。〇月〇日、注油の記録をつけて…この日とこの日走って…累計〇キロかぁ…とか、管理も計算もムリー!!
それに、毎月洗浄したら、年12回も洗わなきゃいけません。この時期、チェーンに1コマずつ注油してる間に、何か所蚊に刺されると思っとんじゃ!
というわけで、よしまるの目安はこんな感じです。
ある日、走行中にチェーンが外れてつけ直す。その際、手が真っ黒になったら、洗浄のサ・イ・ン ❤