【ロードバイク】"乗る" スキル

 

師匠に誘われて、ワールドサイクル主催の自転車講座を受講しました。

輪行講座以来ですが、想像以上の内容で、超~楽しかったです。

 

朝、待ち合わせ場所で池田先生をみて、

「うぉぉ~、Youtubeでみたことある有名人だぁ!」

興奮しましたよぉ(笑)!

 

詳しい内容は言えないけど(受けてのお楽しみ♬)、講師1名に受講者3名という手厚さで、3時間3,500円(税込)と格安。

池田先生「正直、採算無視です。趣味です趣味(笑)」だそうです。

 

ロードバイクの基礎講座 初級者・中級者講習会

 

基礎、初級ってどのレベル?

そこが悩みどころですね。初級の基準ってわかりません。よしまるは10年乗っても初級だろうなって思うけど、講習会的には、乗り始めて1~2年が目安のようです。

 

それでいうと、1年9か月だから、そこそこ乗った初級だな(なんだそれ!)。それにしても、全てが初経験、目からウロコの連続でした。

 

内容はズバリ、乗るスキル です。

 

"乗る"スキルってなに?

「学んでいただくのは、乗るスキルです」

ん、なんでしょう?

 

私たちが無意識に乗っている自転車は、"自転車に乗る" スキルと、"自転車を運転する"スキルに分解できるとして、

 

"乗る" は、自転車に跨って、漕ぎ始めるまでの初動。同じく着地。

”運転” は、ペダルを回す、ハンドルを操作して曲がる、止まる動きです。

 

"乗る" なんて、またがるだけじゃないの?

むしろ、もっと楽に走りたいとか、みんなと同じ速さで走りたいって思うから、そっちが実現できた方が、うれしいんだけどな。

 

受ける講座、間違えた?

一瞬よぎりました…(笑)!

 

ところが受けてみると、

「乗る」ってすごく大事なスキルなんだ。。

 

それ、怪我しなくて済んだかもよ

よしまるが参加する自転車コミュニティでは、ケガの書き込みが結構あります。

 

よしまるも1度派手に転んだことがあります。

歌いながら~よそ見してぇ~、目の前に障害物が現れて転倒っていう、自業自得なトホホなケースだけど(笑)。よく聞くのはこんなケースです。

 

・ビンディングシューズの脱着ができずに転倒

・下り坂で、石や雨上がりなどの悪路で、滑って転倒

・人や動物とぶつかりそうになって、よけて転倒

・左折した車に巻き込まれる

 

ママチャリと比べて、ロードバイクって安定性悪いし、スピードも出るから、転ぶと大怪我になる可能性が高くて恐怖です。急坂のダウンヒルなんて、ビクビク走って、下りきってホッとしています。

 

でも、こうしたアクシデントって、たまたま運悪く起こるものが多いから、気をつけても避けようがないよなぁ。

 

と、これまでは思っていました。

でも、そうじゃない!

アクシデントは避けられなくても、「乗るスキル」があれば、大怪我せずに済んだかもしれないのです。

 

危ない瞬間、バランスを崩した瞬間、とっさに体が対処できたら、ケガをまぬがれたかもしれません。教えてもらったのは、そういう「乗るスキル」です。

 

考えたことなかったな。。

 

ちなみに、講習会をプロ選手に受講してもらったら、皆、乗るスキルが備わっているそうです。だから速いスピードでも、急なコーナーも、安全に走れるんだ。

 

足攣り会

"乗るなんて簡単さっ" って思い込みは、ヒュル~と飛んでいきました。

安全に乗るには、もっと高いレベルの「乗るスキル」が必要なのね。

 

プロや天才なら、教わらなくてもできることも、私ら凡人にはできない。その差はどこにあるの?どうしたらできるの?

 

その辺り、池田先生はすごく突き詰められてて、わかりやすく、納得感がありました。独自の練習方法も工夫がいっぱいで、3時間があっという間(笑)!

 

「あ…足が攣りましたぁ!」

「わ…私も」

 

何度も3人の動きが止まります。

岩田先生のお手本を真似しようとして、慣れない筋肉を動かし悶絶…(笑)。

 

「大丈夫。皆さんよく攣りますから(笑)」

大丈夫じゃなーい!🤣

 

普段100km走っている面々が、10m先に辿り着くのに必死…(笑)💦

 

これまで、自転車に乗っている時は、上半身はほとんど動かず、ペダルを回す足だけ、この動きを繰り返してるだけだったけど、、

 

有事の際、体が瞬時に反応するには、体を柔らかくして、色んな動きができるようにしておかないとダメで。極端な話、それが生死の分かれ目になるかもしれません。

 

「一朝一夕には身につかないので、練習してね♬」

「はい!…はい?」

ちゃんと練習するのか?できるのか?

 

"走る" にも効果あり

練習場から自走で帰りながら、うれしい気づきがありました。

「あれ?いつもより楽に、速く走れてる気がする」

 

錯覚? たぶんそうじゃない。

静止に近い自転車に、安定して跨り続けるための練習のおかげで、いい意味で脱力できたというか、そのおかげで、少ない力で走れてる感覚というか。

 

体がバネみたいになっていれば、ケガの回避だけじゃなく、走行中の衝撃も上手く逃がせて、楽に走れそうだなぁ。

 

楽しみが増えた

受講して、もう一つよかったこと。

 

練習は夢中になるほど楽しくて♬、それ自体が遊びって感じ。ちょっとしたスペースがあればいい、子供が家の前で遊んでるような感覚の楽しみが、一つ増えました。

 

自転車って、ただ速く遠くまで走るだけじゃなくて、色んな楽しみ方があるんですね。グループライドの待ち合わせや、休憩中など、隙間時間に遊べそう♬

 

先生は、ハンドルも持たずに、乗ったまま静止してて、曲芸師みたい。なんでそんなことできるの? 自転車と友達だ♬ 私もあんな風に乗れたらいいなぁ。

「ちゃんと練習して、半年後に来てくださいね」

ズボラーよしまる、3日坊主で終わらないことを願う!