先日、よしまる史上最大の厄災に見舞われました。
やっぱりさんと、猪名川渓谷ラインをライドしていて、ゴール手前で足が攣り、救急搬送先で熱中症と診断され、入院しました。
足攣りで救急車?と思うかもですが、両脚の爪先~足のけ根まで全部が攣って、それが1時間半続いて、死ぬかと思いました。お産より辛かったって!
かつてない痛み
その日は早々に、足指に違和感(攣りそうサイン?)がありました。
なんでだろ… 最近、足が疲れてる気が。。
とにかく脚力を使わないように…。でも、60km手前で太腿が軽く攣りました。
「(ヤバい…)やっぱりさん攣りました」
「少し休みましょう」
症状はすぐに治まったものの、イヤな予感。
再び走り出すと、バチーン! 左太腿が攣りました。強烈です。
「(ガチでヤバい…)また攣りました!先行って下さい」
「わかりました」
今度は治まるまで数分かかりました。
ふぅ~マジ辛かった💦
ゴールまであと1km、少し休んで、再び漕ぎだした瞬間、
さらに巨大なバチン投下!
今度は右太腿、悲鳴を上げました。
痛すぎて、叫ばずにいられません。
叫んだって痛みは消えないのに。よくわからん野生本能なのか?人気のない山道では、声は山に吸い込まれて、誰も助けはこないのに😭。
30分ほど悶絶して汗ビッショリ💦
ようやく治まった頃、「大丈夫ですか?」 やっぱりさんが、ゴールから折り返してきました。顔をみたらホッとしました。とりあえず木陰に移動。
座りたいけど…攣りそう。。
少し体勢を変えると大惨事になる…1ミリの予断も許さないと、体は感じています。しばらく仁王立ちしていましたが、それも辛くなり、意を決して座ることに。
バチンバチン!
あぁ、やっぱり!(やっぱりさんじゃない)
強烈なバチンが両脚に投下。
手で必死で伸ばして、片足が治まると、もう片方がバチン!
苦あれば、また苦あり
終わりなき戦いが、始まりました。
助けられて。。
「お~い、大丈夫かぁー?」
通りすがりのバイク乗りさんが、ペットボトルの水を買って、戻ってきてくれました。患部をボトルで冷やしながら、もう手に力が入らないよしまるに代わって、太腿を力強くほぐしてくれました。
天使~~!
やっぱりさんとバイク乗りさん、こんな時、一人でも多くの支えが、どれだけ心強いことか。むちゃくちゃ救いです。
「あんたそれ、熱中症やで」
こないだ同僚が足攣ってな、同じように青白い顔しとった。
「無理してでも、水飲むんや!」
「ハイ…」ゴクリ、ゴクリゴクリ…あれ?気のせいか、少し楽になったような。。喉は乾いていないのに、飲むと一瞬で沁みていき、体が水を欲しているとわかりました。脳の感覚と体がミスマッチしてるんだ。。
気がつくと、全身から汗が噴き出して、肌の上で無数の玉になっています。
「うぅ…あの…このまま攣りが続くんでしょうか?」
「そうや。放っておくと体が痙攣して、意識のぉなるよ」
そぉなの!? やっぱりさんが救急車を呼んでくれました。
救急車を待つ間も、痛みはどんどん増して、すでに両脚が攣っていました。
よしまる叫ぶ「ギャァァー、また右キター!」
攣りをほぐすのって相当力が要ります。右足をバイク乗りさん、左足をやっぱりさんがマッサージし続けて、たぶん二人ともヘロヘロ。本当に申し訳ないけど、痛くて痛くて、頼るしかないよしまる。。は、早く薬草ください。
たまに意識がぼぉーっとしてきた頃、遠くからピーポーピーポーと聞こえました。
よかった…やっと次のステージに進めるのネ… バタッ>┼○
ここから更なる受難が。
「担架に乗せるので、仰向けに寝転べますか?」
ムリ!絶対ムリー!!
今体勢変えたら、スイッチ入るから~😭
でも、これをクリアしないと次に進めません。
「一瞬、覚悟してくださいねっ」
「ギャァァー!」
寝転んだ瞬間、両脚に大激痛が走りました。
ストレッチャー部隊が、担架要員にとられました!
早く気を失いたい。。悲鳴と共に車内に運ばれました。
それにしても、なかなか走り出しません。。
救急車に乗ってから、色々と手続きがあるようで、名前、住所、年齢、火急の連絡先などをヒアリングしてから、受け入れ先の病院をあたっておられました。
その間も激痛は続き、マッサージは救急隊員にバトンタッチされましたが、この時のよしまるは疲れ切っており、過呼吸になってしばし息を止めたり、歯がガチガチなりだしました。かれこれ20~30分後にようやく走りだしました。
病院までの30分、揺れる車中で、救急隊員さん達がずっとマッサージしてくれて、本当に助かりました。この人達にとって、ただの仕事なのに、遊びで自業自得のよしまるのために、こんなに必死で押してくれて。。
ここが日本でよかった~
病院でも
それは病院に入ってからも同じでした。
救急車から病院のベッドへの移動で、体勢が変わって、再び激痛が訪れました。
看護婦さんたちは、叫ぶよしまるに「大袈裟な…」とか「ガマンしましょう」なんて言いません。「辛いよねぇ」という寄り添いや、「痛み止め注射したよ」「点滴したら楽になるからね」という前向きの言葉で、痛みが和らいだのは、不思議な感覚でした。
かける言葉一つで、気の持ちようが全然違うんだなぁ。
「患者対応マニュアル」的なのがあるかもだけど、言葉や所作から、気遣ってくれてるのが伝わりました。オゥ~ナイチンゲール!
看護婦さんや救急隊員さんのホスピタリティは、自分が辛い時ほど有難くて、お医者さんの治療とは違う、目に見えないすごい治癒効果があると思いました。
兵庫県川西市のベリタス病院様、ありがとうございました。
大波は引きましたが、痛みの後遺症で歩けないよしまるは、一日入院。
本当に大変な一日だった。。
その後も看護婦さんは、汗だくの衣類を洗濯してくれたり、退院時の帰り方など、自分のスマホでいっぱい検索して、アドバイスしてくれたり。。
これって仕事を越えてるよね?
すごく心温かいケアをもらいました。それがよしまるのような一期一会の存在でも、彼女達は関係なく、そうしてくれるんだな。
今回も、どれだけの人に助けてもらったか。
感謝してもしきれません。
結局、バイク乗りさんの連絡先はわからず、お礼もできません。
やっぱりさん、バイク乗りさん、救急隊員さん、看護婦さん、みなさんに幸あれ。。
今まで何も考えずに、ぼっちライドをしていましたが、ロードバイクに乗るのが、少し怖くなりました。
なぁーんて言いながら、
今は足が痛くて乗れないけど、暫くしたら、また走り出すかも…
みんなに助けてもらったこの体。
少しずつでも自分と向き合って、自分を知って、長く健康に使おうと思います。
ありがとうございました。