【サラリーマン副業】はじめての確定申告のポイント

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2月の最終週から3月14日まで、ほぼ連日夜なべでした(-_-;)。

サラリーマン副業を始めたので、その確定申告に苦戦していたのです。

 

ド素人ゆえ、はじめての確定申告 を読み… イミフな用語を全部調べ… 2月終盤に「しゃぁない、やるか」と腰を上げるも、未整理のレシートの山... 国税庁の作成ページに混乱、リーマン副業のケースは情報が少なくてスッタモンダ… ふぅー、疲れました。

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そ・も・そ・も。 税理士に頼んだり、今どきは便利なソフトもあるからそれを使うとか、もっと時短できたのです。が、本人にその意思ナッシング!

 

いや~ダメでしょう。こんなおいしい機会を人任せなんて、ジュルル。

よしまるは「未知のものにワクワクする」性分なので、目の前に知らないことがあると、覗きたくなるし、自分でやってみたくなります。

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ムダに非効率じゃない?と思うかもですが、非効率が効率を呼ぶんじゃー、というか、それこそがよしまるを豊かにしてくれるのですよ。でもこんな面倒、必要もないのに誰がやるでしょうか。今回はその「必要」が、どんぶらこ~とやってきました。

 

 なーんて言いながら、「できそう」なのと「やる」のは大違い。

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だよね、誰かさん、長~いこと現実逃避してたもんね

 

税務署から厚さ1cmの書類が送られてきた日には… 開封せずに棚の上で熟成。ある日思い切って開封すると、大量の様式はどれもチンプンカンプン。同封の手引き書は、よしまるの手を引いてくれず。。2次熟成。

 

何はともあれ、ギリギリセーフです。

そして、自分で全部やってみて良かった~!と改めて思いました。

今回はシンプルに Excel で帳票を作りましたが、一通り理解できたことで、これからは簡素化・自動化できるし、何より融通が効くようになりました。

 

今回は、よしまるが苦労した点や、分かったことを紹介します。

 

税理士やソフトに頼らない方が楽!

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税理士に依頼する場合の金額相場は10~15万円程度。仕訳作成や記帳代行を依頼すると、更に月々5千~1万円必要です。

 

多くの社員を抱える会社は、複雑な処理が見込まれそうですが、よしまるのようにぼっち副業の個人事業は、勘定科目もかなり絞られるので、自身で表計算ソフトで整理する方が手っ取り早いと思いました。

 

逆に、税理士さんに頼むと、レシートや伝票を整理して渡すとか、「これはなんですか?」「それはですね…」っていうやりとりも面倒。できた帳票や申告資料を説明されても、自分で作ってないから意味わからないだろうし。そしてお金も飛んでいく…。

 

一度やって粗方わかれば、自分でやる方がずっと早いし、融通が効きます。

 

最近は便利なソフトもあります。日々の費用をスマホで入力したり、レシートのOCR機能があったり。一時期よしまるもアプリを使っていました。クレジットカード明細が反映されて便利~と思ったのですが、以下の理由でやめました。

・ソフトを使いこなすために、さらに学習が必要

・融通が効かない

・汎用なので不要な選択肢が多すぎ、知識がないから要不要の判断ができない

・結局、面倒な作業は減らない

 

やはりおすすめは、一度自分で、帳票作成~確定申告を一通りやって、大まかに理解する。自分のすべきことが絞られるので、自分に合った作り込みをするです。

 

MoneyForward の無料版は、整理のプロセスを考える上で参考になります。

Excel関数でもいいけど、PowerBIなどの無料のBIツールで帳票も作れるし、スマホで入力するアプリも、無料配布されているPowerAppsで作れるし、便利な世の中です。

 

仕訳段階で、軽減税率まで記帳する

 今回、相当な手戻りがあったのがこれ💦

レシートの内訳には、消費税10%と8%が混在しているものがあります。区別して記帳しましょう。数字が1円でも合わないと、間違い探しでエライ目に遭います。

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あと、将来の税率変動の可能性を考えておく必要があります。対応できるように、自分の表を作っておくのも、改変の手間を防ぐポイントです。税抜・税込、どちらで処理するかも、予め決めておくのもお忘れなく! 

 

事業主借の口座はまとめる

よしまるのように、サラリーマン、主婦、副業… なんて生活をしていると、日々の買い物の支払いで、これは生活用の財布、これは事業用カードで…なんて区別してられません。そのために財布やカードを複数持ち歩くなんてナンセンスです。

 

そこで、事業の支払いを、全て私用の財布やカードで精算することにしました。

その場合の仕訳は一律に「事業主借」で記帳すればよくて楽ですが、後に、カードの口座引き落とし時に追記の必要があり、その際面倒なことが起こりました。

 

最近はキャッシュレス化が進んで、現金、クレジットカードから、交通系ICカード、paypay、d払い、楽天pay、メルペイ・・・様々です。支払方法も、クレカ経由での引き落としもあれば、都度必要な額をチャージしたり。その引き落とし口座が複数あって、どの決済とどの口座が連動しているか把握しておらず、混乱しました。

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だったら決済方法を絞れればいいじゃん。と思いますが、最近はお店に合わせるケースが多くなり、現金かPayPayのみ、現金NGってお店もあります。今の時代、消費者に選択権はないのです。そしてよしまるの仕訳が混乱のアリ地獄に・・・(-_-;)

 

学んだ教訓は、引き落とし口座はなるべく一つにまとめるってことです。出口は絞れないですが、クレジットカードの引き落としも、d払いのチャージも、交通系ICカードの引き落としも、せめて大元は全て同じ口座にしておくのがベストです。

 

そして、csv形式など表データで履歴がダウンロードできる銀行を選ぶこと。そうすることで、仕訳がうーんと楽になります。

 

国税庁の確定申告作成コーナーを利用しよう

よしまるが何とか確定申告を完了できたのは、国税庁の確定申告作成ツールのおかげ。

【確定申告書等作成コーナー】

いやぁ~、本当に助かりました。これ作った人、使う人のことを本当によく考えて作ってくれて、ありがとーごぜーます。

 

税務署から届いた手引書はチンプンカンプンでしたが、そんなよしまるレベルでも、どこから手をつけていいかステップ誘導してくれて、何より助かったのは、どの数字が、他の様式のどこに反映されるのかを追えるところ。おかげで、作りながら理解につながるという神ツール!

 

で、途中でわからなくなったり、よしまるの脳みそが飽和すると、一時保存してまた再開できるから、まとまった時間がなくても少しずつ進めます。

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今回は紆余曲折しましたが、無事に終えての感想としては、

はじめて確定申告をする人は、とりあえずここで作り始めるのがおススメです。仮の数字でいいので入れて進んでいくと、イメージが掴めるので、それに合わせて(そこに数字を入れる想定で)自分の仕訳帳の表を構成する、そこにレシートを記帳する…という手順がいいと思います。

 

今回画面キャプチャをドバドバ撮ったので、暇をみて手順も書いておこうかなー(来年の備忘を兼ねて)と思っています。

 

まとめ

いかがでしたか?

初めての確定申告、簿記にも疎いド素人が、それもサラリーマン副業の場合となると、ネット情報も薄っぺらで、なかなかハードルが高いと思います。

 

でも、いきなり税理士を頼ると、永久に「わからない」が続きます。ここはいっちょ「自分でやってみる」ことをおすすめします。国税庁のツールは頼りになります。

 

「自分でやる」ことが大事

手間をかけてでも、一度は自分でやるのは、とても意味があると思っています。

 

巷には、お金で手に入る「手間」が溢れていますが、自分でやるより早くていい…というのは思い込みだったりします。市場のサービスから選択するということは、言い換えれば、それ以上のクオリティは手に入らないってことです。

 

確定申告のケースで言うなら、汎用ソフトの勘定科目は600を超えます。実際はmax20~30で済むので、自分に不要なものが削がれたツールの方が断然使いやすい。でも自分専用ツールなんて存在しないから、作ろうとすれば、最低限の知識が必要です。だから、最初は自分でやってみる。 

 

失敗こそ財産

誰かがやった記事を読んだって、やってみるのとでは大違い。実際には些末な所で躓きまくり💦、後戻りしまくり💦、作り直し💦、なんてザラです。そうした失敗は全部!、自分の知見になります。なにより、毎年の確定申告で思い出してプププーっと笑えるのがいいよね!

 

と言いながら、年に1回の行事なので、今回の苦労をすっかり忘れて、来年も同じ過ちを犯すかもしれません(笑)