【実験】せんべいの素って作れる?

 

えびせんべいの素が、レンチンで出来上がると知って、、

 

もしかして…

せんべいの素って作れるんじゃない?

チャレンジしました。

 

せんべいじゃないよっ!

せんべいのなんだよっ!

こういうカッチカチのやつを作りたいのさっ!

 

コンセプトはやはり、

・油を使わないこと

・レンチンで作る!

です。油で揚げたらできて当たり前ですからねっ!(たぶん…)

 

パターン① 残りご飯を潰してレンチン

いきなりせんべいの素へ行く前に、

まず、少しカピカピになった残りご飯をレンチンしてみました。

 

クッキングシートの上に、軽く一口大にまとめて置き、

 

クッキングシートを乗せて、上から押し潰して平らにしました。

 

ご飯粒がバラバラになったので、中央に寄せてもう一度潰します。

 

こんなもんかなっ

 

電子レンジ600Wで2分半設定したら、一つ焦げました💦

ご飯の水分量に影響されるから、ずっと見張ってないといけないのか!

 

裏返して1分半で、両面こんがり焼けました。

(左下が焦げたやつ)

 

薄く延ばせた所は、せんべいになりましたが、厚めの所は湿気が残っていました。焦げているのでこれ以上の加熱は無理でしたが、どうやら薄く延ばすのがポイントみたいです。

 

白い部分と半透明の部分があります。

白い部分はおせんべいでしたが、半透明の部分はただの固いご飯でした(笑)。

 

カピカピご飯で作ったのがいけなかった気がします。もっと水分を含んだご飯なら、全体的に白く焼けて、美味しいせんべいになったかもしれません。

 

パターン② 残りご飯+片栗粉をレンチン

ご飯に片栗粉を混ぜたものを、レンチンしてみました。

 

どうして片栗粉をかって?

えびせんべいの素(龍蝦片)が、コーンスターチを練って作っていたからなんです。

参考:https://gourmand-club.com/blog/art/00015.html

 

それをレンチンしたらこうなったのだから、うまくいけば片栗粉オンリーってのもありかもなって💓 その前段階のつもりでした。

 

先程の教訓から、カピカピご飯を、少量のお湯でふやかしました。

分量は、茶碗一杯のご飯に片栗粉大匙1くらいです。

 

いちいち丸めるのが面倒なので、一気に麺棒で広げました。

片栗粉がつなぎになって、気持ちよく薄く延ばせました。

 

一口大に切って、レンチンだぁー!

水をつけた包丁で切ると、切りやすかったです。

 

表2分で少し焼けが入り、裏返して2分弱で1枚焦げたので、ここで取り出しました。

 

薄くできたせいか、全体的に白く仕上がって、美味しかったです。

ただ、見た目はよいのに、パターン①(ご飯だけ)より固めでした。

 

やはり、多少は透明な部分が残ってしまい、そこは若干湿気てました。そのまま放置したら乾きましたが、食べたら固かったです。

 

全体が白くなるまでレンチンしないといけません。

そのためには、焼け具合がばらつくので、ずっと見守って、一つずつ取り出すという、少し手間がかかりますが、そうすれば美味しく作れそうです。

 

パターン③ パターン①を乾燥させてレンチン

パターン①のご飯せんべいを、潰し広げてから一旦乾燥させてカリカリにして、それからレンチンしました。

 

半透明のカリッカリです。よっ!これぞせんべいの素!

 

おぉぉー!

600W1分レンチンしたら、膨らみました!

乾燥させずにレンチンしたときは、白くなっただけでしたが、白く膨らみました。

 

見た目もせんべいっぽいじゃん!

 

端の方は少し半透明で、そこが固いのは同じですが、食べられないほどじゃないし、おおむねサクサクで美味しいおせんべいですよぉ!

 

パターン④ パターン②を乾燥させてレンチン

パターン②(ご飯+片栗粉)も、乾燥させてレンチンしてみました。

 

パターン③と同じく、膨らみました!

 

乾燥させてからレンチンすると、膨らむんですねぇ!

 

ただ一つ問題が。。

米粒の間が白いです。これって片栗粉がそのまま乾いただけなんじゃ。。?

 

パターン②(水分ありでレンチン)のときは、片栗粉も加熱されたようでしたが、乾燥させるとただの片栗粉に戻るわけで…、それをレンチンしても何も変わりませんでした。

 

面白い発見です!

 

調べてみると、

ご飯(ベータ化)を乾燥させると糊状に固まったアルファ化状態になりますが、片栗粉は状態変化しないみたいです。同じでんぷんでも、素材によって色々なんですねぇ。

 

味は。。

パターン③とほぼ同じでした。

 

まとめ

今回わかったポイントです。

 

・なるべく均一に薄く広げる

・片栗粉はなくていい、ご飯オンリー。

 

カピカピご飯はまとまり辛く、薄く広げづらいので、お湯でふやかしてから加工するか、カピカピじゃないご飯を使うのがいいです。

 

・加熱して白くする(半透明部分はただの固いご飯)

・乾燥させてからレンチンすると、膨らむ

 

乾燥させればそれは、せんべいの素なわけで、、ビンに入れて保存して、好きな時にチンして食べられます。

 

ただ、、意外と手間だった。。

わざわざ作りたいか?というと、ノーサンキュー…かな💦(笑)

 

番外編

じゃぁ、カピカピのご飯はどうしたらいいの?

救いようがないの?

 

ノンノン♬

そんなこと、あーりません。

 

干飯(ほしいい)というものが、江戸時代にありました。

炊いたご飯をお湯でバラバラにしてから、ザルに広げて乾かしたものです。

 

現代でいう、アルファ米です。

非常食として売られている、アレです。

お湯を注ぐだけで、ご飯になりますよね。

 

昔はこれを、旅のお供に持ち歩き、ふやかして食べたそうです。忍者の補給食だったり、兵糧攻めに供えて、お城の壁に、味噌と混ぜて塗り込まれたそうです。

引用:https://bushoojapan.com/bushoo/war/2021/05/15/9437

 

よしまるは、こういう保存食に心惹かれた時期があり、20年ほど前、干飯を作ったことがありますが、カッチカチのご飯がザルにひっついて取るのに難儀し、えぇい!こんな面倒やってられん、二度と作らんヮ!と投げ出しました(笑)。

 

でも今は、乾燥機という便利なモノがあり、、クッキングシートで乾かせば、面倒もゼロ。簡単に作れる時代になりました。

 

パターン④で作った干飯を、お湯に浸けて1時間ほど置くと、

 

ご飯に戻りましたぁ!

 

市販の非常食を買うと高額なので、ご飯がカピカピになったら、これ幸い!と、アルファ米を作って、防災袋に入れちゃいましょう~!