前に手作り洗濯洗剤について書きました。
家の中にはたくさんの種類の洗剤があります。そして、その数×X個のストックがあります。それを手作りすると、大量のストックが必要なくなりスッキリする上に、体によし、コスパよしの一石三鳥です。
お分かりのように、買うのはたった4品、クエン酸、苛性カリ、エタノール、重曹だけ。フフ、よしまるはモノレス化してこういう状態を目指しているのですよ。
そして今回は、柔軟剤の作り方をご紹介します。
発症したら一生治らない、香害の恐ろしさ
突然ですが、香害って知っていますか?
合成香料が原因で起こる化学物質過敏症のことで、頭痛、アレルギー、吐き気、思考力の低下など様々な症状があります。
近年の新しい公害と言われていて、日本でも被害者が増えて問題になっていますね。アメリカでは10人に1人が患っていると言われるほど。
やっかいなことに、原因を香害と特定するのが難しい上に、特定できても一度症状が出たら二度と治りません。香害の原因は生活の至る所にあるし、生活に支障をきたすほど辛くても、発症したら死ぬまで耐え続けるしかないのです。
その最たる原因として挙げられているのが、市販の香り付き柔軟剤。かなり危険です。体にはもちろん、環境にも良くありません。
よしまるはこれを知ってから、すぐに手作り柔軟剤に切り替えました。手作りなら体にやさしい材料だけで作れて安心です。
それに、たったこれだけ!?と拍子抜けするほど簡単です。
これを読んだ人は、ご自分や家族のために、今すぐにでも市販の柔軟剤をやめてほしいなって思います。
手作り柔軟剤の作り方
(洗濯1回分)
・クエン酸:小1
これを、水(大2以上)で溶かして、柔軟剤の投入口に流し込むだけです。
クエン酸を溶かすために、「ごはんですよ」位の大きさの蓋つきの瓶を使うのがおすすめです。そこに水とクエン酸を入れて、蓋して振って溶かすのです。
我が家の洗面所棚。右からクエン酸と鮭フレークの瓶です(シール剥がそうよ!)
さてここで、まとまった量を作り置きすればいいのでは?と思いますよね。確かに巷で紹介されているレシピは、どれも作り置きするものばかり。でもこれはおすすめしません。クエン酸水のアルカリ効果は約2週間でなくなってしまうので、作りおきには向かないのです。トイレ洗剤の記事でもお伝えしましたね。
作り置きするならせめて、2週間分にしておくのがよいのですが、それでも終盤にはアルカリ効果があまり期待できません。洗濯場にクエン酸を置いておき、その都度作っても手間はしれてますよ。
さらに、柔軟剤に香りをつけたければ精油を使います。天然香料なので香害はほぼないので安心です。でも精油は油、水には溶けません。そこで溶かすためにグリセリンを使います。
・グリセリン:小1
・精油:6~7滴
これを先程のクエン酸+水に加えればOKです。作る順番はこうなります。
瓶にグリセリン+精油入れて溶かす →水 +クエン酸加えて溶かす
注意:手作り洗柔軟剤は環境や体に優しいけれど、アルカリで繊維を柔らかくするので衣類は市販品よりは若干痛みます。デリケートな素材で作られたもの、大事なもの洗いは、市販の専用洗剤や柔軟剤でがまんしてください。
気になる柔軟効果は?香りは?
気になる柔軟効果は?
この手作り柔軟剤、クエン酸のアルカリで生地のゴワゴワを柔らかくします。だから、重曹で作る手作り洗濯洗剤(酸性)ととても相性がいいです。
だからといって、市販の洗濯洗剤でもちゃんと柔軟剤の役割をしてくれます。我が家のモフモフなバスタオルも、フリース毛布も、ふんわり仕上がってますからね。
気になる香りは?
洗いあがり(干すとき)はザ・天然ないい香りで気分あがりますよ。でも乾いた後は香りは殆ど取れてしまいます。ズボラーよしまるは、今はクエン酸オンリーです。
まとめ
いかがでしたか?
手作り洗濯洗剤にづづいて、今回は手作り柔軟剤を紹介しました。
市販品の香害から解放される上に、拍子抜けするほど簡単に作れておすすめです。
こうやって手作りを増やしていくと、家の中にあるたくさんの洗剤や市販品のストックを買う必要がなくなって、ごちゃついた収納が本当にスッキリします。
世の中の多くのモノは、「手作り」することで、良質な生活とコスパの良い生活、その両方を手に入れることができます。
みなさんも是非おためしください!