私は柔軟剤が好きです。ないとゴワゴワして肌触りが悪い仕上がりになるので、一度使うと手放せません。そこへきて最近はいい香りの柔軟剤がたくさんあって、服を着るとき、顔を拭くとき、幸せな気分になります。
市販の香り付き柔軟剤は有害?
ところが! この香り、危険なんですって。
国民生活センターには柔軟剤の匂い被害相談が急増しているようです。「部屋干ししていたら咳が出るようになった」「隣人の洗濯物の匂いで頭痛や吐き気がする」など。
市販の香り付き柔軟剤の95%は人工香料が含まれていて、呼吸や皮膚から体内に吸収されるそうですが、分解されにくく、体内に蓄積されるそうです。
それが人体に及ぼす影響は、
・変異原性により、細胞が癌化する
・アレルギーの誘発、悪化
・ホルモン障害(自律神経障害、うつ、更年期障害…)
・特に、脳や生殖器に蓄積 → アルツハイマー、胎児への引継ぎ(発達障害)
もう一つ怖いのは、香料を放出するためにマイクロカプセルが使われていますが、これ、1μm~10μmの極小プラスチック球で、気管支や肺の奥まで入り込んで蓄積するという。その数、キャップ1杯に1億個!
すでに海外でも使用規制が始まっています。
化学物質過敏症の恐ろしさ
化学物質過敏症(CS)というのをご存知ですか?
体内に蓄積され化学物質などにより、様々な原因不明な症状が出てしまう病気で、一度発症すると、その後は極微量の化学物質にも反応してしまうようになります。
嗅覚過敏、目・鼻・喉のかゆみや痛み、皮膚の紅斑、かゆみ、疲労感、頭痛、めまい、吐き気…。化学物質はそこら中にあるので、原因がわからない絶望感とともに、一生苦しみ続けることになります。
身の回りにある化学物質といえば、香料等を含む洗剤、柔軟剤、芳香剤、消臭剤、化粧品、殺虫剤、虫よけスプレー、接着剤、塗料、住宅建材… アホほどあります。
アメリカでは10人に1人がCSというのです。
詳細がこちらのサイトにまとめられていましたので参考に。
母が味覚を失った
実は私の母が突然、味覚を失いました。「味覚を失う」のはものすごく苦しいことで、生きる意味を奪われてしまった位の辛い日々を送っています。全国の病院を探し歩きながら、未だに原因がわかりません。
心当たりを聞くと、香り付き柔軟剤に変えてからおかしくなったというのです。原因は定かではないけれど、もしCSなら、改善しない今に納得がいくことばかりで…。
身近でこのようなことが起こると、他人事ではありません。
天然アロマの柔軟剤に変える
じゃぁ、天然香料ならいいのか?というとそうではなくて、合成よりは被害が低いというだけなので、天然香料でアレルギー反応が出る人も稀にいます。要は、何事も使いすぎは良くないということですね。
でも、洗いあがりの服を着たときの香りや、洗顔後のタオルの香りは、とてもとても幸せな気分にしてくれます。だから香りを上手に生活に取り入れていきたいものです。
となると、香りは天然香料にこだわっていきたいし、実際エッセンシャルオイルのブレンドの香りが好きです。
市販の柔軟剤のストックがそろそろ底をついてきました。
手作りアロマ柔軟剤に切り替えるチャンスです。使用感などまたご紹介していきますね~。