よしまるの もったいない病 が元で行われる クズ活。
貧乏臭い、ケチと、冷たい視線を受けながら、細々と続けていた一人フェチな営みが、最近なぜか見直されております!
先週も「くず活プロデュースしますよ」「本出しましょう」って言われたり。
とうとう時代がよしまるに追いついたかぁー(笑)!
菜園が変わった
今年も、芋堀り会を終えた地上に、大量のさつまいものクズが残りました。
茎、葉、蔓の山… 去年よしまるは『もったいない…』と、食べたり編んだり。
こういうのはいつものことで。。他にも、成長して固くなった水菜とか、虫食い菜っ葉とか、「刻めば食べれます♪」って持ち帰ります。おばあちゃん達は「わざわざ食べんでも…」と半ばあきれ顔。
さつまいものクズ山を漁るよしまるに、おばあちゃん達は「物好きさんやねぇ」と言うし、蔓でリースを作っても、昨年は誰も欲しいと言いませんでした。
中村のおばあちゃん以外は!
彼女は喜んで、1年間玄関に飾ってくれました。季節毎に色んなお花を挿して。
「お金出せば何でも手に入るけど、面白くないよネェ~。お金かけずに工夫して作るのが楽しいし、価値あるよぉ。そんなプレゼントはプライスレスや~」
好き。。
今年は違った
ところがなぜか、今年は違いました。さつまいも蔓のリースが即売り切れました!編みスキルが上がったせい?(笑)
リクエストに応えて第2段。1回目よりも上手くできました。
佐々木さんが、菜園の千日紅で、クリスマスリースを作ったよって、見せてくれました。超ステキ~!超うれしい~!
うれしい言葉
これまで呆れられていた行動が、最近なぜか見直されています。
みんなでお茶を飲みながら、佐々木さんが言いました。
「この子は、なんでも食べるんよ」
(平均齢80代の人からみれば、よしまるはお子ちゃま)
どういう意味?雑食?
「この子を見てると、自然そのものって思うねん」
人が食べずに捨てる所も、なんでも調べて工夫して使うでしょ。それ見てるとなぁ、人って、こうして自然から貰ったものを、大事に使い切って生きてきたんだろうって思うねん。私らが忘れてることを、普通にやっててな、すごい思うねん。
まさか、こういう人にみえてる?(笑)
「ほんまやねぇ。はじめはこんなもの持ち帰って?って思ったけど」
この子みてると、捨てるとこはないんやって思う。さつまいもの茎、昔は貧乏で仕方なく食べてたけど、今じゃスーパーフードっちゅうやろ? お陰で今ピンピンしてるんかも。ゴマ油で炒めたら美味しいねん。考え方次第やね。
今年の茎で。美味しかったです!
じーん。。
平均齢84歳の先輩達から、よしまる自身を受け容れてもらった…それだけじゃない。これって最高の誉め言葉じゃん!
もったいないの意味
かといって、さつまいもの茎を食べるには、そこそこ手間がかかります。
茎の筋取り。爪の中が灰汁で真っ黒になるし、指も痛くなります。アマプラ観てたら、知らないうちに終わってるけどね。
リースだって、大量の蔓の節を、なめらかにカットするの大変。
手間暇かけて、わざわざこんな事する必要ある?
でもなぁ、おばあちゃん達が毎日手入れして、大事に育ててた、その姿をみてるから。芋採って残りはポイッって、できないの。
この子達だって、夏の暑さに負けず、ここまで育ってくれたんだもの。
それでやっぱり、今年もクズ山の前に座ってました(笑)。
「今年もやるんかい?」
「はい。みんなが大切に育てたから、捨てられません(笑)」
気づくと隣で、中村のおばあちゃんが一緒に蔓採りをしてくれていました。
もったいないの意味
きっかけは、ただ捨てるのが忍びないって感情だったりするけど、それだけじゃない時もあります。大事な人が大事にしたものを、私も大事にしたい。そういう気持ちで、捨てられないことだってあるよね。
大層な講釈をしながら、結局やりたくてやってるだけ~(笑)。
でも、変な人って評価が変わったのは、うれしいことです。
さつまいもリース、追加スキル
さて、来年の備忘で、残しておきます。
さつまいもの蔓は、柔らかく形成しやすい反面、水分量が多いので、乾くとスカスカ、貧相な見た目になるのが難点です。なんとか隙間を埋めたいところ。
そこで、上手に作るポイント3つです。
1.ギュゥギュゥに巻く
節の切り口を隠すように、できるだけ内側にしながら、力を入れて、ギュウギュウに巻きます。
芯を作るところ。輪ゴムで固定して三つ編みして、丸く成形する。
2.成形を2回に分ける
蔓を2回分に分けて成形します。1回目を乾燥させてスカスカになった上に、2回目を巻きます。隙間の大きい所は、間に蔓を通したりして、埋めるように巻きます。
1回目を撒き終わったところ。みずみずしいけど、乾燥するとスカスカに(笑)。
ここでもう一つ。1回目を乾かす間に、2回目用の蔓も乾燥してポキポキになります。一晩、水をはった浴槽に漬けて、柔らかくしてから巻きます。
3.巻く方向を交互にする
右回りを3周位したら、左回りにチェンジ。これを繰り返します。三つ編みみたいな模様で、美しく仕上がります。
来年は、籠作りに挑戦できたらなぁ!