サイクリストにとって、大阪のヒルクライムのメッカ「十三峠」。平均勾配9.1%と、かなりきつい九十九折りの坂が続きます。
ムム、怯むクライム。。
よしまるも過去数回チャレンジしたけど、汗ボタ、ヒィヒィで、毎回「もう半年は行かない!」って思います(笑)。
でも最近、景色を楽しむ余裕ができました。要はゆっくり登ればいいのよ~。今まで何に固執してたんだか。下の記事の時なんて、すごく大きな夕日を拝めました!
加えて先日、とってぃさんから、絶景ポイントを教えて貰いました!
水呑地蔵院
そんな場所あったっけ? 何回も登ったのに全然気づかなかったです。
約3kmの登りの、2/3登った辺りにありました。
いつもは駐車場を道なりに左にUターンしますが、右手に道がありました。
石碑をさらに奥に進みます。
大きな音を想像していたら、ものすごくやさしくて驚きました。
鐘つき棒が特殊なんです。シュロ(多分)の皮で覆われていて、それがクッション材になっていて、近くでも耳に辛くないし、穏やかに、長~く響きます。
ぼぉ~~~~~~~~~~~~~~ん
ちなみに、鐘つき棒って、「しゅもく」って言うんですね。
撞木、橦木、鐘木、色んな書き方があるけど、どれもしゅもく。
昔、しゅもくを作っていた町が、地名に残っています。
・京都府京都市伏見区撞木町
・愛知県名古屋市東区橦木町
・新潟県新潟市中央区鐘木
うっほぉー、絶景!
圧巻の大パノラマです。とってぃさんが「あれが淡路島だよ」って教えてくれました。そんな遠くまで見えるんだ!
ちなみにこっちが十三峠の頂上の景色。
より高い場所にあるのですが、目前の木々で遮られて、パノラマビューにはならず、ちょっと残念💦 知ってしまった以上は、水呑地蔵院が断然おススメです!
日没時や夜は、すごい景色が拝めそう❤(借り物画像ステキでしょ)
座る場所もあって、おむすびを食べてる人もいました。
こんな感じにぼぉーっと眺めるのもステキですね。
ただし!
夜は過去に事件も起きているらしいので、一人では行かないようにしましょう。
一段下に水汲み場があります。持ち帰れるけど、生で飲まないでねって書かれてます。冷たくて美味しいらしいですが、各自のご判断で😅
嵯峨天皇の時代、弘法大師がこの地を通りかかり、水不足に悩む人々の為に、杖で地を突くと、水が湧き出たそうです。水を汲みに訪れる人も多いとか。
水呑地蔵院へは、別にハイキングルートがあって、途中の休憩ポイントになってるみたいです。麓から30分らしいので、そっちも行ってみたいです。
この日はその後、十三峠まで登り、フラワーロード経由でのどか村、葡萄坂の変電所まで行って、下りました。いつものポーズ♬
とってぃさんとのライドは、坂なのに?楽しかったです。
坂って…坂だから…。どうしても、汗かいて息きらすのは避けられないと思ってたけど、とってぃさんは、軽いギアでゆっくり登ってて…驚いたことに、息もあがらず、汗も殆どかいていません。すごい。どうやって?
「これが僕の、一番楽に登れるペースで、走り方なんですよ」
そっか。だから坂も辛くないし、景色を楽しむ余裕があるんだ。怯むクライムが楽しいヒルクライムになったら、全部楽しい時間になるわけで。足付きなしで速く登るんじゃなく、いかに楽しく過ごすかって視点で、走り方を考えるのいいな。
とはいえ、坂って定期的に登らないと、登れなくなる気がして、半ば危機感で行くときもあります。そういう人も多いって聞きます。そんなとき、絶景のご褒美は有難いですよ~!