傍示峠を登りきった我らは、yoshiさんから次なるステージが提案された。
そ・れ・は・・・
北摂の坂をエッサッサと登るミッション。勝尾寺→マリアの泉→野間峠→妙見山
坂4つ、うげぇ~💦へろ~💦…と相当ビビりましたが、登坂の度にグルメと景観のご褒美あり、半日かけてゆっく~り、まった~り走るので、精神的にも肉体的にも負担の軽い、そして楽しい、贅沢なルートでした!yoshiさん気遣いありがとうです。
そしていつものように、登る前にyoshiさんからポイントを教えてもらいました。ホント、ありがてぇですョ。そちらも合わせて紹介します。
ちなみに、いつもの5人でケイデンスに集合。裏の公園でサンドイッチ食べてから、出発しました。ここでAtushiさんとお別れ。
勝尾寺(かつおじ)
ヒルクライムカタログより
■ポイント
スタートは西田橋交差点、ゴールは勝尾寺前の交差点(記念碑前)。
ヒルクライムの初級コースと言われ、坂はきつくないですが、距離が4.4kmと少し長いです。ただ、最後に坂がきつくなってゴールとなるので、その分のエネルギーを残しておきましょう。
個人的には、日陰がないのが地味に辛い。春~初秋の晴れた日、今回のように無風だと…暑いですゼェゼェ。逆に、寒い季節は気持ちいいと思います。
一人マイペースで走れば楽でしょうけど、グループライドって、みんなのペースに合わせようと自然に速くなるから、また顔真っ赤、汗ポタです。
そうそう!
よしまるは最近、スタート15分前にゼリー系ドリンクでエネチャージしています。吸収が早くて、走ってる時に速攻効いてる感があっておススメです。一人で走る時は、坂の1時間~1時間半前におむすびを食べるようにしてます。
ピーカンはうれしいけど、暑いょ。 エッサエッサ💦
でも、そんな辛さも、ゴールすると一変に気持ちよくなります。並んでパシャ!
ここでToshiさんとお別れ。ここからYoshiさん、やっぱりさんと3人で走ります。
マリアの泉
次は、マリアの泉までの登りです。勝尾寺の坂とはうって変わり、日陰あり、沢水あり、景色よしで、超~気持ちよかったです。坂なのに苦しくない!
こんな坂なら毎日走りたいや。でもそのためには、勝尾寺を登るんだよね…(-_-;)
頂上にはマリアの泉という水汲み場があって、ボトルに補充できます。
その上にはマリア像…ん?菩薩様にショールを被せた?和風マリア様がいました。
少し離れた所に「マリアの墓」と書かれた看板がありました。
後で調べたら、この辺りはかつて、キリシタン大名の高山右近の居城もあり(家康時代にマニラに追放)、隠れキリシタンが住んでいたそうです。マリアの墓は、最後の2夫婦の墓だって。いずれかの洗礼名がマリアだったのかもしれません。
先を案じて納豆控えめ
しばらく走って山口商店に到着。ここで納豆ごはん定食を食べました。
地元豊能町で育った大豆で作る、こだわりの納豆が食べ放題です。豆がもっちりして、食べ応えあります。
元を取らねば根性で、全4種類はノルマ…と、いつもなら思うよしまるは、大変な坂を2つ控えて、ここで胃袋をネバネバで満たす気になれません。3パックで完。大食漢のやっぱりさんも3パック… だよね、気持ちわかります。
実際走ってみて、たぶん正解でした。峠の前は腹八分目にしておこう。
苦しい野間峠
信号待ちで、yoshiさんが指をさしました。
「あの山が、今から登る妙見山ですよ」
「へぇー、そうなんだ。で?どの辺りまで登ります?」
「てっぺんです」
「・・・」
はぁぁー?
あんな高いとこまで登るの?二人がビビるのをよそに、yoshiさん涼しい顔。
妙見山に登る手前が野間峠、そこから更に100m上がった所が妙見山です。
「では、ここから登りますよ」サラーッ
野間峠
ヒルクライムカタログより
■ポイント
スタートは、府道4号線を北上し、野間中交差点を左折したところ、ゴールは、野間トンネル前です。
初盤は緩い坂ですが、徐々に道がクネクネ、坂がきつくなっていきます、斜度10%位。そこから更にきつくなり、ヒィィィー!と立ち漕ぎ。ふとGARMINを見ると瞬間斜度20%。もう降りたいーと心折れる寸前で「妙見荘」が見え、最後のひとふんばりをしてゴール、といった感じでしょうか。ヘロヘロ…
心臓がバックンバックンいいます。よしまるは、この日の坂で一番大変でした。
妙見山も行きましょう!
ここで、もう一回野間峠レベルに挑戦できそうかを自問自答しましょう。いけるとなれば妙見山へGO!ムリ~となれば、大ケヤキまで坂を下ればよしです。
もし、よしまるとやっぱりさんの二人だったら、迷うことなく妙見山スルー。でもこの日、yoshiさんに「行かない」の文字はなかった。。それを二人も感じていた。。
野間峠からのアクセスは、妙見山(北側)ルートとなります。
ヒルクライムカタログより
■ ポイント
スタートは妙見荘、ゴールは妙見山の駐車場前です。
クネクネ林道を走ります。日陰が多いのは有難いけど、平坦や下りはなく、常時10~13%を登り続けるのでしんどいです。斜度は瞬間的に16%になります。でも、このレベルの坂でアップダウンがあると、個人的にはもっと疲れるから、印象としては野間峠よりはマシな気がします。
中盤で斜度6%位になり、そこが束の間の休息ゾーン。そこから再び斜度が上ってゴール。なので余力を残しておきましょう。…って、そんな余裕あるかーい!
着いたー!ここまで来れたうれしさで、やっぱりさんとハイタッチ。
連れて来てくれたyoshiさんに感謝!yoshiさんの引力がなければ来れなかったョ。
せっかくなので、お寺の敷地を散策。そしてお約束のスウィーツです。
パッケージに惹かれて。
生地にもでっかく「もなか」。もなか主張するねぇ(笑)
低温殺菌牛乳で作ったアイスに、丹波産の黒豆がたっぷり入って美味し。疲れた体に沁みますなぁ。
山頂なので、当然ながらいい眺めです。清々しい風も感じて下さいまし!
野間の大ケヤキは今回も最高!
今度は妙見荘まで、今登ってきた道をダウンヒルです。クネクネ林道がスリル満点で超楽しいです。(対向車には注意!)yoshiさんとやっぱりさんが、すごいスピードで降りていきました。よしまるはあんなに速いと下腹がゾゾーっとします。
そこから更に、大ケヤキまでダウンヒル。こちらはゆったりして爽快です。
大ケヤキ君、また来たよ。今日もでっかいね!
ケヤキの切り株実寸大の中に寝転ぶとこんな感じ。大きいです!
なんか、蜘蛛の巣を張った女郎雲みたいな…(-_-;)
今日のお目当ては、土日だけ営業する「ありなし珈琲」の自家焙煎珈琲です。
ありなしコーヒーって…。よもや「今日はありなしのアリの方で」とか注文するのかと思ったらハズレ。この辺りの地名に由来しているのだとか。
ハンドドリップで丁寧に淹れてくれます。特にアイスコーヒー…淹れるのを見てるだけでヨダレ。濃く淹れた液体を何度も氷にくぐらせて…一杯を大切に扱う感じに、これ絶対美味しいって思いました。ホットも良かったけど、次はアイス飲もうと思います。
あれ?向こうの方に、巨大なカメラを持った人だかりが。
尋ねると、木の枝にコノハズクが寝ているんですって。樹齢1000年の大ケヤキにコノハズク…まさに夢のようなコラボですよ。でも、よしまるの肉眼では鳥の形しか見えず、立派な望遠レンズで撮影したのを見せてもらいました。
うわぁ、カワイイ~!
ネットで近いのを見つけたけど、これをもっとかわいくした感じです。まん丸の瞳も可愛いけど、寝顔はキュン死ものでした。
3人で大ケヤキを眺めながら美味しいコーヒー、贅沢なひとときでした。
大阪とは思えない景色
さて、帰りは大ケヤキの西側、府道604号に出て、川沿いを走りました。
ほぼ平坦なので、疲れた体には走りやすいです。
トンネルが数か所、車もそこそこ多いので注意ですが、スケールの大きな景色が最高!ここ大阪なの?和歌山では?と思うほど、非日常を味わえておススメです。
そこから猪名川CRに出て、おうちに帰りました。
達成感あり、景色、グルメ満載で、今日も楽しいライドでした!