日常生活で出る野菜くずなど、これまでゴミとして捨てていたものに意外な使い道があると知ったとき、よしまるはそれが宝物にみえてきます。そんな宝物を見つけるのが大好きです!
今回のクズ活は『にんにくの皮』です。
捨ててますよね、 捨ててますよね~?
それが今回の宝物です。もう捨てられませんよー。
再生野菜を始めて1年半経ちました。捨てていた野菜クズがもう一度野菜として育つことがわかったし、そこから種を取ってサイクルが回せることも知りました。さらに、家で出る生ゴミは、コンポストで堆肥化して使っています。
「野菜くず=生ゴミ」という自分の中の常識が間違っていたと分かると、もしや?ニンニクの皮も、まだ使い道があるんじゃないかって思えてきました。
玉ねぎの皮はお茶にするといいって言いますよね? だったらニンニクの皮は親戚みたいなもんでしょ?同じように使えるんじゃないでしょうか。
にんにくの皮の効能
韓国栄養学会誌によると、にんにくの皮は実よりも食物繊維が4倍、ポリフェノールは7倍も高く、活性酸素を除去する抗酸化力も1.5倍高いそうです。
また韓国食品保存流通学会の報告によると、にんにくの皮の抽出物は肺がん、胃がん、乳がん、肝がん、大腸がん等の様々ながん細胞に対する抑制効果があるそうです。
출처 : 아시아씨이뉴스(http://www.asiacenews.com)
実と比べて●倍というのがどれだけすごいのか、他の食品と比べてみました。
まず食物繊維。
実の方はそれほど食物繊維はありません。ですが皮には実の4倍の食物繊維があるのですよ。となると、ダントツ1位なのですよ!
引用:簡単!栄養&カロリー計算
続いて、ポリフェノール。
にんにくの実は100g中150mg含有していますが、皮はその7倍も含まれています。
ポリフェノールが多いので有名なコーヒーは、食品の中でもダントツなのですが、にんにくの皮はそのコーヒーの5倍もありました!どひゃぁ~
引用:ネスレアミューズ
健康野菜の王様と呼ばれる「にんにく」だけに、皮もすごい栄養ですね!
ポリフェノールを貪欲に手にしたい方は、黒にんにくの皮がおすすめです。生にんにくの皮よりもっとポリフェノール値が高いです。
いやぁ~、想像以上に栄養価高いです。
これを胃袋に入れずにどうするっ!と思いましたね。
皮の栄養を摂取する方法
さきほどの韓国にんにく研究所の記事で、玉ねぎの皮同様、お茶にするのがよいと紹介されていました。
にんにくの皮を炒めて、紛にして、沸騰したお湯を注ぐだけです。
好みで柿の葉や甘草を入れると、にんにく特有の辛味を抑えられるそうです。
じつは、玉ねぎやにんにくの皮はコンポストで堆肥化し辛い(時間がかかる)ので、粉にして摂取できるのは好都合です。
にんにく風味があるなら、スープにしても良さそうです。
にんにくの皮茶を試してみました
■ にんにくの皮茶の作り方です。
①にんにくを皮ごと洗って乾かす
②皮をむいたら乾かす。
③電子レンジでチンして加熱する(600W1分) ←「炒める」をこれで代用
④ミルで粉にして、熱湯をかけて飲む
というわけで、皮が大量にいるのですよ!
ちまちま食べながら貯めてもよかったのですが、よしまるは毎年この時期、にんにくを大量にゲットして1年間使い倒すサイクルにしてまして、今回は鹿児島の農家さんからキズモノを購入しております!
ここで登場、ザ・大量に皮を剥く方法!瓶ににんにくを入れて蓋をします。
はじめはこんな感じ。30秒間シャカシャカ振ると、、、
皮がかなり剥がれてますね。残りも手で揉むと簡単に剥がれます。
それでも剥がれないものは、次の便でもう一度シャカシャカします。
皮と実を分離できました。
皮をレンジで加熱。香ばしいにんにくの香り… 一気に期待度があがります。
ミルサーで粉にします。
パーツを替えてさらに細かく!
できました!
さっそく試飲してみます。
色は薄い肌色ってところです。粉小さじ1/3位をカップに入れてみました。
うん、飲めます。
にんにくがさほど主張してこないのがいい。癖のない「やさしいにんにく」という表現がぴったりです。
というかこれ、色んなスープに入れたら相当美味しくなると思います。それで栄養価も高いとは!まさに万能粉…。思わぬ拾い物をした気分です。
もし使えなかったらコンポストで堆肥化すればいいや。くらいに考えていましたが杞憂でした。これからは全て胃袋行きが決定しました。