紀伊勝浦「桂城」で、天然まぐろと心遣いをいただきました!

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4連休はロードバイクで熊野を走りました。

 

そして初日は、紀伊勝浦「桂城」さんで、まぐろ料理をいただきました!

 

勝浦のマグロってこんなに素晴しい!

桂城さんレポートの前に、この地の素晴しさを紹介させてもらいヤス!

 

延縄漁法でその場で血抜きされている

勝浦漁港は、延縄(はえなわ)漁法によるまぐろの水揚げ日本一です。

なんと!全長150kmもある一本の長縄に、約3000本の釣針の付いた枝縄を垂らして、大型のまぐろを少しずつ獲るという、自然と共存するやさしい漁法です。

 

江戸時代に開発されたといいますが、当時これだけの縄を用意するのがどれほど大変だったか。それを海に垂らすのも、超重いマグロごと船に引き揚げるのも、イヤハヤ💦 想像を絶する重労働ですよね。機械化された今だって相当だと思いますよ。

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マグロは生きたまま船に乗せられ、その場で漁師さんが1本ずつ素早く血抜きした、超~新鮮なもの。命をいただくならできるだけ美味しく。漁師さんの手間と、ご当地の料理人のおかげで味わえる新鮮なマグロは、身がもちもちして、水っぽくなく、特に11月からは脂の甘味と旨味があるそうです。いい時期に食べれたよしまるは幸せ者です❤

 

マグピクの町

何それ?初めて聞きますよね。この町にはまぐろの無人販売所が何か所もあって、買ったマグロを美味しく感じるおススメスポットがいくつも用意されています。マグロピクニック、略してマグピク。ステキじゃないですかっ。

 

桂城さんでマグロを堪能!

美味しいマグロ料理を出す料理店もたくさん。くろしおで同席した人や宿泊先のおススメで、桂城、竹原、いちりん、bodai、まぐろ三昧… など紹介してもらいましたが、紀伊勝浦駅に遅い時間に着いたので、運よく開いていた「桂城」さんにおじゃましました。どうやらよしまるが最後のお客っぽい。助かったぁ~(夜8時には閉店する店が多いから気を付けてネ)

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こぢんまりした店内、よしまるは板さんと向き合う形でカウンターにどっこいしょ。メニューはどれも気になるけど、イチオシと書かれた「まぐろ定食」を注文しました。

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熱々のマグロのカツ、お刺身はとろけて美味~❤、鉄板焼きも柔らかくて美味しかったです。鉄板焼きのマグロは、しっかり火を通す方が柔らかくなるのでおすすめです。

 

1,600円でこの内容とボリュームとはコスパ良すぎ!  とにかく食べきれない程の量。。ごめんなさい💦残しそう…。

 

と思ったその時、おかみさんが「板さんのサービスです♪」と運んでくれた大きな塊…!写真で伝えられない脂の乗った姿…。 後で知ったのですが、蝶ネクタイと呼ばれる希少部位だそうです。

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夜9時を過ぎて、よしまるが最後の客。長時間の立ち仕事を終えて早くお店を閉めたいだろうに… それなのに。なんとも気持ちがうれしいです。

 

でも胃袋は既に限界…。図々しいのを承知で、明日のご飯用にお持ち帰りしたいと頼みました。すると快く受けてくれた上に、おかみさんが梅干し入りのおにぎりも作ってくれました。袋にお箸とおしぼりも入れて…「明日の自転車旅は大変でしょう」って。

!!!!!

 

ネットの口コミでは接客に難あり、などありましたがとんでもないです。優しい心遣いと笑顔のステキなおかみさんでした。

 

よしまるも何かで気持ちを返したい。お造りならまだ入りそう、と「本日のおススメ」から、ここでしか食べられないものってありますか? と聞くと、「それなら!」と板さんが出してくれたのが マグロの心臓

 

これまた凄い量!白い方なんて器からはみ出してるし。一人旅のショボい胃袋が恨めしいです…。でも、量もさることながら、なんて新鮮な色だろう、思わずヒョォ~っと声を上げてしまいました。

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赤い方は生姜醤油で。臭みが全く感じられず、スルッと入りました。

白い方は左右の心臓をつなぐチューブの部位だそうで、柔らかいゴムのような食感で、辛子酢味噌がもの凄ーく合いました。

 

これでもか、というほど食べさせてくれた桂城さん、ありがとうございました!

次回は複数人で行って、もっと色んなメニューを食べたいです。